木浦ナクチマウル【※移転】

モッポナクチマウル목포낙지마을

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全羅南道、高興から直送!新鮮なハモや本物のセバルナクチを味わえる、ソウルでは数少ないこだわり海鮮食堂!!

こんにちは!ソウルナビです。韓国にも地方ごとにある郷土料理や各地方特産の食べ物。もちろんそれぞれの地方へ行くと美味しくリースナブルに、またソウルでは味わえないものまでいただけたりもするけれど、そんな地方の料理をそのまんまの味で楽しめるお店が、よーく探せばソウルにもあります。今日ご紹介するのは韓国の南西部に位置する地方、全羅南道(チョルラナムド)の海鮮料理が味わえるお店!入り組んだ海岸線に囲まれたこの地方の海辺の街の一つ、高興(コフン)出身の社長さんが、故郷の知り合いから直接仕入れてくる新鮮な海の幸を使った、この地方そのままの料理を味わえちゃうんです。全羅南道で海産物というと特に木浦(モッポ)のナクチ(手長ダコ)などが有名ですが、お店の名前も「モッポナクチマウル」(木浦ナクチ村)。さっそく行ってみよ!

◆◇◆新堂から、さらにアクセス便利な東廟駅前に移転!◆◇◆

お店の場所は、昌信洞(チャンシンドン)。観光客もよく訪れる人気のショッピングタウン、東大門市場のすぐお隣の町です。また地下鉄1・6号線トンミョ(東廟)駅から歩いて1分と駅からもすぐ近くで、駅からは大通り沿いを歩くだけで行けるから、アクセスは抜群。ちなみにこちら、2017年の4月まではこのまたすぐ近くの新堂(シンダン)というところにありました。でも2017年5月に現在の場所に移転、再オープン。移転前はちょっとディープな路地にあり、お店もとっても古くて小さかったんですが、駅チカで大通り沿いの新しくて広いお店に生まれ変わりました!
お店のある通りの様子

お店のある通りの様子

入りやすそうな店構えに!

入りやすそうな店構えに!

店内はテーブル席のみで、移転前のお店と比べると明るく洗練された雰囲気!ホントに広くなりました。また壁には有名人のサインも貼ってあり、サインの主は年配の歌手や司会者、レポーターなどが中心のようです。
※サインの写真は移転前のお店で撮ったものですが、移転後のお店にも同じように貼ってあります。 ※サインの写真は移転前のお店で撮ったものですが、移転後のお店にも同じように貼ってあります。 ※サインの写真は移転前のお店で撮ったものですが、移転後のお店にも同じように貼ってあります。

※サインの写真は移転前のお店で撮ったものですが、移転後のお店にも同じように貼ってあります。

◆◇◆社長さんが故郷から直接仕入れてくる新鮮な海産物!!◆◇◆

こちらがお店の社長さん。とっても純朴で海鮮を使った郷土料理に情熱を持たれている方です。冒頭でもご紹介したとおり、社長さんは全羅南道の高興というところの出身。こちらで使われる海産物は故郷の知り合いを通じて仕入れられており、正真正銘100パーセント産地直送のものだそう。といっても高興はソウルからとっても遠いので、ソウルの近くに運ばれてくる場所まで、直接社長さんが毎日仕入れに出かけているとか。

また、こうして仕入れられる海産物はもちろん季節によって獲れるものが違うので、お店で食べられるメニューも季節や仕入れによって変わってきます。こちらでいただける海産物と季節をまとめてみたので参考にしてみてください。でも、日によって入荷されないこともあるので、お目当ての海産物を食べたいときには当日、事前にお店にきいてみるのがよさそう。

<旬の海産物の時期の目安>
・ナクチ(テナガダコ): 1年中OK、旬は夏の終わり~秋頃
・セチョゲ(トリガイ): 12月~4月
・チュクミ(いいだこ): 1月~5月
・ハモ: 5月~10月
・サムチ(さわら): 11月~2月
お店の水槽にはナクチや旬の海産物が お店の水槽にはナクチや旬の海産物が

お店の水槽にはナクチや旬の海産物が

ところで、お店でいただけるのは社長さんの故郷である高興で獲れた海産物。でもお店の名前は「モッポ(木浦)」となっている?どういうことかたずねてみると、「ナクチを中心に扱っているけれど、ナクチというと木浦が有名で知名度が高いので分かりやすいし、同じ全羅南道の地名だから」とのこと。なるほど。ちなみにこちら、海産物だけでなくお米なども高興産にこだわっているそうですよ。
あちこちに、きちんと産地表記がされています(※写真は移転前のお店のもの)。 あちこちに、きちんと産地表記がされています(※写真は移転前のお店のもの)。 あちこちに、きちんと産地表記がされています(※写真は移転前のお店のもの)。

あちこちに、きちんと産地表記がされています(※写真は移転前のお店のもの)。

◆◇◆新鮮な海産物を地元の料理法で!◆◇◆

それではナビがお店に行った、夏頃のおススメメニューをご紹介しましょう!!

