24時間かけて煮込むスープ。そこに19種類以上の漢方材とアワビの入った皇后のスタミナ食!!
こんにちは!ソウルナビです。韓国旅行で一度は食べてみたい料理といえば韓国の伝統料理であるサムゲタン(参鶏湯)。ただサムゲタンのお店もいろいろあり、味も姿も千差万別!今日は「皇后に捧げるような宮中料理」を目指す参鶏湯の専門店「ファンフサムゲタン/皇后参鶏湯」をご紹介しましょう。こちらは、スタミナ食である参鶏湯に他では手に入りにくい高級な漢方薬材を取り入れ、18時間コトコト煮込んだ牛の四骨(足の骨)のスープで作る栄養満点のおいしいサムゲタンをいただけるお店。それでは、さっそくお店に行ってみましょう~
◆◇景福宮からすぐ、西村にあり!◆◇
お店があるのは西村(ソチョン)。地下鉄3号線のキョンボックン(景福宮)駅からは徒歩約5分。こちらは以前、仁寺洞(インサドン)にお店を構えていましたが2013年、現在の西村に移転。お店の周辺には食べ物文化通りをはじめ、おしゃれなカフェや老舗の飲食店などあり、また大企業や公共機関のオフィスも多く、ランチの時間帯になると多くのサラリーマン&OLで賑わいます。景福宮の北側にある人気スポット、北村(プッチョン)とは雰囲気が違い、西村の方がちょっと庶民的?お店は大通りから道に入ったすぐのところにあり、独特の外観だからすぐわかるはず!皇后のパネルが目印。西村といえば「土俗村」が有名ですが、こちらは「土俗村」から大通りを挟んで反対側にあります。
移転前、仁寺洞の時のお店
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移転後、現在の西村のお店
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◆◇店内の様子は?◆◇
1Fは駐車場で、正面右手にある入口から階段を上がり、2Fへ。店内は3Fまで吹き抜けとなって天井も高く、広々とした空間!中は白と黒をベースにしたデザイン。席は2Fと3Fにあり、すべて椅子席。こちらは有名人や俳優などの有名人も訪れ、お店の入口からの階段にはは有名人の写真とサインがたくさん飾られています。お客さんの層は幅広く、地元のサラリーマンや外国人観光客、または夫婦や友人連れなどさまざま。ただランチ時間はサラリーマンが多く、並んで待つこともあるとか。一人でも気兼ねなく利用できそうな雰囲気です。
◆◇体に染みる絶品の参鶏湯◆◇
こちらのサムゲタンの特徴は韓国産の牛四骨と秘伝の食材を18時間、コトコト煮込んで作る味わい深いスープ!また漢方薬が絶品のスープと調和し鶏肉の味をまろやかにさせ、お肉もとてもやわらかい!箸でつかむとすぐにほぐれてしまうほど。スープは一口飲んだだけで栄養が体の芯にいき届いているように感じられます。通常サムゲタンで入れる塩も、いれなくても大丈夫。ちなみに漢方の種類や量に寄りメニューも値段も変わります。
■イルプンサムゲタン(逸品参鶏湯)
お店秘伝のスープに玄米もち米、栗、ナツメ、山参培養根(培養した高麗人参)、蓮肉、十薬などが入ったサムゲタン。スープの上にのった山盛りの漢方が印象的!
若鶏の中には玄米もち米、ナツメ、栗などがたっぷり!
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さっぱりしていながらコクがあるスープがおいしい。
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■インサドンサムゲタン(仁寺洞参鶏湯)
お店の秘伝のスープに玄米もち米、水参(生高麗人参)、栗、ナツメ、にんにくなどが入った基本メニューのサムゲタン。
若鶏が一羽丸まる使用。
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お肉の実が柔らかくて、すぐにほぐれ、食べやすい!
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★食前酒とパンチャン
こちらのお店では他のサムゲタン専門店によくあるような人参酒ではなく、甘酸っぱい柿のエキスをベースに作られたオリジナルの食前酒が出されます。また付け合わせのパンチャン(おかず)は、たまねぎの漬物と大根キムチ。りんご酢で味付けされたシャキシャキのたまねぎは、ほのかに甘酸っぱくちょうどいい味!
いかがでしたか?「皇后に捧げる宮中料理「をコンセプトにしたこちらのサムゲタンは、栄養満点なだけでなく、味に品がありくせがないので、漢方を使った料理が苦手な方でも食べやすいほど。景福宮で観光を終えたあとはこちらでサムゲタンをいただき、元気になって西村を散歩するのもいいかも。以上、景福宮の近くにあるサムゲタン専門店「ファンフサムゲタン / 皇后参鶏湯」からソウルナビがお伝えしました。