ソウル駅のすぐ東側に位置する厚岩洞は、住宅街と商業地からなるエリア。エリアの東側は南山の山裾になっていて、急勾配の斜面に住宅地びっしりと広がっています。厚岩洞の中心には厚岩市場があり、夕方になると買い物に訪れる周辺の住民で活気があります。また2017年に大部分が、平澤(ピョンテク)に移転してしまいましたが、今でも米軍基地があるため、多くの外国人が暮らしています。 また、この厚岩洞は日本の統治時代には日本人が多く住んだ地域で、数多くの日本風の建物が残る地域でもあります。南山の眺望権の問題から高い建物の建設が制限されているため、いわゆるソウルの昔ながら風景が残っています。最近では古い建物を改装したショップも見られるようになりました。歴史的にも外国人が多い地域であることから住民も外国人に慣れていて、観光客でも特に気にかけられることもないので気楽に街歩きを楽しめます。