三代ポックッ

サンデポックッ삼대복국

閉店・移転、情報の修正などの報告

60年の伝統を受け継ぐ味

アンニョンハセヨ、プサンナビです。今日、皆さんにご紹介するのはフグ!と言ってもふぐ刺しなどの高級なものではなく、釜山の庶民の方達に親しまれているポックッ(ふぐチリ)のお店です。しかも今日のお店はポックッのお店を始めて60年という伝統のお店。地元の方達に長い間、愛され続けてきた味の秘密を探りに行って参りましたぁ。
3代目、60年の伝統店
お店は釜山の交通の中枢、釜山駅から徒歩で5分の場所にあり、プサンナビで人気のコモドホテルへ続く坂道の入り口に位置しています。お店に看板をかかげて60年というこちらの三代ポックッさん。現在女将を務める3代目のおばあさんがお店に看板を始めたのが最初だったんだとか。お店が代々受け継がれていくことが少ない韓国の食堂事情の中では3代も続くという大変めずらしい三代ポックッさんですが、その60年間のれんを守り続けてきた秘訣などを3代目女将さんに伺ってみました。60年続けてきたとありますが、本当は1代目がお店をかかげたのは80年くらい前になるんだとお話してくれた女将さん。60年というのはこの場所に移ってきてからの年月で、1代目は最初、港周辺で屋台一つのお店をされていたんだとか。屋台でお店をやっていた頃は日帝時代ということもあり、港を行き来する日本人のお客さんがずいぶん多かったんだよと優しくお話してくださる女将さん。それから、こちらの場所に移って来てからは、屋台当時からのお客さんや釜山駅周辺で働く人たちで賑わい、現在もそのまま昔の味わいを残す名店として、地元の人たちだけではなく、遠境からもわざわざ通ってくる常連さんで繁盛しているんだそうです。そんなお客さんの心を掴んで離さない三代ポックッさんの60年の味とはどんなものなのでしょうか? 
機張産のシマフグ
お店で人気のカチポック(シマフグ)は、釜山の端にある機張産のシマフグ。ふぐ刺しなどで知られているトラフグよりは高級でないけれど、鍋料理にするならトラフグより断然向いているのがこのシマフグなんだそうです。鍋料理に向いているシマフグから出るダシは、ふぐ独特の淡泊な味の中にも深い味わいを醸し出してくれるんだとか。三代ポックッさんでは、ふぐ本来の味を殺さないように、ふぐ以外に入れるのは塩だけなんだとか。
60年前の味をそのまま
開業当時からあるメニューがやはり現在でも人気とおっしゃった女将さん。そのカチポックッベッパン(シマフグチリとご飯、おかず)は、皆さんの舌、お腹、心を満足させてくれる一品。スープをすする深い味わいのダシが楽しめ、ふぐの身は、プリプリっとした弾力のある食感を楽しめます。
またおかずも汁に合うキムチ類を中心に6種類出てきます。
もちろん、お店の方は韓国国家認定のふぐ調理師免許を持っているので、安心して食事ができますよ。本格的なシマフグのチリが12,000ウォンで食せるなんて日本では考えられないですよぇ。釜山にあるフグ料理屋さんの中でもシマフグをこの値段で食べれる所は数が少ないんですよ!!ふぐを大衆的な値段でおいしく食べられるこちらの三代ポックッさんで、釜山のふぐを堪能してみるのはいかがですか?以上、プサンナビがお伝えしました。

記事登録日:2004-03-23

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主なメニュー

単位:ウォン

センチャムポッ

生マフグ

생참복

時価

センカチポッグッ

生シマフグスープ

생까치복국

18000

センポッメウンタン

生フグの辛い鍋

생복매운탕

18000

ウンポッペッパン

銀フグ定食

은복백반

7000

ウンポッメウンタン

銀フグの辛い鍋

은복매운탕

7000

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2004-03-23

スポット更新日:2012-01-04

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供