弘大どんぶり 弘大本店（旧どんぶり）

倉庫を改造したお店

若者スポットのホンデの裏通りに位置するこちらのお店。元倉庫だった地下スペースを改築して作られた、ユニークな店構えにまず目を惹かれます。店前の行列を並んで、やっと入れるか～と思いきや、まだ引きドアの中で待つスペースが…なんともチェーン店にはない専門店らしい手作り感あふれるお店です。‘ここだけのどんぶりの味’を大切に看板をあげること２年半。この日本食店がひしめくホンデエリアで、不動の人気を誇るどんぶり専門店。

シンプルにどんぶりだけ

韓国では、様々なメニューを揃えることで、よりお客からの支持を得ようとするコンセプトのお店が多い中、ここは、シンプルにどんぶりだけを愛し、どんぶりだけを作り続けています。どんぶりの種類も多く、どんぶりの味に似合うサイドメニューが充実しています。一番の人気メニューは、やっぱりシンプルにカツ丼！ミックスカツ丼もボリュームがあって最高です。かきあげ丼はカリカリ。穴場メニューの鮭丼は、油がのっていて絶品。カツトン丼はボリューム満点！その他、うなぎ丼もアツイです。さらに組み合わせメニューもいろいろあって、王道のエビカツ丼は、おなかいっぱいになります。男子や学生にありがたい、つけもの、ごはん、味噌汁、どんぶりのタレのおかわり無料サービスがうれしいですよね。やっぱり韓国は太っ腹！

カツ丼

サケ丼

日本と同じ材料でつくる、どんぶり

このカツのお肉は、韓国産ではありませんが、すべて日本と同じ流通ルートで材料を輸入しているため、安心して食べられます。しょうゆやタレのだしなど、韓国の一般的なスーパーには置いていない材料も、大手百貨店などで購入し、可能なかぎり日本の味を守っています。でも、少し、やっぱり韓国人の口に合うように、濃い目＆辛めのタレ作りを意識して、ボリュームも大切にしているそうです。

“どんぶり一杯で腹が膨れなくてはならない”店長のこだわり

店内の白い張り紙にはこんな張り紙が…。まさに日本が誇れるスピリットですね。若者であふれるホンデの街では、いつも腹を空かした学生たちがやってくることから、たった一杯のどんぶりで満足感を与えることができるように、店内にはこんな言葉が飾られています。本気のどんぶり屋としての極意ですよね。店長は日本は東京の四谷の調理師専門学校を卒業し、２年間の日本滞在中に、日本のどんぶりの味に魅せられそう。日本での食べ歩きと味の研究の成果が、ここホンデで見事に実現されているんです。日本語もお上手で、気さくに微笑みかけてくれる、そんな店長さんは、行列のできる人気店ならではの＜天狗感＞なんてなくて、ホッとできる庶民的な雰囲気。厨房越しに、みなさんがおいしくどんぶりをほおばる姿を見るのが、一番の幸せだそう。

‘商売繁盛’をねがった招き猫　日本らしいインテリアの店内

地下なのに、なぜか重苦しい雰囲気を感じさせないのは、店内にたくさんいる“招き猫”や“和グッズ”のおかげでしょうか。外の行列にくたびれて、中に入った途端、かわいい癒しグッズが迎えてくれますよ。

おいしかった？突撃インタビュー