手作り味噌をつかった、野菜たっぷりのヘルシーな「カンテンジャン(味噌)ビビンバ」が人気のお店!
こんにちは!ソウルナビです。今日は手作り味噌をつかった、野菜たっぷりのヘルシーな「テンジャン(味噌)ビビンバ」が人気のお店「カンジャンチッ」をご紹介しましょう! こちら、ソウルを中心に全国9つの支店があり、今回ナビが伺ったのは本店にあたる光化門店。地下鉄光化門(クァンファムン)駅から徒歩5秒とアクセスも抜群です。1986年にオープンして今まで変わらない味を守り続け、お店に数十年通う常連客もいるらしいんですよ。 一見、年配の方が好みそうな素朴なこの「テンジャン」料理ですが、小さいお子さんや健康志向の若者など幅広い年齢層のに人気。特にランチタイムは周辺に立ち並ぶオフィスビルで働くサラリーマンやOLたちで行列ができるほどなんだそう。さっそく、お店に行ってみましょう!
カンジャンチッ、看板メニューがそのまま店名に!
カンジャン(味噌をビビンバにして食べる)という素朴な家庭料理がこちらの看板メニュー。その名前をとって、お店の名前もカンジャンチッ。カタカナ読みだと、韓国語で醤油を意味するカンジャン(간장)と同じなので、ナビはてっきり醤油を使った料理?!なんて思っていたんですが、カンテンジャンを省略したものだったんですね。このカンテンジャン、こちらのお店では味噌ビビンバにして食べますが、もともとはテンジャンチゲ(味噌チゲ)を作るとき、具を少しに味噌をたっぷり入れて煮る味噌のことだそう。でもチゲとして食べるにはかなり味が濃く水気も少ないので、サンチュなどの葉っぱにご飯とこの味噌を包んで食べたり、ご飯に混ぜてビビンバにして食べたりしていたとか。
広さ1坪の小さな軽食からスタート!
こちらがお店のオーナー。とってもやさしい笑顔が印象的でまさにオモニ(お母さん)、という感じ。オーナーいわく、お店は今でさえこんなに広いけれど、オープンした当時はなんと広さ1坪、テーブルが2台だけのとっても小さな軽食屋さんだったとか。そのころはキムチチゲ、キンパッ(海苔巻き)、ラミョン(ラーメン)などを扱っていたそうなんですが、社長さんの田舎である江原道(カンウォンド)で作った手作り味噌を使って、小さいころ家でよく食べていたカンテンジャンをお店でだしたところ、人気が出てお店がだんだん大きくなっていったとか。でも場所は昔も今も変わらず光化門は世宗文化会館の裏手にあるこのビルの地下。この地下の食堂街内で少しずつ移転しながら、2003年に今の場所・規模に至ったそう。
お店は5号線クァンファムン(光化門)から徒歩1秒、通りを隔てて向かい側のロイヤルビルの地下食堂街にあります。地下の入口を入り、右へ進み突き当たりが「カンジャンチッ」。今ではオープン当時とは比べ物にならないほどビックになりましたね!さらに、市庁、西大門、竜山、宣陵など9箇所に直営店あるので、近くのお店に行ってみてくださいね。
手作りテンジャン
先ほども少しご紹介しましたが、カンテンジャンのお味噌がこちら!江原道(カンウォンド)の田舎で作っているという手作り味噌です。少し赤みがかり、ふっくら発酵した感じ。顔を近づけてみると、素朴な田舎味噌の香ばしい匂いがします。もともと社長さんが田舎でカンテンジャンを作るときは、このお味噌を石鍋に入れ、囲炉裏でじりじり混ぜながら煮るだけだったそうなんですが、それだと味が濃いこともあり、お店では玉ネギ、豚肉(脂身の少ないお尻の肉)、イカといった具材を混ぜて煮るとか。つまりその分、お味噌にいろんな具材の旨みもぎゅっと凝縮されるってワケですね!ん、どんな味になるのか楽しみ!
味わい深い濃いお味噌をビビンバにして食べる、カンジャン!
