49年の伝統!広蔵市場ににある超~有名豚焼肉のお店!豚といってもただの豚ではない丸い豚肉?!
こんにちは!ソウルナビです。豚焼肉が韓国でとってもポピュラーであるということは、近頃日本の皆さんの間でもすっかり知れ渡るようになりました。ちょっとおさらいしてみると・・・、豚のカルビに甘辛い味付けした<味付け豚カルビ>、脂が香ばしい豚の三枚肉を焼き上げた<サムギョッサル>、豚の首肉である<モッサル>や豚の皮である<コッテギ>を焼いたものなどがよく知られたところ。今日は今ご紹介した豚焼肉とはまた一味違った、お酒の肴にはもちろん、ご飯にもよく合う豚を使った焼肉のお店をご紹介します。そのお店の名は「オーライドゥンシム」!ここの焼肉は、豚を丸くかたどった豚肉に、コチュジャンベースの真っ赤な特製ダレで味付けしたおもしろい焼肉。地元のサラリーマンやおじさんたち、女性の間でも大人気なのだとか!場所は庶民派市場である広蔵市場内にあり、市場観光の後、ぜひ利用したい穴場スポットです!それではさっそくご紹介しましょう!
「オーライドゥンシム」は人気の市場、広蔵市場内にあり!
人気のおいしい市場、広蔵市場!
地下鉄1号線鍾路5街駅からすぐのところにある広蔵市場。ここ広蔵市場には、ビビンバやピンデットッ(緑豆のチヂミ)、トッポッキやチョッパル(味付け豚足)、スンデ(豚の腸詰)といった韓国B級グルメの屋台が豊富であるだけでなく、知る人ぞ知るおいしい庶民派の食堂がたくさん寄り集まった旨いもの市場として人気があります。他に韓服や寝具、生地、輸入雑貨などのお店も多く立ち並び、地元の主婦や商人も多く訪れるスポットです。そんな市場の片隅に今日ご紹介する「オーライドゥンシム」はあります。市場を探索した後、ここ「オーライドゥンシム」で食事、あるいはお酒を一杯いただくとよさそうですヨ。さらにさらに!広蔵市場はソウルを代表する川にである清渓川沿いにあり、清渓川散策の後に立ち寄るにもピッタリな位置にありますヨ!
市場の中はいつも屋台でにぎわっています!
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鍾路5街近くの清渓川のようす~。
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マスコミの取材件数は多々知れず!店内はいたって庶民派食堂!
さっそくお店にGO!市場の中に存在するお店の外観は、今までグルメ番組で多々紹介されてきたことを知らしめてくれます!この外観を見ただけでも、お店の有名度がうかがえますよね~。お店に入るとテーブル席が広がっているのですが、人気店のわりに意外とお店狭いのね。。。っという印象・・・、でもよ~くお店の奥のほうを見てみると、お座敷席が広がっていて、けっこう広いものでした。
入ってすぐのところにあるテーブル席。
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お店の奥に広がるお座敷席。
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名物「オーライ=トングランテン」っていったい?!
49年の伝統を持つという「オーライドゥンシム」!こちらの名物はメニュー表の一番上に記載されている「オーライ」!一般的にはトングランテンと呼ばれる丸い肉。肉が丸いとは?!その意味をちょこっとご説明すると、モッサンギョと呼ばれる上質の脂身の混ざった豚の首肉を四角くカットし、それを丸く丸めたものをビニールでしっかり固定し包み、冷凍して成形します。それを専用の機械でスライスすることで、特有の丸い形が完成。スライスしたお肉は、注文と同時にコチュジャンベースのお店特製のタレで味付けし、お客さんのところに運ばれていきます。「オーライドゥンシム」で使用されているお肉は、毎日その日その日、新鮮なものをソウルの畜産市場として有名な馬場洞(マジャンドン)畜産市場から仕入れてくる自信の作!
丸めて凍らしたものがこちら。
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この機械でお肉をスライスしていきます!
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■お肉「オーライ」を焼き焼き!
ではさっそくお肉を焼いていきましょう!真っ赤な丸い形をしたお肉は炭焼きしていきます。見た目が見た目だけにかなり辛目かな?!っと思いきや、一口食べてみるとこれが見た目ほど辛くない!お店おすすめの食べ方としては、これまた特製の真っ赤な付けダレにつけて食べるのだとか。辛いのが苦手な人は、そのまま食べるとよいですが、ピリ辛が好き~っという人は、やっぱりこのタレに付けて食べてほしいところ。タレの量で辛さ調節してくださいネ。さらに普通の焼肉と同じように、野菜でお肉、ナムル、ニンニクのスライスと一緒に巻き食べると、ヘルシーかつ、おいしくいただけますヨ。(写真は3人前)
<おかずはこちら!>
これらのおかずをお肉に挟んで食べるとおいしくいただけます。食事メニューは、白飯のみ。韓国風の味噌汁も出てくるので、ご飯とどうぞ。食後にはシッケ(お米のジュース)もいただけます。
もうひとつの名物、コムジャンオ(ヌタウナギ)にトライ!
見た目はかなりグロテスク~。でも味はなかなかのもの!
コムジャンオ(ヌタウナギ)を皆さんご存知ですか?!日本の皆さんの間ではあまり知られていない珍味といえるかもしれません。プサンではかなりポピュラーな食べ物として人気があるそうなんですが、ソウルではけっこう珍しいもの。「オーライドゥンシム」では、こコムジャンオが「オーライ」と並ぶ名物料理なのだとか。皮を取り去った新鮮な韓国産コムジャンオを丸ごとニュルリと網にのせ焼いていく、ちょっぴりグロテスクなもの。女性はあまり好まない傾向にあるそうですが、ナビ(はい、ナビは女性です。^^)は大~好き!!ピリッとしたタレで味付けしたものと、味付けなしでそのままの風味を楽しむものの2種類があるそうですが。今回は人気の後者をご紹介!
■コムジャンオをさっそく焼き焼き!
コムジャンオも同じく炭焼きしていきます。長いままデロリと網の上に載せます。厚みがあるので少し時間がかかります。火が通っていくとクルクルとヘビがとぐろを巻くように丸まっていきます。焦げ目も付き、いい感じで焼けてきたらはさみでカット!カットしていくたびに、中から白い紐のようなものがニュルリと出てくるのですが、これは軟骨で体によいエキスがたぷり含まれているのだとか。この白い紐が出る程度焼けていたら、火が通った印!食べ方としては、塩とごま油を混ぜたものに付けて食べるのが香ばしく、コムジャンオ独自の風味を楽しめるのだとか。コリコリとした食感が特徴のコムジャンオ。見た目の悪さによる先入観で食べず嫌いにならず、一度挑戦してみてください!香ばしい風味の虜になるかもしれませんヨ!(写真は2人前)
店長さん!
いかがですか?!真っ赤な丸い「オーライ」、香ばしい風味が特徴の「コムジャンオ」!「オーライドゥンシム」でなければ味わえない、独特のメニューたち!広蔵市場でソウルの市場を探訪した後、あるいは清渓川を散策した後に、一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか?!絶対後悔することはないと思いますよ!最後にこちらがお店の店長さん。食べ方など詳しくうかがいたいとき、彼に質問してみては?!きっと親切に教えてくれるはずですヨ。以上、広蔵市場内の「オーライドゥンシム」より、ソウルナビがお伝えしました。