まず基本の付け合せはこれら。昆布はチョコチュジャン(酢入り唐辛子味噌)、キュウリやニンニク、タマネギはサムジャン(味付け味噌)をつけていただきます。季節によって種類が変わるキムチ、この時は夏のヨルム(大根の若葉)キムチ。

 ■パッソッ・ヨンポタン

ヨンポタンとはナクチを貝などでとったダシスープで煮る鍋のこと。こちらではパッソッ、つまりヒョウタンの内側の実を一緒に入れて煮ます。これは社長さんの故郷でする食べ方とか。パッソッ自体はかなり苦味のきいた味ですが、スープに独特のほのかな苦味と甘みをつけるのにぴったりの食材だそう。でも、スープから苦い味はほとんど全く感じられません。

ヨンポタンを注文するとまず運ばれてくるのは鍋と、ボールに入れられた生きているナクチ。煮立った鍋にナクチを入れて火を通し、一番美味しくいただける絶妙のタイミングで取り出してからハサミで食べやすい大きさに切ってくれます。ナクチは別のお皿に取り出してくれるので、ゆっくり味わえますョ。ごま油やチョコチュジャンにつけてどうぞ~!^^
煮立った鍋に、生きたナクチを入れます。⇒ 煮立った鍋に、生きたナクチを入れます。⇒ 煮立った鍋に、生きたナクチを入れます。⇒

煮立った鍋に、生きたナクチを入れます。⇒

青菜を取り出して、ナクチをハサミでジョキジョキ。⇒ 青菜を取り出して、ナクチをハサミでジョキジョキ。⇒ 青菜を取り出して、ナクチをハサミでジョキジョキ。⇒

青菜を取り出して、ナクチをハサミでジョキジョキ。⇒

程よく火の通った、プリプリのナクチを堪能してください!! 程よく火の通った、プリプリのナクチを堪能してください!! 程よく火の通った、プリプリのナクチを堪能してください!!

程よく火の通った、プリプリのナクチを堪能してください!!

ナクチの頭(胴)の部分は、もう少し火を通してからいただきます。運がよければ卵入りにあたることも!ナクチの卵、濃厚で美味しいんですよねっ^^ この頭の部分、やっぱり新鮮な国産の産地直送モノなのでひと味もふた味も違います!!
スープはナクチや貝、パッソッから出た旨みのほかにもニンニクや青唐辛子の風味がきいていて染み渡る深い味わい。そう、唐辛子も入っているのでこう見えても意外とピリ辛なんです。爽やかな辛味で「シウォナダ」(すっきりウマ辛?)なお味!またこのスープが染みたスジェビ(すいとん)も入っています。
アサリ

アサリ

パッソッ

パッソッ

スジェビ

スジェビ


 ■ハモ・シャブシャブ
(※現在はハモ・セコシと一緒にコースメニューになっています。)


韓国では南の海で獲れるハモ。韓国語でもハモといいます。夏が旬で、産地では夏のスタミナ食材として食べられるそう。刺身や湯引きのメニューもありますが、特におススメなのがこのシャブシャブ。しゃぶしゃぶは日本語からきているんですが、日本のものとは違ってスープにはネギやニンニクなどで味がつけられています。でも食べ方は同じ。きれいに骨切りされたハモをこのスープでシャブシャブして、さっと火の通ったところでどうぞ!お店おすすめの食べ方は、まずワサビ醤油にちょっとつけて、ポン酢風のタレで和えたタマネギを一緒にほおばるという方法。さっぱりとしたハモの甘みと、プリプリの歯触りがたまりませーん!やみつきになりそうです。新鮮なハモをこんなふうに味わえるお店って、ソウルでは滅多にないのでは!?
きれいに骨切りされたハモ!

きれいに骨切りされたハモ!

しゃぶしゃぶして~

しゃぶしゃぶして~

いただきまーす!!

いただきまーす!!

お醤油をちょっとつけて

お醤油をちょっとつけて

生タマネギと一緒に・・・<br>(※唐辛子はとっても辛いので注意!)

生タマネギと一緒に・・・
(※唐辛子はとっても辛いので注意!)

どうぞっ!

どうぞっ!

スープにはネギとニンニクの他に、ハモの骨や頭などのアラが入っています。頭の部分が大丈夫な方はぜひ食べてみてください。また漢方が入っていることもあり。塩味はついていませんが、煮ているうちにハモから出たゼラチンがお鍋の表面に浮いてきます。まさにコラーゲン鍋!?
今回注文したハモシャブシャブは中サイズ。このサイズは注文するときに社長さんと相談して決めるのが良さそう。また、ハモの追加も可能。この場合はダシスープにハモのアラを追加してもらえますョ。
そしてしゃぶしゃぶを堪能した後に、ぜひ味わって欲しいのが「オジュッ」。魚のお粥、という意味で、残り汁を使ったお粥のコト。これがと~~~っても美味^^ スプーンにお粥をすくって、その上に基本のおかずのヨルムキムチをのせて一口でいただくのが、おススメの食べ方。そうそう、このお粥を注文すると付け合わせとして一緒に出てくる青唐辛子はすっごく辛いのでご注意を!