じゃじゃ~ん!こちらが先ほどの味噌に具材を入れてじっくり煮たカンテンジャン(メニューはカンジャン)。ちなみにこのカンジャンを注文すると、ビビンバにして食べられるように豆もやし、ニラ、サンチュなどの入ったどんぶり、ご飯、おかず5種が出てきます。食べ方はまずご飯をどんぶりにカパッと入れ、カンジャンを適量入れ、ビビンバの容量で混ぜ混ぜ~!このとき、カンジャンは濃いだけでなく、チョンニャンコチュといって韓国でももっとも辛いといわれる青唐辛子が入っているので、ピリッカラッ度も高め。辛いものが苦手な方は特に、味見をしながら味噌の量を調節しましょう!最初は2スプーンぐらいでスターとしてみて!くれぐれも味噌をぜ~んぶ入れてしまわないように!さて、まんべんなく混ざりあがったら、あとは食べるだけ!
-食べ方
ん~ん、ふっくらあったかい素朴な味がします。豆もやしのシャキシャキとした歯ごたえも楽しみつつ、途中、白菜キムチや白キムチ、海苔などのおかずを一緒に食べるとアクセントになっていいかも。でも、こんなにモリモリ食べたのに、食後はまったくもたれることもなし!やっぱり野菜たっぷりなのがポイントですね。1日350~400人分出るというのがなっとく!
メニューも多様!一人飯にもぴったりなチゲメニューからお酒のおかずまで!
こちら、カンジャン以外にもヘムルテンジャンチゲ(海鮮味噌チゲ)、チョングッチャン(納豆チゲ)、ヘムルスンドゥブ(海鮮おぼろ豆腐チゲ)、トゥップル(鍋入りプルコギ)…といった鍋メニューが豊富。さすがオフィス街にある人気店とあって、毎日来ても飽きないようになっているのかも。すべて一人前で出てくるタイプなので、一人飯にもぴったりです。実際、ナビがお店にうかがったときも、一人で食べに来ている男性の方が数名いらっしゃいましたよ。またこちら、サラリーマンが夜一杯やるときにぴったりなおつまみ系の料理もあり!
ケランマリ(玉子焼き)注文と同時に作ってくれるので、いつもアツアツをいただけますよ!韓国ではお酒のつまみとして、また食事のサイドメニューとしてとってもポピュラーなケランマリ。これがテーブルに持ってこられたときは、多いかな?!と思っても、お腹いっぱいでも、ついつい箸が進んじゃうんですよね~。
ポッサム(ゆでた豚肉のスライスを即席キムチ、味噌などを白菜で巻いて食べる料理)海鮮チヂミ、タコの石板焼きなどいくつかありますが、中でも人気なのがカマソッテンジャンポッサム。これはカマソッ(釜)に味噌を入れて茹でた豚肉のこと。味噌を入れることによって豚肉独特の臭みが抑えられるそうですよ!これはもちろん夜お酒のおつまみとしてだけでなく、ランチに数人で行ったとき、ビビンバやチゲのほかにこのポッサムを一つ頼んでみんなでつっついてもいいですよね!
-食べ方
ん、んん、さっぱりとした白菜、ポッサムキムチ、味噌の香りがする豚肉スライスが口の中でミックスされて、予想通りの味のハーモニーをかもし出してくれますよ~。今回ナビはビビンバにポッサムを頼んだんですが、二人で来たら量的にもちょうど良かったかなと。もともと味噌好きなナビはもちろんこのヘルシービビンバが気に入りましたが、次は海鮮味噌チゲや海産スンドゥブにもトライしてみたいところ!
いかがでしたか?昨年(2009年)に完成した光化門広場や清渓川からも徒歩3~5分、また市庁・光化門周辺のホテルからも徒歩5~10分。平日のランチタイム(~午後1時)だけ避ければ、気軽にランチ&ディナー&一杯できますよ。またこちら、オフィス街の食堂にしては日曜日も営業しているので、週末と休暇を使って旅行に来た方にとっても便利!それから、一人飯もまったく問題なし!ナビスタッフの一人飯行きつけのお店でもあるので、間違いないです。一人旅の方も気軽においしい&ヘルシーな韓国料理が満喫できますョ!以上、ソウルナビでした!