サンサチュンのお酒でおなじみ、ペサンミョン酒家直営のマッコリバー!
こんにちは!ソウルナビです。新しいマッコリバーが続々とオープンする中、最近ではいろんな地域のおいしいマッコリがいつでも手軽に飲めるようになりました^^そして昨今、ただ地方から仕入れて飲むだけでは飽き足らず、ついにはマッコリ醸造場なるものがソウル市内に登場し、マッコリラバーの間で話題を呼んでいます。そのマッコリ醸造場で造られているマッコリはその名も「ヌリンマウル・マッコリ」。この瓶のラベルを見て、あっ飲んだことがあるという方もきっと多いはず!添加物を加えず韓国産の米と麴、水、そして天然酵母だけを使って作られた生マッコリは、その日の内に直営ショップで販売されます。ただし一日に生産される量が決まっているのと、新鮮な状態を瓶詰めして市場に出るため、10日間という短い消費期限というかなり希少価値の高いマッコリなんです!時間の経過と共に味が微妙に変化していくこの生マッコリ。その日仕上がったでき立てのものを飲んでみたくはありませんか?そんな皆さんの熱い?ご期待に応えてナビが伺って来たのは、サンサチュンなどのお酒でおなじみの「ペサンミョン酒家」直営のマッコリバー。さっそくご紹介しましょう♪
◆◆地下鉄3号線と新しく開通した新盆唐線が交差する良才(ヤンジェ)駅そば◆◆
オレンジ色の地下鉄3号線か、または2011年10月に開通した赤いラインの新盆唐線でヤンジェ(良才・Yangjae・342/D08)駅へ。新盆唐線の場合は地下鉄2号線江南駅が始発駅なので、そこから一つ目にあります。再開発されて生まれ変わった良才駅の地下道と駅前ロータリーはとってもスタイリッシュになりました!地下道にはさまざまなショップが入店し、洗練された雰囲気はまるでCOEXショッピングモールの中を歩いているよう!ここに並ぶお店も人気店ばかりなので要チェックですヨ^^
目指すは9番出口ですが、3号線に乗って来ると出口まではかなり歩きます。でもコスメショップや靴屋さんなどに寄り道しながらだとそんなに気になりません!9番出口を出てさらに7分ほど歩いたところにあるイルドン製薬交差点バス停の真ん前にお店があります。
良才駅地下道は明るくてきれい!
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良才駅9番出口から5分ほど
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バス停の目の前にお店があります^^
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ヌリンマウル・マッコリの看板が目印
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◆◆柔らかな照明が落ち着いた空間を演出◆◆
こちらのマッコリバーは昨年(2011年)の10月に再オープンしたばかり。それまではマッコリ醸造場と直営ショップのみを運営していましたが、できたての生マッコリを店内で楽しめるマッコリバーとして再スタート。それから口コミでさらに沢山のお客さんがやって来るようになったそう。柔らかな光がお店をやさしく包み込んでマッコリバーの雰囲気とはちょっと違うお洒落なカフェって感じ。BGMも雰囲気に合わせた選曲でゆっくり静かに飲める演出はうれしい!お店の奥にはハンアリ(壷)と醸造タンクが店内からもよく見えます。あのタンクの中で毎日マッコリが作られているんですね~☆午前中に作業することが多いので作っている所を見学する事はできないそうですが、あのタンクの中ではまさしくマッコリがふつふつと発酵中なんです^^
店内はテーブル席がずらっと並びますが、人数に合わせてテーブルの配置を変えてもらえるのでとっても使い勝手がいいんです。奥にはガラスで仕切られた半個室のようなスペースがあり20名ほどの小グループで利用できます。また8名ほどが座れるプライベートルームも完備され、ちょっとしたパーティや女子会などの飲み会にはもってこいですね。
