ベトナム人も認めた本場に近い味!合井のこじんまりとしたお店で楽しむベトナム料理。
こんにちは、ソウルナビです。ベトナム料理といえば、米の麺で作ったフォーや生春巻きなど日本でもポピュラーな料理ですよね。韓国でもベトナム料理のチェーン店がかなり増え、気が向いたらすぐに食べにいけるような身近な存在になっています。でもナビのベトナム人の友人曰く、チェーン店の料理は韓国人の口に合わせてあるので本場の味とはちょっと違うんだそう。今日は、そんな友人が「ここは本場に近い!」と絶賛するベトナム料理のお店「リトルパパ」をご紹介したいと思います。さっそく行ってみよ~
合井カフェ通りの一角にあり
お店があるのは弘大(ホンデ)から近く、おしゃれなカフェやバー、洋服屋の並ぶ合井(ハプチョン)のカフェ通りの一角。最寄りのハプチョン(合井)駅から徒歩2分とアクセスも抜群です。お店の前にベトナムの自転車タクシーが停められているので、それを目印に行けば迷うことなくたどり着くことができます。
お店の中は
お店の中に入ると右がテーブル席、左がカウンター席になっています。カウンターのすぐ目の前が厨房。だから注文が入ると料理人が手早く料理をする姿をみることができ、待っている時間も楽しめるんです。入口の向こうに見えるドアから外に出ると、ベンチと赤いストーブがあり、白を基調としたお店の外観との調和が何とも可愛らしい!思わず写真を撮ってしまいます。
店内の壁に掛けられていたたくさんの絵は、オーナーがベトナムに行った際に「リトルパパ」のコンセプトに合わせて購入したものなんだそう。ほんわかと明るいタッチで、見ているとどこか心が休まる、そんなステキな絵です。
オススメ料理をご紹介!
2人で来店する場合は定番メニューの牛肉のフォーとパイナップルチャーハンを頼む場合が多いとか。そんな2品を含めて、「リトルパパ」オススメ料理をご紹介しましょう!
牛肉フォー
「リトルパパ」では牛肉のフォーのほか、牛ヒレスライスや鶏肉、海鮮など7種類のフォーがあります。スープは全種類に共通で、牛の骨を8時間煮込み、その日売る分だけ作るんだとか。最初にスープを一口飲んでみると、後味に淡く甘みが広がります。一緒に出てきたもやしを入れ、赤いチリソースと黒い海鮮醤をかけて召し上がれ!通な方は香草とミントを一緒に入れて食べるともっと美味しいんだそう。お店の方に頼むと出してくれます。さっそくナビも挑戦!独特な香りも好きな方は是非お試しを!
また何と!フォーを食べ終わった後に残ったスープにご飯を入れ、クッパッのように食べるのもOKだそう。ご飯は追加料金なしで頼めるから、物足りないなんてことはないですね(笑)
パイナップルチャーハン
各種野菜と海老、卵などとご飯を炒め、最後の段階でパイナップルを投入。お皿には生のパイナップルとミニサラダも盛り付けられ、彩り鮮やか!ナビは最初ご飯と一緒にパイナップルが炒められることに若干の抵抗があり、パイナップルなしでご飯だけを食べてみましたが、これは塩のきいたチャーハン。でもパイナップルと一緒に食べてみるとパイナップルが甘すぎず、ぴったりとチャーハンに溶け込み、美味しくいただくことができました!
海鮮野菜炒めフォー
「リトルパパ」の炒めフォーはビーフエッグヌードル炒め麺と海鮮野菜炒めフォーの2種類。前者は細い麺で、後者は平たい麺です。海鮮野菜炒めフォーには麺の他にも海老やキノコ、キャベツ、もやしなど具だくさん。一口食べると少し甘酸っぱいタレが食欲を注ぎます。上にかかっているネギを揚げたものはベトナムの家庭では毎日食べるほど定番なものなのだとか!「リトルパパ」では毎朝開店前にお店でフォーを揚げるのですが、中に入るネギは韓国にはないので、ベトナムの市場からわざわざ直接仕入れているそうです。
野菜スプリングロール
ライスペーパーの中に新鮮な野菜と麺、カニカマ、豚肉などがぎっしり詰まっている生春巻き。しゃきしゃき感がたまりません!生野菜たっぷりなのでサラダ感覚でいただいてもいいですよね。
ホーチミン式焼きマンドゥ
ライスペーパーに刻んだ野菜と豚肉を包んで揚げた春巻き。見た目と違い、とってもふんわり柔らかい触感にびっくり!中身がハンバーグのようで、小さなお子様にもオススメしたい一品です。
「リトルパパ」のご主人のお父様は、明洞(ミョンドン)で15年に渡りベトナムフォー専門店「アオザイ」を経営されていた方。ご主人もそちらで10年働きながら研究を重ね、韓国の人にも外国の人にも楽しんでもらえる味を目指して2012年9月、「リトルパパ」をオープンするに至ったそう。韓国にないネギをベトナムから仕入れたり、毎日牛の骨を8時間煮込んでスープを作ったり、インテリアにもベトナムの絵や自転車タクシーを置くなど細かな気配りが散りばめられた「リトルパパ」。こじんまりとした空間ながら、ここは韓国の中の小さなベトナム!ナビの紹介したメニューの他にもまだまだ種類が豊富なので、是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。以上、ソウルナビでした。