釜山で再現!済州島のアワビがゆ!
アンニョンハセヨ、プサンナビです。プサンナビ通の方なら一度は『済州家(チェジュカ)』に足を運んだことがあるんではないでしょうか?今日は、その皆さんによく知られている済州家を再取材してきました。済州家といえば、やはり『アワビ粥』と『うにスープ』という海の幸2大スターを食せる釜山でも数の少ないお店のひとつ。それに加えて、こちらの済州家は済州島から空輸でネタを仕入れているほどのこだわりようなので、釜山にいて本場済州島の海を感じられちゃうんです!!
お店は地下鉄ナンポドン(南浦洞・Nampodong)駅から徒歩5分圏内の場所にあります。お店の入り口には新鮮なアワビがたくさん入った水槽があるのですぐ分かるでしょう。中はこじんまりしていますが、明るい色を基調に作られているので、清潔感を感じながら、食事ができるようになっています。日本語のメニューが壁に大きく張ってあるので、それを見てお店の人に注文しましょう。お店の方は注文程度の日本語を話すことができるので、心配はいりません。また、壁にはここを訪れた日本人観光客の皆さんからここでの食事のお礼を綴るお手紙などがはってあって、本当に観光客の皆さんが満足して食事をしていったことを垣間見ることができますよ。
済州家名物アワビ粥この緑色と黄色が混ざったような色をしているのが、名物アワビ粥。お店の方のお話では、この色においしさの秘密があるんだそうです。その秘密はアワビ粥の調理方法。新鮮なアワビの内臓をミキサーにかけ、お米とごま油を一緒に煮て作るんだそう。その内臓の色が直接粥に出ているのでこんな不思議な色をしていると言うことでした。そのおいしさの鍵となる内臓は、きれいな済州島の海で育ちながら食べたミネラルたっぷりの海藻をたくさん含んでいるので、調味料など一切使わなくてもコクのある深いお粥に仕上がるんだとか。お粥の上にはしっかりアワビがのっているので、こちらも楽しめますねぇ。
問題のお味ですが、ごま油の香りと海の香りが微妙に混じり合って食欲を誘ってくれます。違和感のない味で、飽きずに食べれるお粥に感じました。濃いめの味が好きな方には、お粥の上に韓国海苔をまぶしてみると香ばしい風味が楽しめますよ。アワビ自体も特有のコリコリした触感ではなく、やわらかく優しい食感になっています。写真はあわび粥小です。
うにスープ定食厨房の中からお店の方が持ってきてくれた瞬間に、ナビの周りには一瞬済州島の海が見えた気がするくらい磯の香りがするうにスープ定食。本当にこの香りだけでも楽しめちゃうほどナビは感動。スープはシンプルにウニと栄養たっぷりのわかめが入っているんですが、味が深い!!贅沢なうにがたくさん入っているのに、ナビは庶民的に海の岩場でとったうににかぶりついたような感覚でスープを頂いちゃいました。それほどまでにたくさんのうにがスープの中には入っているってことですよ~。いやー本当、まさに自然の味でした。
アマダイ塩焼き定食こちらも済州島から空輸で届くアマダイを使った定食。日本では長崎県が有名で、長崎と済州島は近いので、済州島産もかなりの味が期待できそう!特に冬場は脂が最ものる時期だそうで、冬のアマダイをぜひご賞味くださいとのことでした。
生でいただく極上アワビお店の入り口にある水槽には生きている新鮮なアワビがたくさんあります。お客さんから注文がくるとその場で水槽からとり、裁くんだそうです。写真のアワビは中サイズ。ぴかぴか光っていて新鮮さが伝わってきますねぇ~。
お刺身になって出てくると、さすがにコリコリ感が口の中によみがえり、今すぐに箸をだしたい衝動に駆られちゃいました。(-_-;) 旨みが凝縮している内臓部分もお刺身で召し上がれ!
手作りキムチの販売もしますよ~
お店でおかずとして出されるキムチがお客さんの間で評判になり、1キロ10,000ウォンで販売を始めたそうです。その評判となったキムチは15種類からなる材料から作っているそうなんで、作り方は企業秘密なんだとか。そんなお店手作りのキムチは日本までの間、汁が漏れてきたり、においが出たりしないように、キムチ専用の箱に入っているそうなので、お土産に持ち帰るのに最適ですね!!
釜山にお店をオープンしたのは2001年11月。その前は、お店の名前にあるように済州島で海女さんの食堂をやっていたんだとか。もちろん、こちらのお店で食べられるメニューも本場済州島の海女さんたちが好んで食べている食事なんだそうです。海女さんをも唸らす味が釜山で食べられるなんてなんだか幸せですね!!以上、プサンナビがお伝えしました。
済州家はプサンナビガイドマップ取扱店空港や港でゲットできなかった方も済州家に行けばガイドマップがおいてあります。
※ガイドマップの取り扱いは終了しました。