ファイヤーッ!!コレが「燃えるコッチャン」だ!韓牛の新鮮ホルモンを召し上がれ~
こんにちは!ソウルナビです。韓国のホルモン焼きというと網で焼いたり鉄板で焼いたり、また下味を付けて焼いたりそのまま野菜と一緒に焼いたり、さらに牛も豚もあったりとそのスタイルや種類は様々。中でも牛のホルモン焼きは一般的に炭火で網焼きするタイプのものをいただけるお店は高級なところが多いのですが、今日は牛ホルモンを盛りだくさんの野菜と一緒に鉄板で焼く、お値段もリーズナブルなコプチャン&ホルモン焼きの専門店「プルタヌン・コッチャン」をご紹介しましょう。新鮮で素材にもしっかりこだわった美味しいコプチャンをたっぷりいただけるということで現地でも人気のお店。しかも、「プルタヌン=燃える」コプチャン!どんなコプチャン!?さっそくお店に行ってみましょう~
◆◇◆超庶民的な鍾路5街駅近くにあり!◆◇◆
お店の場所は、地下鉄1号線チョンノオーガ(鍾路5街)駅のすぐ近く。鍾路(チョンノ)の大通りから庶民的な路地へ入っていくと、駅からは歩いて3分くらいのところにあります。お店のある路地は「ヌリッコル」と呼ばれるとっても古くからある通りでその昔、王様や高級仕官が道を通るたび、一般平民はその場で止まらなければならなかったそうですが、そんな時代には忙しい平民たちが行き来するための路地だったとか。あの「ピマッコル」と同じような役割をしていたってことですね。ちょっぴり話が逸れましたが、そんな歴史ある通りには今でも昔っぽく庶民的な雰囲気が。そんな中で赤、白、黄色とハデな色合いの看板が目立つお店がこちら!また、この辺りは鍾路といってもかなり東大門(トンデムン)寄り。近くには広蔵市場や東大門総合市場などがあり、それぞれ歩いて来られるくらいの距離にあります。
こう見えて、実は築100年にもなる韓屋!
お店の中も、丸テーブルの並ぶ庶民的な雰囲気で座敷席もあり。広めですが、全体を見回すと年季の入ったような太い柱がいくつか目立つ、ちょっと不思議な造り!?気になってうかがってみると、なんとこう見えてもこの建物は100年ほども前からある韓屋(ハノク、伝統家屋)とか。瓦屋根は取り払われているので、外からは分かりませんでした~。インテリアなどには民芸調のものや昔の時代を思わせるものはありませんが、よーく見るとあちこちに伝統家屋の趣が感じられるかも!?
◆◇◆ファイヤーッ!!まさに「燃えるコッチャン」!◆◇◆
お店の名前の意味は、プルタヌン=燃える、コプチャン=厳密には小腸のことをさしますが、日本語で内臓系のお肉を言うときの「ホルモン」といったところ。つまり「燃えるホルモン」っていうコト。では、なぜこんな名前なのか!?は、左の写真をご覧になればもうお分かりですよね。コッチャンが「ファイヤァァー!!」っといわんばかりにゴウゴウと炎を上げて燃えています!これは、写真を撮るからわざと大きく火を燃やしたものではありません。脂たっぷりのコッチャンを高温で勢いよく焼くため、いつもこんな炎が上がるんだとか。そしてコプチャンを一気に炎で包むこの焼き方が、香ばしくジューシーで臭みも全くない、おっいしぃ~コッチャン焼きを作り上げる秘訣の一つなんだそう。
<プルタヌン・コプチャンが出来上がるまで>
このキレイに材料の並べられた焼きコーナーで、
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注文が出たら、一皿(鉄板)ずつコッチャン焼き開始!
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◆◇◆お野菜もコッチャンもモリモリでボリュームたっぷり!◆◇◆
お店のメニューでいわゆるホルモン焼きには、コプチャン(小腸)が中心に盛られている「ソコプチャン」(「ソ」は牛の意味)、ヤン(ミノ)とコッチャンが両方入った「ヤンコプチャン」、それからミノ焼き「ヤングイ」、牛の第四胃袋を焼く「マッチャン」の四種類。中でも一番人気なのは「ヤンコプチャン」。実はただ「コプチャン」と注文すると、コッチャンにヤンも入ったこの「ヤンコプチャン」が出てくるよう。またそれぞれには、ヤンやコプチャンのほかにヨムトン(心臓)も入っています。ジャガイモ、ネギにタマネギ、たっぷりのキノコ類とニンニクといったお野菜もモリモリ!特にまるごと粒ニンニクがごろごろとのっかっているのはかなりの迫力!
