ヒ~、ヒ~、ファイヤー!1度食べるとクセになる、“プル(火)”が燃えるような辛さと刺激があなたを待っているぅ!
こんにちは!ソウルナビです。最近韓国では刺激的な激辛料理が流行っているんです。これは不景気や暑さからくるモヤモヤ&ストレスをしびれるような辛さで吹っ飛ばせ~!という国民心理が働いている、とも言われていますが、レストランの新メニューに激辛メニュー加わると売上がぐぐ~んと伸びるといわれ、新しくオープンした激辛料理専門店が人気急上昇など、今ソウルでは激辛料理が人々のハートをがっちり掴んでいるのです。実際、ソウルの街を歩いていると火を噴くような辛さをイメージする「プル(火)」や、漢字がそのまま辛いイメージが湧いてしまう「シン(辛)」の文字が付く看板がほんとに増えてきました。そこで激辛料理大好きのナビが"韓国激辛料理特集パート2"と題して、しびれるような地元で話題になっている激辛料理店をご紹介したいと思います。
1.プルタッ(赤い唐辛子ソースの激辛直火焼きチキン)代表店「ホンチョプルタッ(紅草火鶏)」
エリア:梨泰院※閉店*明洞、新村、弘大など支店が多数あり
「ホンチョプルタッ」の「ホンチョ」を漢字で書くと「紅草」=赤い唐辛子。つまり、お店の名前はこの"赤い唐辛子のソースをぬって火(プル)で焼いた鶏(タッ)という意味。鶏は、お店独自の方法で蒸した後に直火で焼き上げる香ばしさがポイント。余分な脂を落としても、適度な水分と肉のうまみが逃げずにそのまま残っているのでジューシー。そしてそして、真っ赤な辛~いソースがポイント中のポイント!こちらのお店では、普通の唐辛子とは違い、チョンヤンコチュといい韓国一辛いといわれている唐辛子を使用しているからソースも激辛!メニューは、プルタッ(直火焼き激辛チキン)、タッコチ(激辛焼き鳥)、トッポッキ(お餅の激辛ソース煮)、タッパル(激辛ソースの鶏足)などあり。
激辛度★★★☆☆(プルタッのみ:プルダッとビールだけだったら、激辛好きの方にはちょうどいいかもしれません。)
激辛度★★★★☆(タッパル:プルタッ、タッコチを食べてからタッパルを食べたら、異様な汗と共に涙が、、、目をうるうるさせながら食べた1品)
値段:プルタッ(火鶏):12,000ウォン/
場所(梨泰院店):地下鉄6号線イテウォン(梨泰院・Itaewon・630)駅4番出口を出てすぐ。左の入口を上がって2階。
他、明洞店、鍾路店など多数。
2.激辛トッポッキ
代表店:「シントッ(辛トッ:辛い餅)」 ※閉店
エリア:新村・梨大
「シントッ」はソウルの学生街、国鉄新村駅付近にあるこじんまりとしたお店。全体レ~ッドで辛さをアピールしている看板。こちらは「激辛トッポッキ」を食べられるということで。オープンしてからもたくさんのメディアに取り上げられたお店。ナビも前から気になっていて、やっと先日食べてきましたが、激辛、まさにその通り。釜山ナビのさっちゃんさんが挑戦した、釜山一辛いといわれるトッポッキ、「ソムンナントッポッキ」とどっちが辛いのか??気になるところですが、ここのも甘さもほんの少しありますが、口の中がしびれる系。チョンヤンコチュ(韓国一辛いといわれる唐辛子)を使用し、さらに黒コショウもふんだんに使っていて、普段屋台などで食べているトッポッキとはとっても違う独特な味と香り、そして辛さ&スパイシー。お餅にソースをたっぷりかけて口に入れると、さらに辛さがアップ。途中、辛さを和らげるためにチュモッパッ(おにぎり)を注文して一緒に食べましたが、一時的に辛さが収まるのみ。これは激辛の中でも直球タイプ。じわじわ食べているうちに辛くなってくる「辛さ」ではなく、初めから辛みがバンバン攻撃してくる激辛系。
激辛度:★★★★☆
値段:シントッ(1,500ウォン)/チュモッパッ(1,000ウォン)
場所:地下鉄2号線イデ(梨大・Ehwa womans Univ.)駅1番出口を出てまっすぐ行き、大きな十字路に出たら横断歩道を渡り、(ミラボホテルの手前)すぐ右に曲がります。まっすぐ下って新村汽車駅の前の通りに出たら、道なりに左に曲がります。30mほど進むと左側にあります。徒歩約10分。
3.激辛鍋焼きラーメン
代表店:「ファントグン・トダムミョン・オダリ」※閉店
エリア:明洞
