韓国のチプトゥリ(韓国の引越し祝い)へGO!

韓国の新婚さん夫婦の愛の巣へお邪魔するの巻

こんにちは、ソウルナビです。今日は、ソウルに住んでいると何回か招待されるというチプトゥリ(韓国の引越し祝い)へ行ってみました!ナビがソウルへ来た時、お部屋を借りて荷物を入れてから手伝ってくれた韓国のお友達と中華料理を注文して食べたけど、今考えるとアレがチプトゥリだったかな?!(悲)(ちなみに、引越し祝いでこんな生活用品セットいただきました)今度は初めてチプトゥリに招待されたので、本当のチプトゥリとはどんな感じかじっくり見てきましたよぉ~!!
韓国のチプトゥリとは
新婚や引越しで新居に移ったときなどに、「私たちはこんな家で生活しますよ」と皆さんに披露する会のこと。新婚となれば必ずといっていいぐらいまわりから催促され、やらないわけにはいかないほど重要な行事だそうです。招待された方はお祝いとして、生活用品やお祝いのお金を持って行きます!!そして韓国の新婚さんは結婚して最初の何ヶ月かはこのチプトゥリに追われるそうです。催促までするなんて、やっぱり、新婚さんの愛の巣って、誰でも気になるものなのね?!
ご夫婦紹介
さて、今回招待してくださって方はこちら!韓国の某製薬会社に勤務のキム・ソッキさんとその奥様。昨年(2001年)11月に結婚したばかりという新婚ホヤホヤのご夫婦です。今回のチプトゥリは、キムさんの働く営業部の同僚の方たちを招待したとのこと。キムさんも優しそうだし、奥様も明るくてカワイイ方。お二人が本当に幸せそうでナビもこんな結婚生活を送りたいわぁ~!なーんて、うらやましい限り。ファイティング!!
愛の巣訪問
キムさんの同僚の方と一緒に愛の巣へ訪問。ピンポーン!!すると、中から奥様の声がして出迎えてくれました。ドアが開くと、そこからは韓国式っていうか、みんな遠慮もせずにドカドカと中へ入って行くんですねぇ~。遠慮してしまったナビは入り遅れて一番最後。「こんなに来るとは思わなかったぁ~」とエプロン姿の奥様かなり動揺。そう、同僚の方それぞれが奥さんや彼女を同伴したからだそうです。先輩の命令には逆らえない韓国社会、実は彼女を同伴すれば早く帰れる!というねらいが後輩の間にはあるそうです。
お祝いの品贈呈!!
まずは、キムさんの先輩が代表してお祝いのお金と生活用品を奥様へ贈呈!!いやぁ、奥様マジで喜んでいます。生活用品は洗剤セット!デパートなんかではチプトゥリセットとして洗剤のセットも置いています!なぜ洗剤セットかって?!チプトゥリの贈り物にはそれぞれ意味があり、例えば代表的な洗剤で言えば、泡がどんどん増える=お金がどんどん増えるという意味がこもっているそうです。(ちなみに永~く住むように!という意をこめて、トイレットペーパーも送ります。)
さっそくお食事
テーブルの上には既にご馳走がズラズラ~!!奥様は裏方に徹し準備で大忙し!キムさんも快くお手伝い。韓国男性ってまったく家事をしないイメージだけど、最近はそうでもないんだなぁ~。ビールと焼酎で乾杯!!料理ももちろんすべて手作り。韓国の奥さんは大変っ!!チプトゥリだって何回もしなくちゃダメだろうし、そのたびにこんなに作るなんて、考えただけで結婚も引越しも秘密にしたいよねぇ~って、ナビは韓国で奥さんになる資格ゼロです。。。
お部屋拝見!
もちろん、お部屋内はサイトで非公開よね!でも、そうそう、新婚と言ったらやっぱりカーテンでしょう!カーテンもかわいいでしょ?!新婚の雰囲気たっぷりだもの!!お部屋全体は白を基調として、明るくて清潔なイメージ。
食後のデザート
食後のデザートには韓国の伝統的なお菓子登場!!デザート食べながら、一緒に来た奥さん同士がだんな様の家での秘密をばらしたりしていて、もう大盛り上がり!!また、最近韓国で大人気のテレビ時代劇にみんな夢中です!!
終了の雰囲気
結局、11時過ぎ頃までお食事とお話をしていると、だんな様が時計をチラチラ。。。「何?早く帰れってこと?!」と終了ムードに。。。本当のチプトゥリとは、このあと明け方まで花札にカードゲームをするのですが、平日に行われた今回のチプトゥリ。キムさんの奥様も働いてるので、明け方までお客様のおもてなしできないですよね。最近は現代風に簡単な行事に変わってきているのかもしれません。今日は本当にご馳走さまでした。お見送りする奥様もほっと一息!
それにしても、本当にキムさんは奥様をよくお手伝いして仲が良さそう!!それを奥様に伝えると「そんなことないわよ、あとでケンカするのも見て行ってね!」と冗談交じりでおっっしゃっていました。韓国の男性は結婚すると変わるって言うけれど、本当にいつまでもお幸せに~!!以上、幸せな結婚生活を夢見るソウルナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2002-03-07

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