ソウル一の水産市場、鷺梁津(ノリャンジン)の便利なお店!買ったばかりの新鮮な魚介類を持っていけば、あとは食べるだけ!
こんにちは!ソウルナビです。「人も街も元気いっぱい!」そんなソウルが大好きだという皆さん!特にパワフル感が伝わってくる市場いかがですか?市場と言ってもいろいろあるけど、いつもの旅行とちょっと違う市場体験をしたい人にオススメなのが「鷺梁津水産市場(ノリャンジンスサンシジャン)」!その名の通り魚介類がズラリと並んだ水産市場でその規模はソウル一!いつ行っても新鮮な魚介類をたっくさん見学できちゃうスポット!せっかくここにやってきたなら、見るだけじゃなく!買うだけじゃなく!新鮮な食材を新鮮なまま味わいた~い!今日はそんな皆さんのお役立ち食堂「スサンフェグァン(水産会館)」をご紹介します!こちらは市場で買ってきたばかりの新鮮な食材をチャッチャと調理してくれるところ。買ったものを渡せばあとは座って食べるだけというとっても便利なお店なんです。おいしい魚介類を堪能したいナビも鷺梁津水産市場でたらふくウマイものを食べ、おなかと心を満たしてきました!さっそくナビと一緒にお店に行ってみましょう!
新鮮な魚介類を買いたいならここへ!
ソウルの人たちに「水産市場に行きたいんだけど」と聞いてみたら、ほとんどの人が「鷺梁津(ノリャンジン)に行け!」と言うはず。そのくらいソウルでは言わずと知れた有名水産市場がこちら「鷺梁津水産市場」。1階部分が水産市場になっていて、格子状の通路がいくつもできた広いスペースには所狭しと魚介類の入った水槽が並んでいます。両サイドを見ながら歩いていくと、タイにヒラメにアワビ、カニ、エビ、タコ、ナマコ…と数えたらキリがないほどの海鮮モノがいっぱい!魚介類好きの人じゃなくたって、この光景を見て興奮しないわけにはいきませ~んっ!
お店は市場の2階に位置!広~い店内で大人数でもゆったり座れます!
そんな水産市場の新しい建物の2階にあるこちら。1階の市場からは市場中央のエスカレーターで2階へ上がります。実は市場の食堂街はエスカレーターを降りて右端のほうにあるのですが、「スサンフェグァン」があるのは食堂街と反対側の、左の端っこのほう。1階の競り市場のちょうど上あたりにあります。
ほかの食堂が集まる食堂街とは少し離れたところにあるけれど、その分(?)、お店はとっても広々!フロアにはテーブルがたくさん並んでいて、主に2~4人といった少人数のお客さんが利用する席になっています。
奥には「パン」と呼ばれるお座敷タイプのお部屋席があり、そこにはまたいくつものテーブルが。少人数から大人数まで様々なグループのお客さんに対応しています。
水産会館で魚介類を食べつくす!
「おいしいカニが食べたい!おいしい刺身や鍋が食べたい!」そんな願いを叶えるべく鷺梁津にやってきたナビ。お店での注文の仕方などイマイチよくわからない方は、ナビの夕食を是非ご参考あれ!
その1、1階で魚介類ショッピング!
まずは魚介類がわんさか集められている1階の水産市場へ!目移りしちゃうほどたくさん売られている中から、よりおいしそうでより新鮮そうなものを選びます。何と言っても直接自分の目で見て買えるのがうれしい&楽しい!こんな感じでお店の人にほしい魚介類や数を伝え、お店ごとにお会計をします。お刺身にして食べたい場合、その旨を伝えると直接さばいてお皿に盛り付けてくれます。量が多い場合などはあとから届けてくれるので、食事するお店を聞かれたら「スサンフェグァン」と伝えればOK!ナビはタイ、ヒラメ、アワビ、ホヤ、ナマコ、ユムシ(ケブル)、ズワイガニ、カイバシラなど、いろんなものをここでお買い上げ!タイとヒラメなどの刺身用の魚はここでさばいたあと届けてくれるとのことなので、あとで「スサンフェグァン」まで持ってきてもらうことに。
その2、「スサンフェグァン」へGO!買った魚介類を持ってそのままお店へ。食材を渡し、それぞれの食材に対する調理方法を伝えましょう。ちなみにナビはアワビ、ホヤ、ナマコ、ケブル類は刺身に、ズワイガニはゆでてもらい、カイバシラはバター焼きに、と言う感じでお願いしました。
<基本的な単語>焼くもの⇒クイ(※バター焼き⇒ボトグイ)
ゆでるもの⇒デチム
炒めるもの⇒ポックン
蒸すもの⇒チム
刺身⇒フェ
その3、席に着いたらお食事スタート!
