オーダーが入ったらすぐに手打ち!出来たてモチモチ麺が自慢の中華食堂で、韓国の中華料理にトライ!
こんにちは!ソウルナビです。中華料理というと日本でもよく食べられますが、韓国にも中華料理専門店は街のあちこちに。でも、日本のものとはメニューも味もビミョーに、いや大分違う!?例えばドラマなんかでもよく見かける、黒いソースのかかった麺。チャジャンミョンと呼ばれるこの麺料理は、韓国中華の定番中の定番。そのようなドラマの場面を見て、日本にはないこのチャジャンミョンを食べてみたいなー、と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか!?今日はそんな、韓国の中華料理をいただけるお店を一つご紹介したいと思います!こちらのお店では、人気のチャジャンミョンをはじめとした麺料理に使われる麺を、注文が入ってから手打ちするとか。手打ち麺、しかも出来たての麺なんて美味しそう~~!さっそく行ってみましょう!!
◆◇◆チュンムロ駅を出たらスグ!◆◇◆
お店の名前は「東会楼」(トンフェル)。場所は観光で人気ナンバーワンのエリア、明洞(ミョンドン)のお隣に位置する忠武路(チュンムロ)に。明洞からは少し歩くと行ける距離だし、地下鉄のチュンムロ駅からは歩いて1分足らずというアクセスの良さ!大きな道路沿いに建つビルの1階あり、看板には「中国料理 東会楼」と漢字で店名が書いてあるのですぐに見つけられると思いますョ。また入り口近くには麺を手打ちする職人さんの大きな写真が。この看板を見かけてこちらのお店が気になってたっていう方もいらっしゃるはず!?^^
お店の中に入ると、6人掛けの大きめのテーブルと4人掛けの小さめのテーブルが両側にずらり。気取らないけれど庶民的すぎず、といった気楽な雰囲気です。個室のようになった部屋もあり。
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オーダーが入ったら、すぐ手打ち!!冒頭でもご紹介したように、こちらのお店は手打ちの麺が自慢。しかも注文が入るとその都度麺を作るので、いつも打ちたて、出来たての麺がいただけるんです。ちなみにお店の看板には「スタ」とありますが、これはスターのことではなく「手打」という漢字を韓国語読みにしたもの。つまり韓国語で「手打ち」は「スタ」という、ってコトなんですネ。
テーブル席からはガラス越しに厨房で麺打ち職人さんが麺を打つ姿が。空中で生地をビヨーンと伸ばしたり、ぐるりとまわしたり、あっという間に細い麺が完成~。職人さんは何人かいらっしゃって、取材時に麺を打っていたのは麺打ち大会で優勝したことのある方だとか!?
■チャジャンミョンこちらが中華料理店でこのメニューがないところは無いくらい、韓国の中華料理の中でも定番のチャジャンミョン。豚肉、タマネギ、ねぎ、にんにく、しょうがなどを細かく刻み、チュンジャン(黒味噌)で炒めた黒っぽいソースを麺の上にかけて食べる料理で、味はまったく辛くなく甘め。具がほとんど目立たない、ただの黒いソースのことが多いチャジャンですが、こちらのソースはタマネギなどの具が大きめで存在感があるイェンナル(昔風の)チャジャン。味の濃さもちょうど良く、食べやすいお味です。そして打ちたての麺はモチモチ、ツルツル!全体をよーく混ぜ混ぜしていただくチャジャンミョンですが、お箸を両手に一本ずつ持って混ぜると、麺によくソースが絡まりますョ!
ところで、チャジャンミョンと一緒に出てくる付け合わせは「タンムジ」と呼ばれる韓国のタクアンと生タマネギ。この二つはチャジャンミョンのお供としてほぼ必ず付いてきます。生タマネギは黒い味噌につけてからどうぞ。少し刺激的でさっぱりとしたお味は甘めで濃い味のチャジャンミョンの箸休めにぴったり!?
■コングクス
チャジャンミョンの他にも手打ち麺を使ったメニューはいくつかあるのですが、その中でもおススメなのがこちらのコングクス!コングクスとはコン=豆、グクス=麺という意味で、茹でて挽いた大豆を冷やして作られる豆乳のような真っ白スープに麺が入った料理。こちらのお店ではスープに、大豆の他にもピーナツとゴマが加えられているので、とっても香ばしいのが特徴!とくにゴマは、お客さんに出す直前に炒って軽くすったものがかけられているそう。このスープが手打ちのモチモチ麺に絡まって美味!
あ、そうそう、塩味は全くついていない状態で出てくるので、一緒に出される粗塩をスープに加えてからどうぞ。コングクスには欠かせない、キムチも付いていますョ。それからこちらは冷たくしていただく料理なので、夏限定のメニューになります。