豆もやしたっぷり☆甘めジューシーな餅プルコギ煮!ソウル駅のお隣、淑大の人気店。
こんにちは!ソウルナビです。今日はソウル駅のお隣に位置する淑大(スクテ)エリアで地元ファンが多い、野菜もお肉もた~っぷり、安いのにとっても美味しい~と評判のお店「パボネ」をご紹介します!人気メニューは、豚肉とたっぷりの豆もやしを甘めの味付けでジューシーに炒め煮する、「コンナムル・プルコギ・チム」。韓国版のお餅「トッ」も入っていて、ボリュームたっぷり。チェーン店とは一味違うと評判で、この近くにある商店街の社長さんにもオススメされたほどなんですヨ。お店で自ら動き回る社長さんの、優しい人柄も常連さんが多いヒミツとか。さっそく行ってみましょう~!
◇◆ 狙い目のエリア?!ソウル駅のすぐお隣、女子大生で賑わう「淑大」の目の前にあり
ソウル駅の隣にある「淑大(スクデ)」は、数ある学生街の中でもどちらかというと小ぢんまりとしていて、きゅっとまとまっている印象。でも淑大は女子大とあって、大学に続くメインストリート周辺には女ゴコロをくすぐるお店がズラリと並んでいます。歩いてみると、お洋服に、靴、アクセサリーショップの他、おしゃれなカフェやレストラン、パン屋に屋台式に食べるB級グルメ店など、いろんなお店が充実。コーヒーも1900ウォンからあったり(※2011年10月現在)と、物価的には観光地化された他のエリアよりだいぶ安いみたい。今日ご紹介するお店「パボネ」は、そんな淑大の目の前にあります。駅からは、高架下のトンネルを抜けたら大学の前までず~っとまっすぐ歩いて、最後にちょっと右折するだけのシンプルな道のり。レンガ造りの建物が目印ですよ。
◇◆ さすが女子大生のお気に入りのお店!なかなか素敵なインテリア
人気メニューと聞いた「コンナムル・プルコギ・チム(豆もやしプルコギ煮)が5千ウォン台(※2011年10月現在)」という価格帯からして、街中によくある食堂系をイメージしていたナビですが、行ってみてびっくり。レンガ造りの外観からしていい予感がしましたが、店内もきれいめでおしゃれな感じ。全席テーブル×椅子というのも、体がラクでいいかも。テーブルで調理するメニューがメインですが、テーブルもコンロもピカピカで気持ちよく使えそう!ちなみにこんなかわいらしいお店ですが、お客さんには腹ペコの女子大生はもちろん、お酒と一緒に楽しんで行くオジサマ世代も意外と多いそう。
◇◆ 「パボネ」のこだわりは?!とっても優しいご主人に質問!
2010年8月にオープンとのことで、実はまだ1年ちょっとの新しいお店。にもかかわらず現地韓国のブログやクチコミでは「やっぱりチェーン店とは一味違う!美味しい」と評判です。そして、クチコミに必ず添えてある一言が、「ご主人が親切!」。ナビが近所のお店の方から勧められたときも、同じように聞いていたのですが、実際にお会いしてみて納得!お客さんのために、お店を忙しく動き回るご主人。でも、いつも丁寧で優しい対応。過剰サービスというのでもなく、自然な感じで居心地がいいんです。そんなご主人にお店のことを質問してみました!
パボネ(おバカ)の看板
「バカになって楽しい時間を!」
まず、店名「パボネ」の「パボ」って、韓国語ではおバカって意味ですよね…。ナゼそんな店名にしたんですか?「いろいろ複雑な世の中だから、このお店に来たときくらいは、ぜんぶ忘れて、自然に笑って、楽しく過ごしてほしいと思ってこの名前にしたんですよ」、とご主人。ちょっといい話聞いたと思っていたら、「まっインパクトあるから覚えてもらえるかな~って狙いもあったりして。フフフ…」な、なるほど。確かに気になって覚えちゃうかも。味についても、チェーン店に負けないと自負されているだけあって、地元韓国でのクチコミでも評判は上々。ではナビも、さっそく頂いてみま~す!!
◇◆ 人気メニューご紹介!