ソルルン(宣陵)に本店、全国に約13店舗の支店を持つラーメン専門店で、テレビ、雑誌、新聞など、たくさんの地元&海外メディアに紹介された話題のお店。大部分の韓国のラーメン屋さんと同じく、ここも麺はインスタントながらスープはお店のオリジナル。中でも激辛メニューは、普通の辛さでは満足できない人のために登場した、「アジュメウンネンビコンミョン(激辛鍋焼きラーメン)」。食べ始めから口、喉、食道までのラーメンの通り道が、あっという間に燃えてきます。 熱さと辛さで夢中になって食べると汗などと一緒に体内の熱が外へ排出され、妙にすっきり。
値段:アジュメウンネンビコンミョン(3,200ウォン)/ネンビコンミョン:2.800ウォン/その他、ビビンパッなどの食事メニュー、ケランマリ(卵焼き)などのお酒のおつまみもあり。
激辛度:★★★★☆
場所(明洞店):地下鉄4号線ミョンドン(明洞・Myeong-dong・424)駅9番出口を出て、1本目の角(明洞汗蒸幕)を右に曲がり、つきあたりにあります。徒歩約3分。
4:激辛冷麺
代表店:「ヘジュネンミョン」
エリア:蚕室・ロッテワールド
江南は2号線シンチョン(新川)駅から徒歩3分のところにある老舗冷麺専門店。メニューもムルネンミョン(水冷麺)とビビンネンミョン(ビビン冷麺)の2つのみで、冷麺一杯3,000ウォンという値段を約10年も維持している人気のお店。特にビビンネンミョンは激辛ファンにはたまらない真っ赤な辛~いソースがかかっていて、1口、2口めまではまだ甘さが強く感じられるが食べ進むうちにどんどん辛さが増してくるじわ辛タイプ。麺は食べやすい細めん。ランチタイムのお昼12時を5分も過ぎるとあっという間に行列ができる地元で人気の冷麺屋さん。
値段:3,000ウォン
激辛度:★★★★☆
場所:地下鉄2号線シンチョン(新川・Sincheon・217)駅4番出口から出て、KFC(ケンタッキーフライドチキン)とマクドナルドの角を左に入り、1本目を左に曲がり、50mほど進むと右側にあります。徒歩3分。
~おまけ~
最近ファーストフードにもスパイシーメニューが続々登場!
「バーガーキング」"テクスマックスワッパー"
テレビのCMをみて一度食べてみたいと思っていたバーガーキングの"テクスマックスワッパー"。CMではシンクロ選手がこのバーガーをひと口食べた後にプールに飛び込み、水面に浮き上がった途端に口から火を噴く、そんな激辛ぶりを強調したCM。これはハンバーガーにしては辛さが強いんではと期待をもってさっそくお店へ。まず、包装紙がいつもよりカラフル。中を開くといつもよりサイズがビック!なアメリカンサイズ。最初はまったく辛さを感じないけれど、中の方に行くにつれマスタードやチリソースの味がちょいピリッ。激辛ナビとしてはまったく期待はずれだったけど、ハンバーガーとしてはおいしかったです。でも、食べる時の注意点として、ソースがたっぷり入っているので、普通にもって食べていると下にレタスやらマヨネーズやらがボタボタと。。。落ちます。
激辛度★☆☆☆☆(★1つ分あるかなぁ。。。)
「ロッテリア」”プルタヌン オジンオバーガー(火燃えるイカバーガー)”
ロッテリアのお店の前を通ると、燃えるような辛さを連想させる"メウンオジンオブルバーガー"のポスター。さっそく食べてみると、オジンオの食感がそのまま味わえるパテのフライに、おたふくソースのような辛めのソースとマヨネーズなどがかかっていて、期待以上にピリカラ。これはほんとにぴりぴりきます。
激辛度★★☆☆☆(★一つ半ぐらい)
いかがでしたか?激辛好きな方、ソウルに来たらいろんな本場の激辛料理、挑戦してみて下さいね。遅い朝食、あるいはランチや間食に、ちょっと胃がびっくりしちゃうかもしれないけれど、1番手頃で行きやすい「辛いバーガー」、お昼にひ~んやり冷たい韓国式水冷麺とは違う、じんわりホットな「ビビン冷麺」、エネルギッシュなソウル夜に合わせて、「プルタッ(火鶏)」と一緒にビールで一杯。ヒーヒーファイヤー、口からは火が、額からは汗が、そして目から鼻からは○ 水が出てくるかも。以上、激辛好きのソウルナビでした。
その他情報
*「シントッ」は閉店しました。<2007.7.12>
*「ファントグン・トダムミョン・オダリ」明洞店は閉店しました。<2010.10.29>
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2004-08-17