40種類を越える天ぷら&チヂミにどぶろく!地元市場の人気店で一杯いかが!
こんにちは!ソウルナビです。チヂミといえば、日本でもよく見かけるメニューなので、ご存知の方も多いですよね!ネギ入りのシンプルなパジョンや、海鮮入りのヘムルパジョンなんかは、韓国の伝統居酒屋でナビが必ず頼む料理の一つ!そんなお馴染みのジョン(チヂミ)ですが、今日はこのジョン(チヂミ)だけでなく、ピンデットッ(緑豆のチヂミ)から天ぷらまで、なんと40種類を越えるというティギム(天ぷら)屋さんをご紹介しましょう!場所は麻浦の孔徳駅前にある地元市場、孔徳市場の入口!1974年創業の有名店「麻浦ハルモニピンデットッ」です!
◎孔徳市場の中にあり!
最寄駅は地下鉄5号線のコンドッ(孔徳)駅。5番出口から車道沿いをまっすぐ進むと、ビルの後ろに、これぞ、市場!という雰囲気をぷんぷん漂わせた昔ながらの市場が出てきます。ココが孔徳市場(コンドッシジャン)。豚足のお店が並ぶ路地を越え、通り沿いをさらに進むと、道路に面したところに天ぷらやチヂミなどがわん~さか並んだお店が出てきます。ココが、今日ナビがご紹介する「(元祖)マポハルモニピンデットッ」!地元テレビや新聞、雑誌など取材を受けた回数はもう数え切れないほど…という有名店です。
◎1974年ごろにオープンした屋台がこんなにビックに!
この天ぷらが並んでいるところが、お店をオープンした場所。当時は屋台のような小さなお店だったとか。ところが…どんどん人気が出て、その後ろにお店を拡大したあと、路地の向こうに特別館、その横にティッパン(後ろ房)、1ブロック先に別館…と今ではこの市場内に6つあるとか。その6館合わせてテーブル数は80!日によってお客さんの込み具合は違うそうですが、特に梅雨の時期の雨が降る日は、ウェイティングの番号札が80~100までいくほどだとか。皆さん、お持ち帰りの人もいれば、ここで一杯飲もうとやってきた人も!
◎24時間営業!
さらにうれしいのは、こちらのお店はなんと!24時間営業なんです。とはいっても、オープン当初から24時間営業だったワケではなく、最初は普通に夜お店を閉めていたそうなんですが、飲み会の2次会や3次会、あるいは通りすがりに、この天ぷらのイイ~においに誘われて、「持ち帰り用に揚げてくれ」「一杯だけ飲んでいくから」・・・といったお客さんが遅い時間に絶え間なくやってくるので、閉店時間がだんだん延びていき、結局24時間になってしまったとか。しかも、韓国の民族大移動ともいわれる旧正月や秋夕も無休!いつでも開いてますよ!
◎ピンデットッ(緑豆チヂミ)・ティギム(天ぷら)が40種類以上!
お店の規模もこの数十年の間にどんどん拡大してきたように、こちらのメインメニューであるジョン(チヂミ)&ティギム(天ぷら)の種類も、年を重ねるごとに増えてきたんだそう。オーナーのハルモニいわく、最初は緑豆チヂミ、キムチチヂミ、野菜チヂミ、トングランテン(ミニ肉団子)の4種類ほどだったとか。それから、お客さんからリクエストを受けたり、またハルモニが自ら開発したり…と増えていき、今の数になったそう。こんなにたくさんあるので、人気ベスト3を伺ったところ、やはりオープン当初の緑豆、キムチ、トングランテンがベスト3入り!それプラス、ゴマの葉のチヂミも人気だそう。
◎ハルモニのこだわり!
こちらが、お店のオーナーのイ・スンイェハルモニ(おばあちゃん)。見るからにやさしそうでしょ?実際もそのまんまなんですよ。さて、韓国では旧正月や秋夕などの名節のとき、このジョンは欠かせない料理なんですが、これが材料の仕入れから準備、焼くまでけっこう大変なんです。しかもこのお店は種類がかなり多いですもんね!そこでオーナーのハルモニに伺ったところ、朝6~7時ぐらいから食材をカットしたり、串に刺したりといった下準備をはじめ、揚げて、並べて・・・をスタッフで分担して作業を進め、それを夕方4時ぐらいまで続けるとか。でも、一つだけオーナーのハルモニしかできないのが、味付け!「誰にも教えない、娘にも教えてないのよ!」とハルモニ。これがお店の味を守り続けてきたハルモニのこだわり!
★一つ400~4000ウォンで、お持ち帰りも出来ます!
もうピンデットッ&天ぷらビュッフェとでもいいたくなるほど種類がたくさん!ピンデットッのお店で食べる、お馴染みのピンデットッ(緑豆チヂミ)やジョンのほか、えびフライ、サツマイモ天、青唐辛子、春雨海苔巻き・・・などよりどりみどり!トレーにいろんな種類のモノが並べられ、好きなものを、好きなだけよそってその場で食べたり、あるいはお持ち帰りもできるようになっているんです!一つずつ値段がついているので指差しで注文もできますよ!
★盛り合わせで一杯!
それぞれ盛り合わせとマッコルリやトンドン酒で一杯~!韓国ではこのチヂミや天ぷらといえば、マッコルリやトンドン酒といったどぶろくを皆さん合わせて飲むんです!ハルモニいわく、韓国の人はチヂミも天ぷらも同じぐらい人気で、欧米系のお客さんはチヂミを好んで注文する人が多く、日本人は天ぷら好きな人が多いとか。皆さんはどれがお好み??
◎昼は焼き魚定食が人気!
お昼ごろにお店に伺うと、ジョンや天ぷら盛り合わせとマッコルリ(どぶろく)を飲んでる方もいましたが、ほとんどがランチを食べにやってくるサラリーマンや主婦の方々。メニューは焼き魚定食で、その名の通り、焼き魚におかずが4種類ほどと汁物、ご飯のセット。焼き魚とおかずは日によって違う場合もあるらしく、ちょうどナビが伺ったときにいたサラリーマングループは、タットリタン(鶏の甘辛煮)のおかずに喜んでいましたよ!これで4000ウォン(2009年6月現在)はお手ごろ!
こちらのお店、どのメニューもお袋の味というか、家庭の味といった感じで、とってもやさしい味がするんですが、料理だけでなく、スタッフもオーナーのハルモニ(おばあちゃん)をはじめとってもあったかいんです。スタッフの方もけっこう多いので、正直、一人や二人、変な人がいてもおかしくないものの(失礼…)、こちらのスタッフは皆さんチャキチャキ働きもので、ナビが伺ったときも、お店全体がとってもアットホームな雰囲気。ここならいつ来ても、気取らず、のんびり食事&一杯できそう!以上、ソウルナビでした。