肉と野菜を甘くジューシーに炒め煮にするプルコギ料理がメインのこのお店。実はおやつとしても人気のトッポッキもあり、パボ(バカ…オリジナルということ?)、プデ、チーズ、ナクチ(タコ)の4種類から選べます。さらにお好みでトッピングも追加OK。小腹が空いたときの軽食に寄るのもよさそうですね^^。トッポッキもおいしそうですが、今回はお店で一番人気、うわさの「コンナムル・プルコギ・チム(豆もやしプルコギ煮)」と、もう一つ食事系の新メニューとして最近登場したという「アルサム・プルコギ(トビコの野菜包みプルコギ)」をご紹介しましょう!
二人前から。(※写真は三人分)これだけ食べてもお値段なんと…(メニュー表をチェック!)
◎コンナムル・プルコギ・チム…豆もやし(餅)プルコギ煮
外のポスターでは餅プルコギ煮となっているのですが、店内のメニュー表(黒板に手書き!)では餅の字は入ってなかったのでカッコをつけてみました。実際のところ、とにかく餅は入っているのでご心配なく。まず登場からしてドキドキわくわく。たっぷりの豆モヤシの上に、カンナのようなマシンで薄く削られクルッと丸まった豚肉が高く積み上げられています。その上に葱たっぷり。この形、懐かしい富士山のよう…。
テーブルに鍋が運ばれてきたら、火の調節まではスタッフがやっていってくれるので、あとは各自でがんばりましょう。しんなりしてきたらトングでどんどん混ぜていきます。モリモリだった具の豆もやしとお肉がくたくたに馴染んで、こんな風になったら食べごろ。野菜から出た水分とお肉が絡んでほどよい旨みが~。ピリっとした辛さも感じるものの、全体的に甘めの味付けです。女子大生が多いからそれを意識した味付けにしているとのことですが、辛いもの苦手なナビにはちょうどいいくらい。パクパク食べられるのが嬉しい~^^餅にもこの豆もやしの風味と豚肉の旨みが溶け込んだスープが染みこんで、なおかつプリっもちっとしていて…。奪い合うように食べちゃいました!(あ、トッピングで餅を追加すればよかったんですね…)。
具とスープが余ったら、ご飯を加えてポックンパッ(チャーハン)にしてもらうのがオススメ。ナビは初めて行ったとき、出てきたご飯をお肉と一緒に全部食べちゃったんですが…どうもこのご飯でチャーハンを作るものだったらしいのです。白いご飯とも食べたいし、チャーハンにもしたいし…という方は、最初からチャーハン用のご飯をとりわけておくといいかも。ま、ナビみたいに白いご飯をたべちゃった方は、もう一回ご飯を注文してチャーハンにしてもらうのももちろんOKです。ちょっと食べすぎ?
◎ アルサム・プルコギ…トビコ (トビウオの卵)野菜包みプルコギ
新メニューながらすでに人気の「アルサム・プルコギ」。アルはトビコ(飛び魚の卵)、サムは韓国通にはおなじみの食べ方を示す言葉。辞書では、「쌈(サム)=のり・白菜・チシャなどでご飯とおかずを包んで食べること、またはその食べ物(Prime韓日辞典より)」とあります。韓国語ではわずか一文字ですが日本語にすると長くなっちゃいますね~。と、いうことで、こちらは『プルコギにトビコをのせて、海苔と葉もの野菜で包んで食べよう!』というメニュー。
メインとなるプルコギの具は、テジ(豚)、オジンオ(イカ)、タッ(鶏)から選べます。注文は基本的に二人前からで、「豚一人前×鶏一人前」という組み合わせでもOKだそう。ナビは鶏をチョイス。こちらもジューっとしてきたら、どんどん混ぜて炒めましょう。
ちょっと味見してみると、先ほどの豚のプルコギと比べたら辛さが効いてます。はっきり「甘辛~っ」というカンジ。ナビにはちょっと辛いかな、と思っていたら、社長さんが「ご飯も一緒に包むと美味しいですよ」、とアドバイスをくれました。ではでは、レッツ・サム!エゴマの葉に、海苔、プルコギ、ご飯、トビコと載せて、クルッと包んで一口でいただきま~す。海苔とトビコの磯の風味~!ご飯で辛さが中和されてちょうどいいあんばいに。トビコのプチプチとしたかんじも、食欲をそそります。一口サイズに丸めて、おしゃべりしながらパクパク食べるのがいいかも^^。…って、パクパク食べていたら、またご飯全部なくなってしまいましたが、こちらも残ったソースやプルコギの具でチャーハンにできるそうです。