韓国人も認める釜山一のおでん屋、みなみ!!
アニョンハセヨ、プサンナビです。 最近、釜山もめっきり寒くなり、もう冬は目の前といった感じの今日この頃。 この季節になると屋台おでんの湯気に惹かれて、足が勝手に屋台へ向かってしまうナビですが、、やはり、韓国式おでん(薩摩揚げの薄いもの)だけでは物足りなく、ときどき日本のあの昆布だしでグツグツ煮込んだ卵ややわらかい大根が恋しくなっちゃいます。そんな話を何人かの韓国人の友達に話したところ、海雲台にあるおでんみなみという名が友人の口から揃ってでたんです! そんな話を聞いたら、早速行かないと気が済まないナビ! 半信半疑で行ったものの、いやー本当に日本の味でした!!それでは、見ていきましょう!
日本料理に魅せられ日本留学!?
お店に着くと、まず、ひっそりとした赤ちょうちんの光で出迎えてもらえます。これだけでも、もう満足してしまったナビですが、中に入って見ると、なんとおでんが煮てあるまわりにカウンターがあり、中の雰囲気も、裸電球の演出により、今では、もう日本でもなかなか見られなくなってしまった昔の居酒屋風景がここ、釜山に再現されていました!! そこに、日本の作務衣を来た社長さんが登場!! 流暢な関西弁を使いながら、ナビにお店の話を語ってくれました。 日本のラーメンに魅せられ、日本へ料理留学をしに行った社長さん。最初の2年間、大阪みなみにある豚骨ラーメン屋さんで修行をしつつ、日本語を勉強していたそうで、そのときのお店の名前が、今のおでんみなみの由来だとか。そう、皆さんも疑問ですよね? なぜ、ラーメンではなくおでん屋になってしまったのか? 社長さんにお尋ねしたところ、韓国では、生麺がなく、ラーメンといえば乾麺、ということで日本の豚骨ラーメンを再現するのは難しく、断念するしかなかったんだとか。 その後は、朝は大阪の魚市場で、夜はバーラウンジで4年間働き、日本料理を勉強しつつ、日本文化に魅了されて、おでんみなみを始めたということです。その間に、日本でふぐの調理師免許まで取得されたんだとか。本当にお見事です!!
おでん、すし、お好み焼きなどメニューも豊富!
お店の看板商品のおでん以外にも、お好み焼きや焼き鳥などなど、日本の居酒屋に欠かせないメニューがしっかり揃っているみなみ。そして、なんといっても、日本酒の熱燗もみなみではいただけるんです。そう、熱燗でチョビチョビ飲みながら、焼き鳥をつつくという、なんとも粋な飲み方がここではできてしまうんです。ナビ、感激!!! さて、味の方ですが、おでんは、時間をかけて煮込んでいる割には、さっぱり昆布ダシの関西風で、なんとも悦な味!! お好み焼きも、上にはしっかり日本の鰹節がドーンとのっていて、ボリューム満点。どれも、日本の居酒屋で食べる味に引けをとらず合格点。月に一度は、社長さん自ら、日本へ材料の調達に行っているので、リアルな日本の味を伝えることができるんだそうです。
本店をオープンして4年たった今では、週末になるとお店にある130の席が満席になるほどの人気ぶりで、ここ海雲台以外にも、釜山には全部で4店舗、ソウル、大邸、蔚山にも1店舗ずつお店があるそうです。日本料理や日本の雰囲気のお店が、韓国人にこんんなに受け入れてもらえることが、ナビは、驚きでもあり、うれしく感じました。社長さんの人柄や日本を心から愛しているという気持ちがお客さんを呼び込んでいるんでしょうね。 ある意味、みなみは、日本と韓国の交流のきっかけに大きく貢献しているのかもしれません。 以上、プサンナビがお伝えしました。