煮干でダシをとったアツアツさっぱりスープに手打ち麺がドボン!
アンニョンハセヨ?プサンナビです。辛くない韓国料理の人気メニューの1つにカルグクスがありますね。釜山のカルグクスは煮干しでダシをとったスープに手打ちの麺を入れて柔らかく煮込んだ麺料理。韓国で手ごろにしかもボリュームたっぷりに食べられるカルグクスは街の専門店やデパートやマートのフードコートなどどこでも食べられる定番麺料理として根強い人気があります。そんなカルグクスの専門店が軒並み立ち並ぶ「カルグクス通り」と呼ばれる界隈が釜山の温泉街・東莱温泉(トンネオンチョン)にあるのです。今回は、このカルグクス通りについてナビがご紹介して行きましょう!
うわさの温泉洞カルグクス通りって?
釜山の有名な温泉地である温泉洞(オンチョンドン)。周辺には大型温泉施設の虚心庁や地元のハイキングスポットでもある金井山といった観光ポイントを持つこのエリアは週末になると多くの登山客や家族連れでにぎわいます。また、近年では温泉洞一帯が再開発が進み、大型スーパーや映画館、高層アパートなどの建設もめざましい地域です。
その温泉洞のある一角が何故、「カルグクス通り」と呼ばれるようになったかという理由は、1997年の韓国の経済危機を前後として、元々カルビ専門の焼肉店が立ち並んでいた通りに、焼肉よりも庶民的で価格も安く食べられるカルグクスの店が急激に増えたのがきっかけだとか。そんな事情もあり、2008年現在この「カルグクス通り」には6軒のカルグクス専門店が軒を連ねるほか、カルビ専門店やクッパ専門店なども並び、まさに東莱のグルメストリートなんです。
比較的、店舗の入れ替わりが多かったり、新規の店がお目見えするカルグクス通りですが、現在あるカルグクス専門店の中でもこの東莱温泉で25年以上にわたって営業を続けている老舗の店舗も2軒あります。お店の雰囲気もどこか素朴で庶民的でありながら、いつも多くのお客さんで賑わい活気に溢れています。韓国も最近は物価高の傾向にありながらも、カルグクスは3,500~4,000ウォンとやっぱり安いのが嬉しいところ。旅行ガイドに載っている日本語が通じる有名店で食事するのもいいですが、「カルグッス ジュセヨ(カルグクスください)」の言葉さえ覚えておけば大丈夫!こうして地元の食堂でチャレンジして食事をしてみるのも旅の良い思い出になるかもしれませんね!
一口に「カルグクス専門店」と言ってもカルグクスだけをメニューとして扱っている訳ではありません。カルグクス専門店の多くはカルグクスの他、ジャジャンミョン、釜山地方の夏の名物麺料理・ミルミョンや、やはり夏のメニューである冷(ネン)カルグクスなどバラエティなメニューも楽しめてしまうんですよ!釜山に旅行に来たら、ぜひこの温泉洞カルグクス通りに足を運んでグルメ探索してみてくださいね。以上、プサンナビがお届けしました!