カップル連れ、親子連れにも人気のレトロなグッズにあふれる店内。味は一品!トッポッキマニアが追求した味!
こんにちは、ソウルナビです。建大のソウルキャンパスの近くといえば学生がもちろん多く、平日はもちろん週末も若者の熱気と活気でムンムンする街。ロッテシネマ、ロッテデパート、E-mart、ショッピングビルのスターシティがあって楽しさ満載の場所。特に若者たちが遊び、おいしいものを求めて立ち寄る「建大味の通り 건대맛의 거리」には飲食店やバーが立ち並んでて、若い子たちがぺちゃくちゃとおしゃべりしながら、またカップル連れも多い通りです。通りは横道に入っても飲食店がたくさん入ってて、ほんとにぎやか。その通りの隠れた場所に開店早々から口コミで美味しいと、あっという間にうわさが広がり常連客が続々というトッポッキ屋が!さっそく行ってみよう!
レトログッズで話題盛りだくさんの店内
トッポッキ屋「The 青春(チョンチュン)」は、ちょっと大通りから外れたとこ。飲食店もまばらになった辺りにあります。周りは地味な感じの色合いの中に突然派手な看板「ザ・チョンチュン」が。お店を外から眺めるだけでも人形の姿がちらほら。おや?トッポッキの店に人形が?お店の中に入ってみると・・・いや、ほんとにたくさんっ人形館かと思うほど、小さめの店内の壁に人形がひしめいていますっ。人形だけじゃなくて、昔なつかしのグッズたちもあってにぎやかな壁。よく見ると人形はバービー人形たち。これだけ集めたらお金かかっただろうなあっていうグッズたちの存在感に、トッポッキを食べるのを忘れちゃいます。実はこのお店、このグッズたちのおかげで来たお客さんたちは昔の思い出話に盛り上がっちゃうとか。レトロな話題豊富なお店でもあります。食べに来たのになんか遊びに来たような感じで話に盛り上がっちゃう!
面白いシステム。注文はメニューに直接ボードペンで書き込むの。
店のシステムもちょっと面白いんです。壁には、スプーントレイのようなかごが取り付けてあってそこにスプーンと箸が入れてあります。もし自分の近くのトレイに箸やスプーンが足らなかったら他のテーブルから拝借して。注文は、壁にかけられてるメニューの板にボードペンで丸をつけて渡すだけ。よくわからなかったら、店の人が親切に教えてくれます。ここのお店はお店の人がおいしい上にとっても親切だと感動して常連なる人も多いんだそう。ナビもよくわからなくてあたふたしてたら、自然に全部してくれました。そのスマートな親切さに感動っ。ナビを見て、味をちょっと弱くしてあげるねとお店の人。韓国の人は刺激的で味が濃いのを好むけど、日本人はそうじゃないでしょっと。実はちょっとしょっぱいのは苦手なのでうなずくナビ。今回の注文は一番人気の海鮮と部隊のミックスタイプで。
ちょっとカレー味のするスープがおいしいっ!後味もすっきり、しつこくないからどんどん進むっ
追加はお餅と餃子、不恰好な餃子、うどん、チョル麺に。ラーメンを入れてももちろんおいしい。追加は自分の好きなものを好きなだけ注文すればOK。トッポッキはほとんど完成した形で出てきます。でも、よく煮えたか確かめながら、ふうふういただきますっ。ほんとおいしいっ!ちょっとカレーの味が。そのうえ、口残りがなく、後味すっきりっ!スープだけでも、すすり続けてしまうそのおいしさっ!うどんも、なんでもおいしいっ!どんどん食が進みます。お餅を食べてると、形が2種類あるのに気づきます。一つは普通、よく韓国で見かける細長いの。もう一つは、ちょっとそれよりも丸みを帯びてコロコロかわいらしい曲線を持つお餅。このコロコロちゃんの中になんとチーズがっ。チーズ入りお餅なの。結構混じってるから探し出してみるのも楽しい!
チョル麺が美味しそうに煮えました。すぐやわらかくなっちゃうから、食べごろにズルズルッ。
|
|
海鮮チゲが入ると、大きなエビが入ってるっ。
|
ベビーキンパッは注文を受けてから巻き始めるの。オーナーのこだわりっ
途中、ご飯ものが食べたくなったナビは、キンパッ(海苔巻き)を注文。しかし、なかなかすぐ出てこないんです。あとで聞いてみたら、作り置きキンパッはおいしくないと、注文が入った時点で巻き始めるとのこと。小さくてかわいらしいベビーキンパッはとっても素朴な材料の味を大切にした味!つきだしの大根の漬物も自家製とか。味はよく韓国でチキンを注文するとついてくるあの甘酸っぱい大根のピクルスみたいなものの味。見た目はサイコロ切りではなく、薄切り。素直な味がおいしい。
お勧めはチーズの入った炒めご飯っ。とろけるチーズがのびのびっ。とってもおいしいの。
チーズ入り炒めご飯の出来上がり。チーズが糸を引いて食欲がそそられちゃうっ
ほとんど食べ終わったころに、やっぱりここは醍醐味。炒めご飯を注文してて、残ったスープにご飯を入れて炒めご飯にしてもらうんだけど、その前にちょっとでも具が残ってたら、捨てずに別盛りでテーブルに残していってくれるセンスっ。お勧めはチーズいり炒めご飯!目の前で炒めてくれるけど、その手際のよさに見とれてると、みるみるとろけるチーズが伸びやかに伸びてとってもおいしそうにっ。先ほど残していってくれた別盛りをお供のお汁代わりにつつきあいながら、炒めご飯もすっかり平らげます。チーズの風合いがとってもマイルドでおいしいっ。
目の前で炒め始める。その手早さには目を見張るっ
|
|
炒めあがってくるとチーズに粘りが出てくる。
|
おいしさの秘密は、トッポッキ・マニアの味へのこだわりっ
聞くところによると、このお店のオーナーは若いころからありとあらゆるトッポッキ、有名どころなら行ってないところはなく、韓国の子たちが舌を巻くほどのトッポッキ通。そのマニアがついに自分の店を出してしまったというお店なんだとか。オーナーさんに味の秘訣を聞いてみました。普通はコチュジャン(唐辛子味噌)を入れるけど、煮詰まってくるとちょっと後味が良くないのが欠点。オーナーのトッポッキはいっさいコチュジャンを使わない!独自のブレンドでコチュカル(唐辛子の粉)とカレー粉を主原料にしたソースと、毎日作る特製スープ、新鮮な食材ですくることにこだわりを持ってらっしゃるとか。お客さんたちはお店の小ささに初めはびっくりするけど、味のおいしさと親切なお店のムードにすぐファンになってしまい、友達や家族を連れてきたり、口コミやウェブでうわさに。こんなへんぴな場所なのに食事時間にはお店は大忙し。特に近くに大学があるから、学期の間はてんてこまいだそう!
食べに行くなら、ちょっと食事タイムを外した時間がベスト。夕食時は、テイクアウトの注文も多くなるとのこと。ナビが見てると、近所のお店のからもテイクアウトの注文が入ります。ナビが食べてもおいしいって感動ものだけど、韓国の若い子だけじゃなく老若男女に人気があるってやはり、味には国境はないのかなって、ちょっと思います。皆さんも是非若者の街、建大に来た時はこのトッポッキのお店も寄ってみてくださいね。レトロな話題に、味まで話題沸騰なお店です!以上、ソウルナビからでした。