◆◆お酒の種類を選んでからそのお酒に合ったおつまみをセレクトするのがこの店流◆◆
-まずテイスティングに挑戦-
醸造酒のメーカー直営だけあって自社オリジナル製品の豊富な種類からセレクトできます。どのお酒を選んだらいいか分からな~いという方にはテイスティングがオススメですよ☆ オーダーする前にスタッフに一言「テイスティングしたい」と伝えていただければその方に合わせた好みのお酒を持って来てくれます。またこの時期だけの季節の限定酒も味見することができてなんだか得した気分!今日は3種のフレーバー焼酎、生サンサチュン、季節の限定酒は菊の薬酒を試してみました。リンゴ・柿・にんにくフレーバーの焼酎は25度でかなり強め。でもそれぞれの香りがふわりと感じられました。テイスティングの後にオーダーしたのは結局一番人気の生マッコリとポッブンジャ酒~♪
通常のテイスティングは5種類
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こちらは今回特別に出していただきました^^
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ヌリンマウル・マッコリ 1,000ml
店内の醸造場で毎日ヌリンマウル・マッコリが生産されています。生マッコリは「Crassic」と「Dray」の2種類からお好みを選択。でき立てフレッシュなものか少し時間が経過したものかで味に大きな違いが出てきます。自然な製法で作られ添加物を一切使用していないため、醸造するシーズンによっても少しずつ味が変わるそう。豆乳と乳酸飲料を一緒に割ったような濃厚で優しい口当たりは他のマッコリでは見られないオリジナルの味でファンが多いのもうなずけます。店内で飲む場合は1リットルのピッチャーで提供されます。マッコリグラスもお洒落^^
★Crassic できたてほやほやの新鮮なもの・・・甘みがあり飲みやすい
★Dry 数日過ぎて発酵したもの・・・Crassicよりもさっぱりとしている
ポッブンジャ酒 (山イチゴのお酒) 370ml
こちらもぜひお薦めしたいお酒。ポッブンジャの生産で有名な全羅南道コチャン産を使って作られたポッブンジャ酒は、無炭酸と微炭酸の2種類があり、ナビは微炭酸の方をいただいてみました。色は濃いワインレッドですが見た目ほど濃い味ではなく、どちらかというとスパークリングワインのようなすっきりとした喉ごし。そこにポッブンジャ特有の甘みがプラスされてかなり飲みやすいです。女性に好まれる味ですね。
★ポッブンジャウム (無炭酸/左)
★ピンタンボッ (微炭酸/右)
◆◆人気トップ3のおつまみをご紹介!◆◆
お酒をオーダーしたら続いてはおつまみ。お酒に合うおつまみってどれがいいかなぁと迷ってしまう所ですが、こちらのお店のメニューにはおつまみがどのお酒に合うのか分かりやすく表示されています。お薦めの中から選べば間違いないですね!ナビはマッコリとポップンジャ酒をオーダーしたので、両方に合う人気のおつまみをセレクトしてもらいました。
ジョンの盛り合わせ
マッコリに合うおつまみといえばやっぱりジョン(チヂミ)。その日の材料によって内容が少しずつ変わるそうですが5~8種類の盛り合わせで出てきます。本日のジョンの中身は時計回りにミンチ入り椎茸・ミンチ入りコチュ(青唐辛子)・キムチ・牡蠣・トンテ(タラ)・ホバッ(朝鮮かぼちゃ)・ジャガイモ・豆腐の8種。醤油ダレにつけていただきます。この中でもイチオシはジャガイモのジョン。かぼちゃ入りで少し甘みがありモチモチしておいしいです。
豆腐キムチ三合(サマッ)
三合(サマッ)料理とは一般にはホンオフェ(ガンギエイ)、茹で豚、そしてキムチを一緒に食べる料理を指しますが、この店ではキムチと共にスモークしたサムギョップサルと豆腐の3種を食べやすくアレンジ。厚切りハムのようなベーコンのようなジューシーな食感と古漬けキムチの酸味、そしてたんぱくな豆腐の融合はマッコリとの相性も抜群。誰にでも受け入れられる味です。
焼き鳥の盛り合わせ
