漢方酒の代表“百歳酒(ペッセジュ)”飲み放題?!品ある韓国伝統酒店で旅のひと時を!
こんにちは!ソウルナビです。韓国に住んでいて感じるのは、韓国人は本当にお酒が大好き!!っということ。韓国人とお酒は切っても切れない関係~。そんな酒文化の発達した韓国らしく、韓国には韓国ならではのオリジナルのお酒がたくさんあるんです。中でも最初に思い浮かぶのは緑の小瓶ソジュ(焼酎)。もちろんこのソジュもよいのですが、今日はもう少しグレードアップした、体にもよい高麗人参をはじめとするさまざまな漢方を使用した健康酒を取り扱う「ペッセジュマウル 鐘閣店」というお店をご紹介したいと思います。店名にもあるように、「百歳酒(ペッセジュ)」というお酒がお店の代表酒!あのソジュに並んで韓国ではとてもポピュラーなお酒として人気を得ています。こちらではこの百歳酒のほかにも、韓国のご先祖様たちが飲んでいたというかなり貴重で珍しい伝統酒を復刻したものも味わえるとか。さっそく、お店へ入ってみましょう!
普信閣を一望できる絶好のロケーション!
お店は、地下鉄1号線鐘閣駅から徒歩2分というとてもアクセス便利な場所にあります。お店は建物の2階に位置しています。窓際からはあの年末のBigイベントであるカウントダウンのメイン会場「普信閣」が見えちゃうという絶好のロケーションなんですヨ。韓国の歴史的建物を見ながら、韓国の伝統酒が味わえるなんて、本当に粋な時間が過ごせそうですネ!!
店内はちょっとした韓定食のお店のような上品なインテリア!
入り口にはお店の代表酒である百歳酒がずらりと並んだカウンターがあり、その両サイドにお座敷とテーブル席が広がっています。ちょっとした韓定食のお店を思わせるような清潔感ある上品な空間になっています。
韓国を代表する漢方酒“百歳酒(ペッセジュ)”!
まずお店を!韓国を!代表するお酒“百歳酒(ペッセジュ)”についてご紹介しておきましょう。百歳酒に関してこんな昔話が・・・その昔ひとりの士が道を歩いていると、ある若者が年老いた老人をたたいているのを見て、「年の若い君が、なぜ老人をたたいているんだ?!」としかりつけると、その若者がこう答えました。「この子供は私が80歳の時にできた息子なんだが、このお酒を飲まなかったせいで、私より先に老けてしまったんだ」と。士はこの若者に礼をし、そのお酒とはいったい何なのか聞くと、枸杞の実とさまざまな薬草が入った<枸杞百歳酒>であると答えました。・・・さらに韓国に昔から伝わる医学書『東醫寶鑑』には・・・「薬として使う酒は、もち米と上質の麹を使って使ったものでなければならない」という記述が~。
百歳酒は実際、『東醫寶鑑』の記述と同じようにもち米と上質の麹はもちろん、枸杞の実、五味子、高麗人参さらに12種類の漢方剤とともに醗酵させたお酒。昔話のように若返りのお酒?!とまではいわずとも、それくらい体によい、薬並みの健康酒といえそうです。そんな百歳酒は1992年に誕生して以来、絶大な人気を得ています。また韓国を超えて世界の食品博覧会でも賞を受賞するなど外国人にも好まれるまさにKorean Traditional Wine!この百歳酒を製造している「グッスンダン」という会社が直営している伝統酒店がここ「ペッセジュマウル」というわけなんです。
先祖が好んだ酒を復刻?!「ペッセジュマウル」の特徴!
「ペッセジュマウル 鐘閣店」は、先ほどもご紹介したように百歳酒を製造している会社が直接運営しているお店。だからそれぞれのお酒に合ったお料理が準備されているので、お酒だけでなくグルメを楽しむこともできます。さらにここ「ペッセジュマウル 鐘閣店」でしか販売されていない特殊なお酒もいろいろとあります。昔の韓国の先祖たちが好んだというお酒を、平均2ヶ月おき程度の周期で2週間ほど、特別に復刻しメニューとして出しているとか。運がよければそんな貴重なお酒を口にすることもできますヨ。「ペッセジュマウル」はまさに韓国の酒文化の今と昔を一度に楽しめる、お酒好きにはたまらないお店!それではここで、おすすめのお酒とお料理の数々をご紹介しちゃいましょう!
