「青春」をテーマにしたオシャレなお店で炭火焼の美味しい韓国式ホルモンを!
こんにちは!ソウルナビです。韓国グルメの王様といえば、やっぱり焼肉!という方が多いのではないでしょうか。食べ方も種類も日本とはちょっと違う韓国の焼肉。その焼肉メニューの中で「ヤンコプチャン」って聞いたことがありますか?焼肉でもホルモン焼肉には牛もあり豚もあり、さらに焼き方もさまざま、また種類もいろいろあるのですが、その中でも「ヤンコプチャン」は丁寧に下味の付けられた牛のミノやテッチャンなどを炭火焼でいただく料理。韓国のホルモン焼肉の中でも最も高級なメニューなんです。日本ではホルモン焼きといえば安い庶民派の食べ物というイメージがあったりしますが、韓国で「ヤンコプチャン」を食べると、これが同じホルモン焼き?!っと思ってしまうくらい味も香りも歯ごたえも全然違う!?今日はそんなヤンコプチャンの専門店「青春(チョンチュン)倶楽部」をご紹介したいと思います!さっそくいってみよ!!
地下鉄5号線マポ駅から歩いて5分!
お店があるのは地下鉄5号線マポ(麻浦)駅から歩いて5分ほどのところ。麻浦(マポ)といえば空港鉄道も停車する孔徳(コンドッ)駅のすぐお隣りで、このあたりは観光客がよく利用するホテルもいくつかある場所。また5号線は光化門(クァンファムン)や東大門(トンデムン)、汝矣島(ヨイド)といったエリアを通っているのでそちら方面からのアクセスも便利です。また、人気観光エリアの明洞(ミョンドン)からは2号線ウルチロイック(乙支路入口)駅から2つ目のチュンジョンノ(忠正路)駅で5号線に乗り換え、3駅目で到着。所要時間は20分ほどと、そんなに遠くないんです。
大通りに面した建物はきれいできちんとした印象。入口のところには「焼肉専門食堂」と漢字があるので目印にするとよさそう。またお店の前には美味しそうなホルモン焼肉のサンプルが!
コンセプトは「青春」!?
お店の中も高級感があり洗練され、その雰囲気はホルモン焼肉屋さんではないように感じるほど。さらにインテリアをよく見ると、いたるところに昔の有名な映画の写真やレトロな音楽関連のものが飾られています。これらはオーナーさんが大好きな、若かりし頃-つまり青春時代の映画や音楽とか。洋画に洋楽から韓国のものまでそのジャンルはさまざま。そしてこれらの絵や写真、小物に混じって見られる歌の歌詞はどれも「青春」をテーマにしたもの。オーナーさん曰く、インテリアのコンセプトはズバリ「青春」!この「青春」を韓国語式に読むと「チョンチュン」。お店の名前の由来はここにあったんですね。ちなみにこのアートでステキなインテリアと内装は韓国でも活躍している日本のインテリアデザイナーの方と、もともとファッション関係でお仕事をされているオーナーさんが直接デザインしたものだそうですョ。
テーブルは1階と2階に
2階には8人ほど座れる個室や、4人くらい座れる半個室になったテーブルもあります。
<1階>
<2階>
センス抜群のオーナーさん!
こちらが、このお店のインテリアデザインにも直接かかわったというオーナーさん。もともとファッション関係のお仕事をされていたんですが、こちらのお店の代表メニュー、ヤンコプチャン(ホルモン焼き)が大好きということもあり、ヤンコプチャンの専門店を始めたんだそう。実は今日ご紹介している麻浦のお店は2号店で、「チョンチュン倶楽部」の1号店はソウルから電車で北西へ50分ほど行ったところにある郊外、高陽市の一山(イルサン)にあるんです。2号店になる麻浦店は2012年1月現在でオープンしてまだ3か月ほどですが、イルサンにある1号店はヤンコプチャンの美味しいお店としてすでに現地では有名。オーナーさんのお話によると芸能人もよくやってくるんだそう!
おしゃべり好きで陽気なオーナーさん。
|
|
お店のマスコットキャラクターにもなっています。
|
おススメは備長炭で焼くヤン(ミノ)&テチャン(ホルモン)!
