イレネカルグクス

こんにちは！ソウルナビです。ソウルに数ある美味しいお店。みんなが知っているとっても有名なお店もあるし、またあまり広くは知られていないけれどトンネ（町内）の人だけが知っているような地元では人気の小さな食堂っていうのもありますよね。今日ご紹介するのはまさに、そんなに広く有名じゃないけれど地元の人たちがよく訪れるお店。こちら「イレネカルグクス」はソウル郊外の議政府（ウィジョンブ）に本店があり、ソウル市内にもポツポツと支店があるカルグクス（うどん風麺料理）屋さんなんですが、ほとんどが住宅地など観光客が行くにはちょっとマイナーな場所にあるんです。今日はその中でも比較的アクセスの便利なトコロにあるお店に行ってみましょう！

◆◇◆薬水駅から徒歩約２分！地元の隠れた人気店！？◆◇◆

ご紹介するのは「イレネカルグクス」薬水（ヤクス）店、地下鉄３・６号線ヤクス（薬水）駅から歩いて２分ほどのところにあり。駅のすぐ近くですが、お店は建物の２階にあるし入口も小さいので、通り過ぎてしまいそう！？地図をよく見て探してくださいネ。木造りの看板が目印です。この辺りは観光地ではなく観光で訪れる人にはあまり馴染みのなさそうなエリアだけれど、地下鉄３号線でいうと薬水駅のお隣、トンデイック（東大入口）駅の近くには日本人もよく利用する新羅ホテルやグランドアンバサダーホテルがあり、人気の観光エリア東大門（トンデムン）や南山（ナムサン）も意外とすぐ近く。お店の人曰く、「日本人もたまに来るんですよ」と。かなりマニアックな場所にあるのに、これにはちょっとびっくり！？

お店のある建物

看板

入口

◆◇◆お味は！？◆◇◆

■ヘムルカルグクス

こちらがお店の看板メニュー、ヘムルカルグクス！ヘムルとは海産物のことですが、何やらアサリとムール貝が目立ってる！？この他、イカもちょっとだけ入っています。これらの海産物は毎日仕入れられるものだそうで、いただいてみると確かに新鮮！アサリも殻いっぱいに身の入った、良いモノが使われているよう。そしてこのカルグクスの一番のポイントは海鮮ダシがよーくきいたスープ！貝から出た旨みがすーっとお腹に染み渡ります～。海産物以外の具はニラとニンジン、そして薄～くスライスされたジャガイモ。また麺が緑色なのはホウレンソウが練り込まれているからとか。これ一杯で野菜もたっぷりとれちゃうってコトですね！麺がホウレンソウ入りだったり、新鮮な海産物が使われていたりと一般的なものと比べてちょっと凝った印象も受けるカルグクスですが、こちらお値段はとってもリーズナブルなんです！（メニューページを見てみてくださいネ。）なるほど、これだけのお味で安いとくれば、地元の人がよく訪れるのも納得できそう。ちなみに写真は一人前。二人前以上注文すると、大きな器に一緒に入れられて出てきて小皿に分けていただくようになります。

■ナクチトッパッ

カルグクスやスジェビなど粉モノだけでなく、ご飯モノのビビンバもあり。こちらは辛く炒めたナクチ（手長ダコ）をご飯と混ぜ混ぜするナクチビビンバ。メニュー名はトッパッ（丼）となっていますが、現地の人はみんな混ぜてからビビンバのようにしていただきます。カルグクスを一緒に注文した場合、「カルグクスのスープをオタマ１～２杯分くらい入れて混ぜると美味しいよ！」とお店のスタッフ。海鮮ダシの味が加わるからでしょうか？二人以上で訪れたときには一つずつ注文してシェアするのも良さそう。お味は辛さの中に甘みもきいていて、一緒に入っている豆もやしのシャキシャキ具合やたっぷりかかった海苔の風味もグー。このナクチトッパッは注文するとシレギ（干した葉野菜）入りの素朴な味噌スープがついてきます。

カルグクスのスープを加えてよ～く混ぜましょう～

「味は２倍、価格は半分！」というのがお店のキャッチフレーズ。看板にもこの文字が見られます。確かに、リーズナブルに美味しくいただけるお店かも！？今日ご紹介したのはカルグクスをはじめとする食事メニューですが、これらの他にもナクチを使った辛い炒め物や鍋、海鮮チヂミなどおつまみや夕食にいただくのにもぴったりなメニューがいろいろとあり。カルグクスやスジェビは海産物のスープと具入りだし、実は海鮮専門店でもあるんですね！海鮮ダシのきいたカルグクスをリーズナブルに食べてみたい！というときはもちろん、ちょっとマイナーだけれど中心部からそんなに離れていない庶民的な街で、地元の人もよく訪れるお店へ行ってみたいな、という時にもおススメですョ！以上、ソウルナビがお伝えしました。