生ペッセジュはなんと飲み放題?!
生ペッセジュはなんと飲み放題?!
お馴染みの瓶にはいった百歳酒以外に、生百歳酒(センペッセジュ)というお酒があります。これは徹底した冷蔵管理のもと製造されたもので、瓶ビールと生ビールのような関係のお酒。生百歳酒は市販されておらず、「ペッセジュマウル」でしか味わえないもの。またこの生百歳酒、なんと!毎週水・木曜日は、男性9000ウォン&女性は6000ウォンで飲み放題というとってもお得メニューが!これはかなりの朗報ですよね!!
※確認が遅れ大変申し訳ございません。こちらのメニューは終了いたしました。<2011.2.15>
◎ヤンニョンロストゥボッサムガヤンベチュケンニッキンチ(味付けローストポッサム&キャベツとゴマの葉キムチ)
サムギョッサルをスチームオーブンで焼き上げたもの。とてもやわらかく淡白なお肉を、甘酸っぱいキャベツとゴマの葉、さらに香ばしく焼きあがったにんにくと一緒に食べればうまさ倍増!
⇒この「サルマッコリ」に合うお料理は?!⇒ヘムルパジョン(韓国風海鮮お好み焼き)
若者の間で再人気!サルマッコリ!
白くにごった濁り酒マッコリ。甘みがあるので女性も飲みやすいお酒です。すっかり日本の皆さんの間でもポピュラーになりましたよね。「ペッセジュマウル」のマッコリは、韓国産のお米を100%使ったさっぱりしたソフトなもの。マッコリは昔はおじさんたちの間で人気っというイメージでしたが、近頃では若者の間での人気だそう。ナビもマッコリ大好きです!^^V
ヘムルパジョン(韓国風海鮮お好み焼き)
牡蠣・えび・ムール貝など、さまざまな海の幸を入れて焼いた韓国風海鮮お好み焼き。韓国の伝統酒店の定番メニューで、日本人のお客さんの間で一番人気のメニューだとか。
⇒この「名作シリーズ メシマコブ」に合うお料理は?!⇒チョンポムクタンピョンチェ(緑豆のこんにゃく風野菜の和え物)
五味子・五加皮・トックリイチゴ・メシマコブをつけた名作シリーズ!
ワインを思わせるボトルに入ったおしゃれなお酒、名作シリーズ!4種類のボトルに漬け込まれたのは、 五味子・五加皮・トックリイチゴ・メシマコブといった漢方剤。どれも韓国でポピュラーな薬剤を飲みやすくしています。中でもメシマコブのお酒は珍しいもの。メシマコブ独特の土の香りがかすかに漂います。
チョンポムクタンピョンチェ(緑豆のこんにゃく風野菜の和え物)
緑豆で作ったこんにゃく風のものを細く切り、その上に牛肉・もやし・タマゴ・パプリカなどの具材のせたもの。食べるときはこの上に甘酸っぱいタレをかけて和えて食べます。
名酒!!数量限定に心惹かれるトロ~リ梨花酒!もともとは2ヶ月に1度お店に出されていた復刻酒だったものが、あまりにも好評ということで定番メニューに加えられたというのが、この梨花酒(イファジュ)。この昔高麗時代、貴族が楽しんだ高級マッコリがこの梨花酒で、一般のマッコリよりも倍ものアルコール度数がある上、かなりの濃厚さ。さらっとしたマッコリとは違い、ドロドロドロ~とした梨花酒は、甘みと酸味のなかに香ばしさも残ります。後味はやはりアルコール度数が高いだけ、アルコールの香りと味がのどを熱くします。これは癖になる味。お店に訪れたらぜひ飲んでもらいたいナビのおすすめ酒です。ただ・・・これは大量生産ができなく、売切れ御免!月・水・金曜日にお店に届くそうなのですが、火曜や水曜、土曜になるとなくなる場合もあるので、そのときはご了承を!
こちらがお店のスタッフ。みなさんフレッシュな元気一杯の人ばかりなので安心です。お店の立地場所といい、お店の雰囲気、さらにお酒やお料理のセンスまで、外国人も楽しめるお店。韓国の酒文化の奥深いところまで垣間見られる「ペッセジュマウル 鐘閣店」。一度皆さんも訪れ、生百歳酒飲み放題で記録を作ってみてはいかがでしょうか(くれぐれも倒れない程度で~^^)?!以上、ソウルナビがお伝えしました。