カフェバイン

こんにちは、ソウルナビです。街を歩けば必ず見かけるほどカフェが建ち並ぶソウル。でもチェーン店のカフェに行き飽きた！だけど個人経営のカフェには入りにくい・・・そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか？そんな方に今日は「カフェバイン」をご紹介します。こちらは一歩店内に入ると、日頃せっかちな韓国とは思えない驚くほどスローな時間の流れるカフェ。木製の家具と優しい照明、ゆるやかな音楽があふれるオアシス空間でいただく手作りの飲み物は訪れる人の心を癒し、心ゆくまでくつろげます。それでは、さっそく行ってみましょう！

弘大入口駅から徒歩10分！

地下鉄２号線・空港鉄道・京義線のホンデイック（弘大入口）駅から徒歩10分の場所にある「カフェバイン」。もともとは違うところにお店があったのですが2012年6月、現在の場所に移転。以前のお店は硬い雰囲気だったので、今回のお店をつくる際には柔らかさを意識してつくられたお店はそのイメージ通りのリラックス空間。若者の街弘大にありながら、一歩入れば喧騒から離れ、誰もが自由にのびのびと過ごせる空間となっています。

プレインヨーグルト自家製だけあってこくが違います。		ホットカフェモカ　クリームはお好みで		栗蜂蜜茶の蜂蜜はマネージャーの親戚の養蜂場から仕入れているもの
モカフラペチーノ		アイスカフェモカ		チョコシューアイススクリーム

自家焙煎したコーヒー豆をゆっくりとハンドドリップ

注文が入ってから挽く10種類の厳選されたコーヒー。コーヒー初心者の方にはどのコーヒーにしようかと悩んでしまうかも。そんな時はスタッフがその人に合ったコーヒーをオススメしてくれます。ナビが訪れた日、スタッフがオススメしてくれたのはケニアＡＡ。ケニアはご存知の通り、コーヒーの原産国の名前で、ＡＡとは豆の品質を表すグレードのうち最高級のこと。このケニアＡＡを挽いたものをドリッパーにおき、温度計で測定したお湯でゆっくりと細くドリップを重ねていきます。こうして抽出されたコーヒーは温めておかれたコーヒーカップに注がれます。コーヒーが完成し、さっそくお味をと思っていると、スタッフから飲む前に香りを味わってみてくださいとのこと。コーヒーカップに顔を近づけると広大で風味豊かなコーヒーの香りが顔一面に！普段、慌しい毎日を送っている現代人には心落ち着かせて香りを味わうことも大切かも？また「カフェバイン」のコーヒーは濃くも薄くもない飲みやすい味わい。その秘訣は抽出方法にあるそう。たくさん抽出すると悪い成分までも出てしまうので、「カフェバイン」ではゆっくりと少量を抽出する方法でコーヒーを抽出します。こだわってゆっくりハンドドリップされているから、まろやかで美味しいコーヒーになるんですね！

ローストする前のコーヒー豆はこんな姿		コーヒー豆は、一粒一粒スタッフの方が選定します		ロースト中は、何度も豆の状態を確認します
ロースト後の豆を冷ましています		豆は焙煎することにより3倍以上に膨らみます。		焙煎されたコーヒー豆は密閉されて保管します

出来上がったコーヒーは、味見をしてから出されます。

完成！コーヒーカップに注がれたハンドドリップコーヒー

どんな味か気になるラム酒茶

ラム酒茶が登場するというのがこの小説です。

レモンとエスプレッソとが出逢ったレモニカーノ
レモンで作った特製のレモンエキスにエスプレッソを組み合わせたオリジナルメニュー。ふんだんに入った薄切りのレモンを食べるとビタミン補給にもばっちり。これまで見たことのない斬新な組み合わせです。エスプレッソの深い味わいとレモンの爽やか酸味が混ざり、大人の美味しさを醸し出しています。

これがレモニカーノの材料となる自家製レモンエキス。

レモネードも美味しいです。

蜂蜜バタートースト
日本ではカフェや喫茶店のトーストといえば薄い一枚のトーストを思い浮かべるのではないでしょうか？ところが何でも分け合うことが好きな韓国では、数枚分のトーストが出てくることもあります。「カフェバイン」の蜂蜜バタートーストも３枚分くらいのトーストをオーブンでこんがりと焼き、自家製の発蜜バターをぬった上に生クリームをのせたもの。お腹が空いた方にオススメの食べ応えのあるメニューです！もちもち、ふかふかしたパンにほどよく蜂蜜バターが塗られ、コーヒーとの相性も抜群！友達と食べるのも一人でも食べるのもあり。

みんなが集う広場をイメージして作られた「カフェバイン」

さまざまな人が集まり出会える場所をつくりたいという思いから、お店を始められたという社長のキム・サムジュンさん。社長さん自身はお店を始める前はそれほどコーヒーにこだわりはなかったとのこと。ところがカフェを開業するにあたり、コーヒーを学ぶにつれ、すっかりコーヒーの魅力に引き込まれたそう。いまや「カフェバイン」に訪れるお客さんの半分がリピーターや常連客。ナビが伺った日もお客さんがスタッフや社長さんと気軽に話をするなど、大型のカフェにはない人と人との繋がりがあるカフェらしさを感じました。開業時のテーマである「みんなが出会う場所」をまさに実現されていると実感！また、こちらではカフェの空間を使ってさまざまなイベントも行われています。これまでにもライブ公演や人類学の講義、展示やフリーマーケットなども行われたとか！

「カフェバイン」ではカフェを開業したい方のためにコーヒー教室（韓国語）も開かれています。カフェ売り上げの一部を必要な方へ寄付を行うなど、社会的な活動が注目され、取材を受けることもあるそう。お店でのさまざまな人との出会いが何よりも楽しみと語ってくれた社長さんは、ほぼ毎日お店にいらっしゃるので、是非遊びに行ってみてくださいね。以上、「カフェバイン」からソウルナビでした。