では、ホルモン焼きをご紹介しましょう!!こちらの代表メニューは「特ヤングイ」と「テチャングイ」。“グイ”とは“焼き”という意味ですが、「特ヤン」は特ミノのこと。そして「テチャン」は大腸の部位で、日本語ではテッチャンともいうし一般的にホルモン焼きというとこのテチャンのことをさすことが多いですよね。冒頭でも少し触れましたが、日本では安い焼肉の部位として見られるこのミノもホルモン(テチャン)も、韓国では高級な食材。丁寧に下ごしらえされ、お店特製のソースでじっくりと下味が付けられます。ミノは厚く大きなものが良いとされるそうですが、こちらで使われるのは普通600gほどのところを700gもある大きなミノを使っているそう。また漬けタレはパイナップル、リンゴ、玉ネギ、ワイン、黒糖など様々な材料から作られているとか。さらにお肉を焼くのに使われるのはなんと備長炭。1200℃の高温で美味しく焼き上げます!
※ヤングイもテチャングイも、1人前から注文できます!
おかずも充実!
ホルモン焼肉を注文した時に一緒に出てくるおかず類もチェック。2種類の野菜サラダにケランチム(韓国の卵蒸し料理)、それから牡蠣入りキムチに生レバとセンマイ刺しもあり!中にはミョンイナムル(山ニンニクの一種)という山菜の葉を漬けたものもあり、これは青瓦台(大統領邸)でよくおかずに出される栄養たっぷりの珍しい料理とか。また、1人に1つずつミニサイズのチャンチグクス(キムチスープの温かい素麺)も付きますョ。どれも洗練された盛り付けです。
では焼いていきましょう!
お肉は全てスタッフに焼いてもらえます。大きなヤンもテチャンも焼きながら切ってもらえるので、時々ぼわっと上がる炎を見ながら焼きあがるのを待っていればいいだけ!実は韓国のホルモン焼きはこの焼き方にもコツがあるのですが、こちらではベテランスタッフの熟練の技で焼かれるので安心。気になる煙も、吸煙装置でスイスイ吸い取るからほとんど気になりません。
食べ方いろいろ!
ヤンとテチャンでは、ヤンのほうが早く焼きあがります。
ではまずヤン(ミノ)から。ちょっとピリ辛醤油ベースのタレと塩入りごま油、どちらにつけていただいてもOK。シコシコとした噛み応えが特徴の分厚いミノは日本でいただくのとはだいぶ違うかも!?歯ごたえはあるけれど柔らかく、噛めば噛むほど味が出てきます!お酒のおつまみにもぴったり!!
ぷりっぷりのテッチャンは醤油タレにつけるのがおススメですが、もとから味はついているのでそのままでいただいても。韓国ではよく、このテチャングイの中に詰まっている脂を焼きながらほとんど落しちゃうところもあるのですが、こちらのお店ではほとんどそのままで焼かれるトコロもポイント!この脂が美味しいですもんね^^ こちらはお酒だけじゃなくご飯にも合います~。
ホルモン焼肉のシメに、こんなメニューはいかが!?
■ヤンパッ
ヤン=ミノの入ったチャーハン。ヤンコプチャン専門店では定番のご飯もの。ちょっとピリ辛の味付けです。これ一つなら2~3人で分けていただいても十分な量。大きめに切られているヤンは100gも入っているそう!韓国式の味噌チゲ、テンジャンチゲとカットゥギ(大根の角切りキムチ)が付いてきます。
■ヌルンジタン
ヌルンジとは“おこげ”のこと。韓国では昔からお米を炊いて余ったご飯のお釜にお湯を注いでこのようにスープのようにしていただいたんです。現地では懐かしい味の料理がこのヌルンジタン。ご飯より軽いのでさらっといただけるし、おこげの香ばしさが食欲をそそります。こちらにもテンジャンチゲと、さらにムグンジキムチ(深漬けキムチ)、オジンオチョッカル(イカの辛い塩辛)が付いているのですが、ヌルンジをすくったスプーンにキムチやチョッカルをのせていただくのがおススメ!
韓国式の高級ホルモン焼き、いかがでしたか?ヤン(ミノ)は高蛋白、低脂肪でヘルシーな食材。そしてテチャンは新陳代謝を促し、コラーゲンもたっぷり!女性にもおススメのメニューです。ホルモンはちょっとなあー、という女性の方も、オシャレなお店で丁寧に下処理&味付けされたホルモンなら抵抗なく美味しくいただけるのではないでしょうか。次回の韓国旅行の焼肉は、ヤンコプチャンに挑戦してみては!?以上、麻浦の「チョンチュン倶楽部」からソウルナビがお伝えしました。