日本のものとはまた違ったこの店独自の自家製ダレをからめた焼き鳥は少し甘めのタレにマヨネーズソースを添えて。中身は豚肉・チキン・ウィンナーのベーコン巻・銀杏の4種類を2本ずつ盛り合わせしました。その中でもチキンはかなりスパーシーな仕上がりで日本人にはちょっと辛いかもしれません。焼き鳥には一緒にサラダが添えられているので一皿でもけっこうボリュームがあり、マッコリとならお腹もほど良い感じ。
◆◆お酒のテイクアウトも人気◆◆
続いてはお店の看板商品であるヌリンマウル生マッコリや代表的なお酒を購入できる店内のショップをご紹介します。昼12時からオープンするショップには日中からヌリンマウル・マッコリを買い求めるお客さんがひっきりなしにやって来ます。近所に住む年配の方から近くで働く若い会社員の方まで様々な方に好まれ、幅広い層で受け入れられているのがよく分かります。数種のお酒とグラスがセットになったギフトセットも人気商品とのことで贈り物用として買って行かれるんだとか。
銘柄はサンサチュン、デポ、ヌリンマウル生マッコリ。その他にはフレーバー焼酎、お酢、酒かすを練り込んだお菓子、陶器製の焼酎ボトルやテイスティング器など。ナビが特に気になったのはお酢!マッコリ・唐辛子・醤油という3つのフレーバーを取り入れたお酢はかなり変わってますよね。マッコリのフレーバーを味見してみましたが一般の米酢よりも刺激臭が少なくまろやかでどんなお料理にも合いそうな感じ。そこまで強くはないので料理だけではなく水で割って飲んでもいいかも☆
◆◆お店自慢をとことん語っていただきましょう◆◆
店長のホさん(左)、マネージャーのヒョンさん(右)
店長のホさんとマネージャーのヒョンさん。話してみるとお二人ともかなりおもしろい方。ヒョンさんは外国人の友人が多いんだそうで英語を少し話せます。現在は日本語を勉強中だとか。表情豊かでユーモアたっぷりに話すヒョンさんにすかさずつっこみを入れる店長のホさん。何だか二人で漫才でもしているかのよう。そんな二人の上司を持つお店のスタッフたちも和気あいあいとしていて店内の雰囲気も良く居心地がいいです。そうそう、お二人とも現在恋人募集中だそう。「ぜったい日本人のお客さんに伝えてくださいよ!」とお二人に念を押されました・・・ってあれれ、お店自慢ではなくご自分たちのPRに徹してしまいましたね!?では最後に一言ずつどうぞ!
マネージャー さん「お酒やおつまみに関する質問があれば、何でも気軽に聞いてくださいね!」
店長さん 「こう見えて実はシャイなんですよ、私。韓国語が話せる方のみ声をかけてくださいね(笑)」
◆◆最後に醸造場の中をのぞかせていただきました◆◆
こちらのお店では午前中に作業が終了してしまうので製造過程をのぞくことは残念ながらできません。でも毎日スタッフが一生懸命心を込めて生産している生マッコリは名前の通りフレッシュさが命。長期間保存させるための人工甘味料などの添加物を一切使用していません。お米・水・麴・酵母のみを使用してこの醸造場の中で発酵・醸造・瓶詰めの工程を得て私達の手元にやって来ます。作り手の顔が直接見えるので安心して飲むことができますね。さらには海外からの輸入材料を使用せず生産と消費の距離を縮めることで二酸化炭素排出量を減らしているんだそう。醸造過程でできた酒かすや余ったお酒はお菓子やお酢などに再活用されています。環境にも優しいお店なんですね。
ペサンミョン酒家直営のマッコリバー、いかがでしたでしたか?今年(2012年)は年明けから2月にかけて拡張工事を行い地下フロアもマッコリバーになる予定だとか。もし良才エリアまで足を運ぶのはちょっと遠いかなぁとお思いの方、醸造場直営ショップならソウル市内の他のエリアにも数ヶ所あるので便利ですヨ♪ 特に麻浦(マポ)店は学生街の新村エリアにもほど近いので行きやすいかも?!ただ生マッコリは1日の生産量が決まっているため、テイクアウトの場合は早めに売り切れてしまうこともあるのでご注意を。以上、今まで以上にヌリンマウル・マッコリにはまってしまったソウルナビがお伝えしました!