富川ルミナリエに行ってきました！

こんにちはマダムNOAです。NOAのロマンティックな秋シリーズはまだまだ続きますよ。今回、韓国で初めてのリミナリエ、｢富川ルミナリエ｣に行ってきたのでレポートしますね。ルミナリエはご存知の方も多いと思うんですが、日本では最初に神戸、続いて東京の丸の内で開催されるようになった光のイベントのこと。現在はイタリア、スペイン、アメリカ、ドイツ、フランス、日本などで開催されるようになっています。

｢ルミナリエ｣はイタリア語で｢電飾｣を意味する古語に由来する言葉なんですって。１６世紀後半、南部イタリアで｢聖人を奉る儀式｣として始まったイベントです。電気の発明とともにさらにに華麗なフェスティバルとして知られるようになりました。そんなイタリアの芸術精神が込められた光の祝祭｢ルミナリエ｣がとうとう韓国にも初上陸したんです。

韓国で最大手の広告代理店に第一企画という会社があるんですが、そこの社員が1９９８年に日本の神戸で行われていたルミナリエに行ってとても感動し、是非とも韓国でもこれをやりたいと思い、今回のイベント開催にまでこぎつけたんですって。さすが韓国の方の情熱はスゴいですよね。これからもそんな情熱でいろいろな楽しいものが韓国にもたくさん入ってくるといいなって思います。

さて、今回このイベントはソウル近郊にある富川（プチョン）市にある上洞（サンドン）湖水公園というところで行われました。ＮＯＡは神戸のルミナリエは行ったことがなく、丸の内のルミナリエも例年ものすごくたくさんの人々が訪れるのでゆっくり見られないんですよね。道にアーケード状に飾ってあってそこをくぐるような感じで見るのですが、写真をとろうと思ってもなんだか人の頭がたくさん写ったりしてなんだか変テコになっちゃいます！だから日本ではルミナリエをロマンティックに堪能したことってありませんでした。
でも韓国のルミナリエは違ったんです。ロマンティックにゆっくり楽しめたんですよ！
今回開催されたのは湖が真ん中にある公園だったんです。とっても広い５万４千坪もある公園の湖の周囲に３ケ所に分けて大きな電飾が飾られました。だから各電飾の光は湖の水に映ってロマンティック効果バッチリでしたよ。

ルネッサンッス様式の構造物に華やかな現代的な照明芸術をマッチさせた今回のルミナリエは｢桃の花セレナーデ｣｢ルネッサンスの光｣｢光の湖水｣｢平和の祈願｣などの４つのテーマから構成されていました。大型構造物は３ケ所と４０余りの小型構造物が見事なバランスで飾られていました。

大きな建造物は｢Galleria｣｢Spalliera｣｢Facade｣の３つ。｢Galleria｣は直線の道に１０～２０ｍ間隔でアーチが設置されていて構造物に照明が灯って光のトンネルのような感じになったものです。

｢Spalliera｣は平面に製作された構造物で円形などの多様なデザインで表現されたもの。

｢Facade｣は｢Galleria｣の入口に設置された今回のイベントの代表的な構造物で、高さは２０～２５ｍもあります。

今回のルミナリエは日本と違って有料のイベントでした。入場料は8,000ウォン、富川市民は優待料金の5,000ウォン。有料イベントだけあって、ルミナリエのほかにもお楽しみがたくさんありました。花火や広報大使である｢ユーラシアフィルハーモニーオーケストラ｣のクラシックコンサート、韓国人歌手の歌謡コンサート、ロシアとエクアドルからの伝統公演団のショー、楽団のパレードなどなど毎日いろんなイベントが行われた模様。NOAが行ったこの日もパレードを見ることができました。また公園内にはおでんやチキンやとうもろこしなどいろんな食べ物の屋台が出ていてなんだか縁日気分も味わえましたよ。ＮＯＡは日本のたこ焼きととうもろこし焼きを買ってすっかり日本のお祭り気分になりました！

ＮＯＡは主人と平日の夜にドライブがてらのお散歩に立ち寄ったんですが、カップルや家族連れが夕食のあとに繰り出してきていてのんびりムードでした。この日は写真もゆったり撮影できてロマンティックなお散歩ができてとっても満足でした。

でも今回のイベントは期間限定のため、残念ながらこのイベントはすでに終了。でもきっとまた来年行われるかもしれないので、来年は是非皆さんもソウルから足を伸ばして行ってみてはいかがですか？韓国でのルミナリエ、秋はぴったりのシーズンかもしれないですね。


イベント名：富川ルミナリエ
期間：２００３年１０月１日～２０日
時間：毎日１８：００～２３：００
場所：富川市サンドン湖水公園
ホームページ：www.luminarie.co.kr
交通：地下鉄１号線ソンネ（松内）駅北部広場前からシャトルバス運行
ＴＥＬ：02-2264-8078