 ■ハモ・セコシ
(※現在はハモ・シャブシャブと一緒にコースメニューになっています。)

ハモは細かい小骨の多い魚。その小骨を細かく切ったお刺身がセコシ。日本にも「せごし」という同じような調理法のお刺身がありますよね?!セコシはまさにそこからきていて、韓国ではお刺身として人気の食べ方なんです。お店の社長さんが直接切るこちらのハモ・セコシは、小骨がホントに上手に細かく切られていて、骨っぽさがほとんど気にならないくらい。韓国っぽく、ごま油とニンニク、青唐辛子のみじん切り入りサムジャン(合わせ味噌)に少しつけて生タマネギと一緒にいただいたり、エゴマの葉に巻いたりしても美味しくいただけます!

 ■セバル・トンナクチ

セバルナクチは全羅南道の木浦などで特に有名な足の細い小さめのナクチ。ぶつ切りにしてニョロニョロと動いたまま踊り食いにするサンナクチはよく知られていますが、この地方では小さめのやつをそのまま一匹まるごといっぺんに食べちゃうんです!でももちろん動いているので、手掴みでというわけにはいきません。じゃあ、どうやって食べるのか!?まずは生きたナクチをしっかりと掴み、割り箸の先を頭部分に突き刺します。それから足の部分をクルクルと巻きつけて、そのままお口へ!小さいのでお口に入れてからよく噛むと、意外に食べにくくありません。また、慣れないお客さんには社長さんが自らナクチを割り箸に巻きつけてお口まで運んでくれますョ。これもソウルではなかなか味わえない珍味中の珍味。新鮮なトン(まるごと)ナクチ、挑戦してみたい方はお試しを!ちなみにお値段は時価。ナビが行った時は一匹7,000ウォンでした。
ナクチを割り箸にグルグル ナクチを割り箸にグルグル ナクチを割り箸にグルグル

ナクチを割り箸にグルグル

チョコチュジャンか塩入りごま油で! チョコチュジャンか塩入りごま油で! チョコチュジャンか塩入りごま油で!

チョコチュジャンか塩入りごま油で!

セバルナクチの産地では、夏のスタミナ付けにいただくというこのトンナクチ。食べる時はぜひ焼酎と一緒にどうぞ。食べる前か後にワンシャッ(一気飲み)して、さらに気合を入れましょう!
⇒ ⇒

◆◇◆そのほか、季節のメニューをちょっとご紹介!◆◇◆

 ■セチョゲシャブシャブ(冬~春)

セチョゲとはトリガイのこと。社長さんの丁寧な仕事で食べやすく処理された新鮮なトリガイを、白菜、ホウレン草などの葉野菜と一緒にしゃぶしゃぶしていただきます。ハモしゃぶしゃぶと同様、もちろんこちらもスープはお店特製のもの。一緒にしゃぶしゃぶした葉野菜で包んでいただくと絶品のお味!!!日本では味わえないトリガイのメニューです。

 ■サムチフェ(晩秋~真冬)

サムチ=サワラのお刺身。韓国の南の海でとれるこの頃のサワラはかなり大きめで、脂がのってとーっても美味しいんです。お店のオススメは、お店特製のムグンジ(深漬けキムチ)、青ネギと一緒に海苔に包んで一口でいただく食べ方。さらにご飯を一緒に包んでも、サワラの脂とご飯、キムチや海苔の味が渾然一体となって何ともいえないハーモニーを生み出します!
いかがでしたか?こちらはお店がちょっと庶民的な雰囲気の町にあるし、料理もマニアックなものばかりなのでビギナーさんには少し抵抗があるかもしれませんが、それでもこんな新鮮な海鮮の本格郷土料理をソウルで食べたい!と思う方には本当におススメのお店だと思います。日本語は通じないけれど、気さくな社長さんや社長さんと2人でお店を切り盛りしている奥様が温かく迎えてくれるはず。気になる方は、ぜひお店に行ってみてくださいね!以上、海鮮料理好きのソウルナビがお伝えしました!

記事更新日:2017-06-09

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イチオシ

パッソッヨンポタン

ひょうたんの実入りヨンポタン

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※小で2人前
img (中)55000
(小)45000

イチオシ

ハモコス

ハモコース

하모코스

セコシ+シャブシャブ+シメの雑炊
※注文は2人前から
※夏期のみ
img (1人前)50000

イチオシ

セバルトンナクチ

足が細い手長タコ

세발통낙지

※追加メニュー
img 時価

チョンボッケ

あわび刺身

전복회

(中)55000
(小)45000

サンナクチ

活きタコ踊り食い

산낙지

(中)55000
(小)45000

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2010-09-09

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供