タッカンジョンといえば仁川の新浦市場でしょ!本場でホンモノのタッカンジョンを食べてみよう~!
こんにちは!ソウルナビです。皆さんは韓国で食事をする時、食堂の名前にやたら“元祖”と付いているのに気付かれましたか?よ~くみると、あっちも元祖、こっちも元祖。そんな韓国の“元祖”食堂たち。若干言ったもん勝ち的な部分もありますが、今日ご紹介する「元祖新浦タッカンジョン」は正真正銘の元祖!タッカンジョンが生まれたとされる仁川は新浦市場に位置し、平日の昼間でも行列が出来るほど、地元の人々から認められている人気店。甘辛ソースがクセになるタッカンジョン、本場で食べる“元祖”の味ってどんな味なんだろう?!さっそく新浦市場へ向かってみよ~!
◇◆お店は東仁川・新浦国際市場にあり!◆◇
後ろに見えるのが東仁川駅。立派でしょ?
ソウル市内から約1時間、降り立ったのは地下鉄1号線トンインチョン(東仁川)駅。終点の1つ手前の駅だから正直かなーり寂しい駅を想像していたナビ、いやいやどうして、かなり立派な駅でビックリ!駅の外に出てみると、ちょっと懐かしい感じの賑やかな商店街が続いています。
お店のある新浦市場(正式には新浦国際市場)へは、駅前から続く商店街をひたすら直進っ!軽く上り坂アリで10分ほど歩きますが、面白いお店も多いので、見物しながら歩いていくと、距離は全然気になりませんヨ!
仁川の台所、新浦市場は1883年に仁川が開港した時、やってきた中国人や日本人向けに物資を売ったのが始まりとされています。港に近く、いち早く外国の文化が入ってきた場所柄、タッカンジョンをはじめ、マンドゥ(韓国式餃子)やセスッテアネンミョン(洗面器のように大きな器で出てくる冷麺)など、新浦市場が発祥とされる食べ物がたくさんあるんですよ~!
◇◆行列の並ぶ位置に気を付けよう!◆◇
そうこうしている間に新浦市場に到着~入口を入ってすぐに行列を発見!もしや・・?と思って近づいてみると、やっぱりこちらが目当てのお店「元祖新浦タッカンジョン」に並んでいる行列でした~さすが、ウワサ通り!ではさっそくナビも行列に並び・・と、ここで気を付けなければならないのが行列にお持ち帰りの行列と食事の行列の2種類があること。食事なら「シクサ」、お持ち帰りなら「ポジャン」と言えば、お店の前にいるオバサマがどちらの列に並べばいいか教えてくれますよ!平日の夕方や週末などは、どちらも長~い行列が出来ているのでしっかり確認して並びましょう~
青い看板と、このオバチャンの写真が目印デス!
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こちらお持ち帰りの列。
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並んで待っている間は、お店の前で実演されるタッカンジョン作りと、お持ち帰り用の豪快な包装を見て楽しみましょう。それにしても、お持ち帰り用の箱がまったく意味を成してないと思うのはナビだけ?!
大きな釜でから揚げとソースを混ぜます。
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サクサク感を出すために温度の違う油で二度揚げ~
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これ、箱に入れる意味あるんでしょうか?
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韓国ってやっぱ豪快~♪
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◇◆では、元祖の味を実食~!◆◇
タッカンジョンの元祖を名乗るだけあって、食べ物のメニューはタッカンジョンとフライド(フライドチキン)のみ、やはりほとんどのお客さんはタッカンジョンを注文。大勢で来る場合は、タッカンジョンとフライドを1つずつ注文したりするようです。大きさは、中が2~3人前、大が4~5人前程度。ただし、4人以上で来店した場合に中のみ1つ注文というのはNG。必ず大を注文しなくてはならないという決まりがあるので注意して下さいね!
◎タッカンジョン(中)
タッカンジョンといえば甘辛ソースがかかった骨なしチキンを想像する方が多いと思いますが、「元祖新浦タッカンジョン」は骨があるんです。中までしっかり火が通ったお肉はふっくら柔らか。そして二度揚げされた衣はサクサクで、水あめをふんだんに使った甘辛ソースが「これでもかっ!」と言わんばかりにた~っぷりかかっています。そしてこのソースがかなり辛い!最初は甘くても、あとからじわじわと辛さがやって来て、やがて涙と鼻水が~!良く見ると周りの人もみんな顔が風呂上り状態。ナビも食後1時間くらいは唇がひりひり・・・でもこれがクセになっちゃうんだよなぁ~・・辛いけど美味いっ!それでも食べたいタッカンジョン♪やっぱ、やめられましぇ~ん!
これで中(2~3人用)です。
辛さを沈めてくれるパンチャン(おかず)が嬉しい。
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パンチャンと水のお替りはセルフで~す。
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◎2本のフォークを上手にあやつろう!
この骨付きタッカンジョン、周りを見るとみんな2本のフォークを器用に使って食べているんです。両手でつまんでガブリ!と行こうと思ったナビでしたが、誰も手を使っている人がいなかったので、さすがに気が引け、フォークに挑戦。これ、意外と難しい・・・
フォーク2本で・・
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こんな感じで器用に食べましょう。
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◇◆タッカンジョンだけではもったいない、新浦市場!◆◇
せっかくここまで来たのに、タッカンジョンだけではもったいない~!新浦市場には、他にも美味しい物がた~っくさん♪ちょっとだけご紹介しますね~!
こちらも行列が出来ていました!
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わ!さつま揚げ屋さんだった~♪
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注文を受けてから、揚げ直してくれるからアツアツ!
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お約束の激辛ソースを塗って食べます。
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なぜか食べてみたくなるカラフルまんじゅう。
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唐辛子たくさんのマンドゥにも挑戦してみて!
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最近のブームでチェーン店が次々にオープンし、あちこちでタッカンジョンが気軽に食べれるようになりました。でも、どうせなら本場でホンモノの味を食べてみたいもの。まだまだ日本人観光客はあまり多くない新浦市場ですが、少し頑張れば仁川チャイナタウンや旧日本人街も徒歩圏内。今回はちょっと遠出して、仁川開港と新浦市場の雰囲気を楽しみながら、地元の人に混ざって本場の味を体験してみてはいかがでしょうか?以上、創業1985年の「元祖新浦タッカンジョン」から、ソウルナビがお伝えしました~!