ブデミルミョン

屋台や食堂がひしめく正門前通り！
釜山大の語学堂出身者なら誰でもご存知かと思いますが、大学の正門からすぐ南へのびるこの通りは、学生をターゲットに、安くごはんが食べられる食堂や屋台がずらーっと並んでいる通りです。正門側から入ると、目にも鮮やかなフルーツジュースの屋台が両側にあって華やか。ランチタイム以降は学生さんたちがわーっと集まって列をつくり、いつもにぎわっています。ずんずんと進んでいくと、左側に屋台が続き、次第に食堂がたくさんあるエリアに入っていきます。実はこの辺の食堂は安いランチの激戦区で、お店の入れ替わりが激しいんです。ちょっと前まであったお店が突然別のお店に変わってた！なんてこともしばしば。今日ご紹介するミルミョンのお店もこの界隈にあるのですが、こちらは学生さんたちからずっと安定した人気を保っているお店なんですよ。

やっぱり暑くなると冷たいものを食べたくなるものなんでしょうね。暑い日には決まってお店はお客さんでいっぱい。春先の暑い日には「今日からミルミョン解禁！！」とばかりに学生さんたちが列を作っているのも見かけたことがあります。また以前、肌寒い日に伺ったときも、ミルミョン日和ではなかったけれど、午後２時くらいに行ったのにまだお客さんが次々と入ってくるような状態でした。

店内は飾り気はないけれど小ぎれいな感じ。まあ長居するところではないので、食堂としては合格点でしょう。メニューはミルミョン専門店だけあって、シンプルにミルミョン・ビビンミルミョンのみ。席に着くとすぐに注文をとりにきてくれます。セルフサービスのお水を準備して待っていると、驚くほど早くミルミョンが運ばれてきました。

スープと小麦粉麺の調和！！
いや～、ミルミョンとの久しぶりのご対面です～。冷たいスープが目にも涼しげですよね。麺、大根、タデギ、きゅうり、卵ときれいに重なったこの山を、惜しげなくハサミでざくっと切って、よーく混ぜていただきまーす！！冷麺の伸びる感じの麺も好きだけど、やっぱり私はこのミルミョンの小麦粉麺が好きですね。見た目はちょうど手打ちラーメンのような感じ。舌触りも滑らかで、細麺なのでスープとよくからみます。スープは若干薬膳のような香りがしますが、くせはなく、赤いタデギと混ぜると甘くて、コクが出て麺とよく合います。テーブルに用意してあるお酢とカラシはお好みで入れてください。私は何も入れずにそのままいただきました（笑）ちなみに写真のサイズは小ですが、結構量がありますよ。私はつるっと完食！

今回初めて思ったことは、食べる前にハサミで切ると、短くなって食べやすいんですが、細かく切れてしまった部分が最後に残ってしまって、箸でうまくつかめないなあということ。いや、スープごとごくごくと飲み干してしまえば問題はないのですが・・・ハサミで切るのはお好みでどうぞ！

シャキシャキキャベツのビビンミルミョン
こちらはビビンミルミョン。コップに入ったユクス（スープ）が付きます。具材はタデギで和えられた千切りキャベツにきゅうり、卵、そして真っ赤なソース。混ぜ混ぜしていただきましょう～。滑らかなのどごしの麺に、シャキシャキキャベツの歯ごたえがアクセントになります。韓国の方はビビン麺系が好きな人が多いように思います。が、私は辛いものがわりと苦手。ビビン麺系は終始あの真っ赤なソースで休む暇がなく、最後は口から火が出るほど辛すぎて、自分から食べようと思うことはあまりないんです。でも、こちらのビビンミルミョンはよくあるビビン麺ほど辛くない！！私でも食べられるほどのマイルドな辛さで、ソースには独特の深みが感じられます。写真のサイズは大です～。