また注文は、基本的に二人なら二人前、三人なら三人前、というようにテーブルの人数分注文します。出てきた量にびっくり!?そう、こちらはこの量の多さでも評判なんです!
これが野菜を盛りつける前のホルモン1人前の量!
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野菜やヨムトンはテーブルで焼き、しばらくするとスタッフが切ってくれます~
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おかずは!?
コッチャンをいただく前に、付け合わせのおかずとタレ類をチェック。酢の物風の冷たいワカメスープやニラのピリ辛タレ和えサラダなど、油っこいコッチャンに合うもののほか、なんと無料で生レバとセンマイのサービスが!しかも、とっても新鮮です。
サンチュとニラのピリ辛サラダ
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新鮮!生レバとセンマイ
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では、いただいてみましょう!ヤンとコッチャンはあらかじめ、ファイヤー!っと焼かれているのでテーブルに運ばれてきたらすぐにいただけます。脂が甘くて香ばしいコッチャンと、独特の歯ごたえを楽しめるヤン。どちらも全く臭みはなく、とっても美味!生タマネギと青唐辛子の入った醤油ベースのタレでさっぱりといただくのがおススメ。
ただタレにつける以外にも、野菜と一緒にいただいたりサムジャン(味噌)につけたりしてもグッド。お店のスタッフのおススメは、コプチャンを薄切り大根の酢漬けに野菜やニンニク、サムジャンと一緒に巻いて食べる方法。たしかにさっぱりしていながらも、いろんな味のハーモニーが感じられる!?
野菜とヨムトンに火が通り、スタッフが切ってくれたらこちらもどうぞ~。ヨムトンも新鮮でイケます!そしてコプチャンの脂が染みたジャガイモやキノコも美味しい~~っ!コプチャンだけでなく、野菜もたっぷりいただけるのでヘルシーですね!(ただし、ついつい食べ過ぎてしまうのがちょっとコワイところ・・・)
ホルモンや野菜をほとんど全て食べた後には、残った具や脂で焼き飯をすることも可能。ナビは余りにも満腹になったため残念ながら焼き飯までたどり着けませんでしたが・・・。こちらもとっても美味しいそうなので、お腹に余裕があったらぜひトライしてみてください!その時は、「パッポッカジュセヨ」(ご飯炒めてください。)と言えばOK!(一人前なら「ハナマン」、二人前なら「イインブン」とつけ加えれば、なおOK!)
◆◇◆こだわりの美味しさとフレンドリーなサービス、両方が人気の理由!◆◇◆
炎で一気に焼き上げ、量もたっぷりで美味しいと評判のこちら。さらにその美味しさの秘密は、こちらで使われるホルモン類が国内で飼育された高級韓牛のものであることもあるとか。しかも毎日その日にと蓄された最も新鮮なものだけを仕入れ、当日しか使わないこだわり。お店はオープンしてから15年以上になるそうですが、長い経験から良いものを安く手に入れるルートを確保しているそう。ちなみに毎日5~7頭分の韓牛のコプチャンを仕入れ、全て使い切るとその日の営業は終了。だからたまに夜8時くらいに店じまいとなることもあるとか、
そんな素材へのこだわりを熱く語っていただいた社長さんはとっても気さくな方。また良いものを美味しくお客さんに食べてもらおう、という真面目さも伝わってきます。また社長さんだけでなく、お店で働くスタッフのみなさんもフレンドリー。こちらで働いて10年以上にもなるベテランさんもいらっしゃり、忙しい時間にも明るくテキパキとお客さんの応対をされている姿が印象的。美味しさに加えて、このサービスの良さもお店の人気の理由のよう!
夕方になりかけくらいの時間、店は空いていましたが、帰る頃にはさっそく常連さんたちがやって来て一杯やる準備。その常連さんの一人がナビに「一枚撮ってくれ!」と声をかけられたのでパチリ。スタッフの方たちもそうですが、ここに集まる人々の多くはとってもフレンドリー。お店自体の雰囲気だけでなく、そんなところも昔ながらの庶民的な空気をつくりだしているような。またこちらはとっても人気のお店で、特に平日の夜7時から9時頃には席がないほど賑わうそう。春から秋にかけては店の前にもテーブルを10台ほど並べ、臨時の席までつくるとか。地元の人で賑わう庶民的なお店で、美味しいコプチャンで一杯!なんて楽しそう!?そんな雰囲気を味わってみたい方、もちろん美味しくリーズナブルな牛のコプチャンを味わってみたいって方も、こちらのお店をチェックしておいてくださいネ。以上、コプチャン命のソウルナビがお伝えしました~