伝統的家屋を真似たデコレーションが街の喧騒を忘れさせてくれるポッサム＆スンデ専門店
アンニョンハセヨ、プサンナビです。釜山へ観光に来た際に必ず立ち寄るといっても過言ではないほど観光地として有名になった国際市場。観光地化していても、小さいお店がたくさん集まって、その間で商売をする商人とお客さんの熱気、所狭しと路上に出された露店などで、釜山の魅力を感じさせてくれる場所になっています。でも、道が狭かったり、どこのお店に入っても騒がしい・・・なんて思っていた方もいるんではないかと思います。ショッピングや観光なら少しは騒がしくてもそれが返って面白い思い出にもなりますが、さすがに食事になるとゆっくり食べたいものですよね。ということで、今日は国際市場内にありながらも、韓国の伝統が十分に満喫でき、喧騒を忘れさせてくれるほど静かでゆったりと食事を楽しむことができるチャムソリさんをご紹介したいと思います。
わかりにくい入り口が返って隠れ家的存在に！
お店は、国際市場のちょうど真ん中辺りに位置しているんですが、小さい路地や同じようなお店が並ぶ場所な上、お店は２階にあり、お店へと続く階段もわかりにくくなっているので、地図を持参しながら行かれることをオススメします。
お店へと続く階段を上っていくと、お店の入り口が現れます。外から見ると狭いのかな？！と思ってしまいがちですが、中に入ってみると広々として店内に、韓国伝統の家屋を模ったデコレーションでお店の雰囲気を高めてくれている感じ。「入り口とのギャップに驚かれる方もいますよ。」とは店長さん。「国際市場の騒がしさを店の中にいると忘れてしまうほどです。買い物で疲れたら、ゆっくりこちらでお食事をするという常連さんもいるんですよ。」と語ってくれました。店内はには、その伝統家屋に合うように伝統音がＢＧＭとして流され、より落ち着いた食事ができるように工夫されています。
チッパッ（家のご飯）がコンセプト
お店の名前の由来と伺ったところ、今韓国でブームのウェルビンブーム（健康ブーム）という韓国語の意味が込められた屋号なんだとか。「忙しい現代人がここで食事をして店の雰囲気や味でホッとできるような場所になるようにと思いまして・・・」とは社長さん。家で食べる食事と同じように、食堂で使われる化学調味料をできるだけ少なくし、昔から続く伝統的な調理方法でパンチャンなどを作っているんだそうですよ。また、新鮮な野菜なども健康には最適！と考えた社長さんは、お店で食事をされた全てのお客さんがセルフで利用できるサラバーも準備されているんだそうです。
スンデとポッサムがセットになった特選メニュー
豚肉料理でも脂分をしっかり落としたポッサムは女性にも人気のメニューの一つ。そのポッサムにスンデを加えたメニューがこの特選メニューになっています。
ポッサムは、茹でても硬くならないといわれているモクサルの部位だけを使用しています。ポッサムに欠かせないキムチは、２種類。朝一番に付けた浅漬けの白菜キムチはサクサク感がまだ残っていて、豚肉の柔らかさのコンビネーションが絶妙！もう一つのキムチは、大根を甘辛く漬けたもの。白菜のキムチと味、感触とも違うので、そのへんを比較しながら食事してみるのもまた面白いのではないでしょうか？！もちろん、ポッサム用キムチなので、上には豪華にカキが乗っていますよー！
屋台で売っているスンデを想像してしまうと驚きますよ！伝統的な調理方法で作るスンデには、豚肉をはじめ、野菜、もち米など数十種類の食材が入っているので、口の中に入れるとそのいろいろな旨味が交差して、深い味わいがこみ上げてきます。味は、少し甘めですが、隠し味の生姜が効いていてもう一口・・・というふうに箸が進んでしまいそう。また、スンデだけでなく、内臓のスユッも数種類ついてきます。甘醤油タレ、もしくはコチュカルと塩を混ぜたタレで食べてみてください。
食事だけでなく、韓国の伝統も感じられるチャムソリいかがでしたか？国際市場の中にこんなところがあったのー？！と思った方も居るんではないでしょうか？スタッフのサービスも心地よく、セルフでもらえるサラダやコーヒー、シッケ、アイスクリームなども漏れなくついてきます！国際市場で喧騒に疲れたら、一度試してみてはいかがでしょうか？以上、プサンナビがお送りしました。
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