北村にあるユニークな名前の隠れ家的カフェ！
こんにちは！ソウルナビです。歩き疲れてゆっくりひと休みしたいけど、どこに行っても人が多くて落ち着かない．．．そんな時に本格ネルドリップのコーヒーを飲みながら、喧騒から逃れて静かに時間を過ごせるカフェを今日は紹介します！2010年の夏にオープンして以来、コーヒー通が足繁く通うお店として人気のお店。お店の名前は「café鼻（カフェ・コ）」。何やらお店にはちょっとした秘密があるという情報をキャッチ！名前も気になるので、さっそく行ってみましょう！
◆安国駅、昌徳宮から徒歩圏内！
お店があるのは、仁寺洞や北村の玄関駅でもある地下鉄３号線アングッ（安国）駅から徒歩４分のところ。昌徳宮や景福宮からも徒歩圏内で、見学後のひと休みにピッタリ。安国駅２番出口から出て直進すると、間もなく右手に憲法裁判所の大きな建物が見えてきて、この憲法裁判所横の路地を入ると「café鼻」があります。白い壁の建物の入口の上には鼻のモニュメントが・・・下から見るとちょっと微妙です。
◆まるで異国の家に来たかのような店内
店内に足を踏み入れると、お店というよりは異国の家に招待されたかのような雰囲気。それもそのはず、ここは築50年以上経った民家を改装し、壁や各部屋はなるべく手を加えずそのまま使用しているとのこと。そんな建物とアンティークな家具が落ち着いた空間を作っていて、居心地バツグン！テラスにある柿と紅葉の木も民家時代からそのままのもので、秋にはより一層風情がある空間が楽しめます。
◆店内には秘密がいっぱい？！
民家を改装したため、一つの空間ではなく各部屋に客席があります。
それぞれの部屋に特徴があるので、一つ一つ覗いてみましょう！
<カフェルーム＞
シックで落ち着いた雰囲気。壁に飾られた写真は、写真家クォン ヒョクジェ氏のもの。
静かに時間が流れます。
＜大型ルーム＞
5名以上の場合はこの大型ルームに案内して下さるそう。以前に日本人団体が16名で利用したこともあったとか。個室になっているので、お店の雰囲気を気にせずお喋りできます。
<地下室>
「では、次に地下室にご案内します」「え？！地下室があるんですか？？」
お店の方に案内された時に、思わず驚いてしまいました。まさしく隠れ家カフェ！隠し階段のようなせま～い階段を下りていくと…本当に地下室がありました！地下室は自由に利用可能ですが、玄関を入る前に地下室への入口があるのでスタッフが気づかない場合があります。そんな時は席に呼び鈴があるので、それを利用して下さいね！
<セミナールーム>
実はこのカフェにはセミナールームがあります。スクリーンも完備されているので、仕事やサークルの打合せでよく利用されているとのこと。基本的には予約が必要ですが、空いていれば利用できるそうです。
<赤い部屋>
お店のスタッフが“赤い部屋”と呼んでいるこの部屋は、セミナールームの奥の扉からつながっています。テーブルが一つだけの小さな部屋で、これなら聞かれたくない打合せもＯＫ？！セミナールームと反対側にある赤い扉を開けるとお店の入口へとつながっていて、本当にまるでからくり屋敷に来たかのよう。
必ずお手洗いに行きましょう！
このお店で一番自慢のお部屋はトイレです。というので覗いてみたら・・・びっくり！なんと浴槽があるではないですか！広さは６畳くらいはあるでしょうか。便器、浴槽のほかにドレッサーやソファもあるので、ゆっくりお化粧直しができます。できるだけ以前の住宅をそのまま使用するという、こんなところにも「café鼻」のこだわりが感じられます。
◆「café鼻」オススメメニュー紹介
「Café鼻」のコーヒーは本格ネルドリップ（ネルと呼ばれる布製のフィルターでコーヒーを淹れる方法）で、コーヒーの旨味を最大に引出し、コクがあってそれでいてまろやかなコーヒーを味わうことができるので、コーヒー通の方にもオススメです。そして嬉しいのは、コーヒーのお替わりがＯＫなこと！お替わりはネルドリップのコーヒーは「鼻ブレンド」に、ラテなどのエスプレッソ系はアメリカーノになるそう。もちろん、コーヒーが苦手な方のために、コーヒー以外のドリンクもありますよ。
では「café鼻」自慢のメニューをチェックしてみましょう！
＜鼻ブレンド＞
オリジナルブレンドコーヒー。香り高くコクがあり、しっかり濃いけれど苦すぎないかも。
＜
ラテ＞
ふわふわの泡で、濃いけれどとてもやわらかい味！
＜エスプレッソ＞
口の中でいつまでも香りが続く、濃くてキツいお酒のようなコーヒー。コーヒー中毒者にオススメです（ｂｙスタッフ）。特に日本人の男性？が時々注文するそう。
＜ブルーベリーチーズケーキ＞
濃厚なベイクドチーズケーキにまるごとブルーベリーのソースが相性バッチリ！量も多め。コーヒーによく合います。
＜ハムチーズパニーニ＞
チ、チーズが厚っ！厚すぎて半分くらいはチーズが落下してしまうほどです。トマトとピーマンが入っていて、とっても美味しい！
◆お店の名前の由来は？
「鼻」という一風変わったお店の名前には、一体どんな意味があるのか尋ねてみたところ、コーヒーを飲む時には、まず口ではなく鼻（香り）で味わうということと、coffeeのco（コ）は韓国語で鼻という意味だから・・・とのこと。なるほど、とことんコーヒーにこだわったお店ならではのネーミングだった訳ですね！納得！
いかがでしたか？ユニークな名前とは反対に、コーヒー通が好む本格コーヒーとこだわりの空間。もちろん食器にもこだわりがあって、今回ブレンドコーヒーのカップはイギリスのCoalPortの物、ラテのカップは日本人デザイナーのShinzi Katohの物を使用。スタッフの方は、各部屋の空間ごとに特徴があって、テーマがあって、余裕がある空間の中で、コーヒーと一緒に雰囲気や文化までも味わって欲しいとおっしゃっていました。観光で疲れた時やゆっくり過ごしたい時など、こちら「café鼻」で旅の途中に静かに流れる時間を楽しんでみてはいかがですか？以上、ソウルナビでした！
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