これが基本の「ヤチェ ヤンニョム」!お店に入ると、いわゆる「席料」的な感じで1人ずつ発生するのが「野菜・薬味ダレ(ヤチェヤンニョム)」の料金。サンチュやエゴマの葉のような野菜類、そして刺身用の酢が入った韓国味噌、ニンニク、唐辛子などの分で、これは基本的に支払う代金。ちなみに野菜や薬味ダレなどをいくらお代わりしても追加料金はないのでご安心を~!またこちらのお店ではお酒も販売!ビールや焼酎などお好きなものを注文しましょう!
その4、食べて、食べて、食べまくる!
最初に出てきたのはナマコなどのお刺身類。少し経ってから先ほど魚を買ったお店からタイやヒラメなどのお刺身が届きました!韓国のお刺身はワサビ醤油で食べるのもいいけれど、刺身用の酢入り唐辛子味噌(チョコチュジャン)で食べるのも韓国ならでは!サンチュやエゴマの葉にのせ、ニンニクや味噌と一緒にパクッと一口でいっちゃいましょ~!
じゃじゃーん!今回のメイン、ズワイガニが登場!ジョキジョキとハサミで切りながら身を取り出し食べてみると、フニャフニャになり過ぎない、ふっくらした身を堪能できる絶妙のゆで具合っ!もちろんもともとのカニの味がいいということもあるだろうけど、ゆで方だってかなり重要。専門家のおばちゃんたちにお任せし、一番おいしく食べられることにありがたみを感じちゃいます!一同、しばし会話を忘れて食べ続けます・・・
その5、辛い鍋、メウンタンでシメ!
ここのお店を訪れたお客さんがほぼ頼んでいくメニューが「メウンタン」。メウンタンとは直訳すると「辛い鍋」で、その名の通り辛味のある真っ赤なスープのお鍋料理です。魚のアラなどでダシを取り、春菊やニンニクなどで生臭さが取ったスープは海鮮料理の醍醐味を感じるのに十分なお味!韓国料理特有の「辛いのにサッパリしている味」で、追加したご飯もこのスープでどんどん進んじゃいます。このメウンタンは大中小と3つのサイズを用意。ナビは9人で大を2つ頼んだところちょうどよかったですョ。
メウンタンを食べるときのもう一つのお楽しみが、残ってしまったお刺身をこの中に入れて食べること!少しずつ足しながらしゃぶしゃぶする感じで食べてもいいし、しっかり煮る感じで食べてもOK。お好みで召し上がれ~!
その6、レジにてお会計!
おなかいっぱい食べたあとは入口付近にあるレジにてお会計。ただ頭に入れておきたいのが、焼いたり蒸したり茹でたりするものは魚介類の大きさなどによって調理代の値段が変わってくるため、価格表に表示されていないこと。値段が気になる場合は注文する段階で確認しておきましょう。
参考までに、ナビのときはこんな感じになりました!
(※価格は2008年6月現在)
★市場のお店にて
買った魚介類/価格(ウォン)
タイ、ヒラメ、メバル/130,000
ホヤ、ナマコ、ユムシ、アワビ/50,000
カイバシラ/10,000
ズワイガニ(3杯)/60,000
合計:250,000
★「スサンフェグァン」にて
調理を頼んだ食材やお酒など/調理法/費用(ウォン)/備考
野菜・薬味ダレ/-/18,000/2,000 × 9人
タイ、ヒラメ、メバル/刺身/-/※刺身につき料金発生せず
ホヤ、ナマコ、ユムシ、アワビ/刺身/-/※刺身につき料金発生せず
カイバシラ/バター焼き/5,000/
ズワイガニ(3杯)/ゆでる/9,000/3,000 × 3杯
メウンタン/-/24,000/12,000(大) × 2
ご飯/-5,000/1,000 × 5杯
ビール/-/24,000/4,000 × 6本
焼酎/-/9,000/3,000 × 3本
飲料水(サイダー)/-/3,000/3,000 × 3本
合計:97,000
食材250,000ウォン+「スサンフェグァン」での調理&食事代97,000ウォン=347,000ウォン。
9人で行ったのですが、おなかがはちきれるくらい刺身とカニ、鍋、そしてお酒を飲みまくって一人当たり38,500ウォン程度で大満喫できちゃいました~!
魚介類をお店で食べる機会はたくさんあるけれど、自分たちが直接選んだものをその場で食べることってなかなかないですよね。さっき買った新鮮な魚介類がおいしそうな姿でテーブルに登場したときのニヤリとしちゃう気持ち!そして食べて感じるおいしさ!それがこちらで食事するときの醍醐味!自分で調理するとなると何かと難しい海産物も、ここでプロに任せちゃえば食べるだけで楽チン!もちろん頼む内容や量によって変わりますが、ナビのように食事やお酒を楽しんでこの値段ですむ、なんてやっぱりうれしいですよね!皆さんも市場で食材を買ったら「スサンフェグァン」に直行!韓国ならではの新鮮な魚介類メニューを楽しんでみてくださいネ。以上、いまだにカニの味が忘れられないソウルナビでした~