ウニのお粥に豪華な石釜めし!ここだけの贅沢メニューがいろいろ味わえる、老舗のお粥&釜飯&韓国風しゃぶしゃぶ専門店!
こんにちは!ソウルナビです。韓国旅行では朝、昼、晩と韓国料理をいろいろ楽しみたい!そう思っていらっしゃる方はきっと多いはず。そんな韓国旅行で朝ごはんといえば?やっぱり「お粥!」という方が多いのではないでしょうか。今日はそんな朝ごはんの定番であるお粥をいただけるお店「ソゴンチュクチプ/小公粥家」をご紹介しましょう。こちらは観光客がよく利用するホテルがたくさん集まるソウル中心部の市庁エリアにある食堂。朝ごはんにぴったりなお粥のほかにも、韓国式の釜飯やシャブシャブなど現地でも人気のメニューがあり、朝、昼、晩といつ訪れても美味しいご飯がいただけるお店なんです。中でも注目はソウルでは他のお店にはなかなかお目にかかれないウニ入りのお粥や釜飯!それでは、さっそく、お店に行ってみましょう~
小公洞から移転、市庁駅から徒歩約1分のところに!
お店の名前の「ソゴン」はソウル中心部にある町の名前、小公(ソゴン)洞から。実はこちら、以前はソゴン洞にあったのですが2016年の4月、地下鉄シチョン(市庁)駅のすぐ近くに移転。最寄りの駅出口からは歩いて30秒ほどと、以前よりアクセスがとっても便利になりました!しかも大通り沿いにあるので見つけるのも簡単!看板には「粥」「おかゆ」「ソゴンチュクチプ」と日本語もたくさんあるから目印に!でもこんなに日本語があるなんて、観光客ばかりが行くお店?と思われるかもしれませんがご心配なく!確かに日本からの観光客もたくさん行くお店ですが、こちらは1985年にオープンした、現地の人にも長く愛されてきた老舗。特に周辺のサラリーマンがよく利用するお店なんです。有名なお店なので、移転前に行ったことがある、という方も多いのでは?
それでは地下にあるお店へ下りてみましょう。以前は古い狭めの2階建てだったけれど、移転後は60席ほどもあるワンフロアに!移転前より広々キレイになりました!テーブル席と座敷席が半々くらいずつあります。
朝、昼、晩といつでもオッケーなメニューが揃っています!
メニュー表には一つだけ選ぶにはとっても悩んでしましそうなほどいろいろあるんですが、こちらの代表メニューは大きく分けるとチュッ(お粥)とソッパッ(釜飯)とシャブシャブ(韓国式しゃぶしゃぶ)。主に朝はお粥、昼は釜飯、そして夜はシャブシャブが人気メニュー!朝、昼、夜といつ来てもおいしくいただけるメニューがそろっています。といってもどのメニューも時間限定で出されるというわけではなく、どれも営業時間中いつでも注文できるから、例えばお昼や夜にお粥をいただいても、昼にシャブシャブを選んでも全然オッケー。
一緒に出てくるおかずはこんなかんじ!丁寧にヒゲと頭の取られた豆もやしのナムルと、濃厚なオジンオチョッカル(イカの辛い塩辛)が美味~釜飯にはこれらにテンジャングッ(味噌スープ)がさらに付きます。
一番の代表メニューはやっぱりお粥!
お店の名前が「チュッチプ(お粥店)」とあるように、いろいろある中でも1番の代表メニューはやっぱりお粥。こちらにはさまざまなお粥メニューがあります。アワビ粥、牡蠣のお粥、野菜のお粥、牛肉のお粥といった韓国で定番のお粥はもちろん、中でも注目なのはウニやなまこ、フカヒレに松茸など高級食材を使った珍しいお粥メニュー!日本からやって来るお客さんには韓国旅行で朝ごはんの定番、アワビ粥のほかウニのお粥も特に人気だとか!
■■ソンゲチュッ(うに粥)
ウニは韓国でも高級食材。いろんな食材をお粥に混ぜていただく韓国でもウニを使ったお粥はとても珍しく、ソウルではやっているお店をこちら以外でまず見かけることはほぼありません!
ウニ色に染まったお粥にはウニもたっぷり。韓国ではお粥を食べる前に混ぜてからいただきます。よく混ぜ混ぜしてほおばると、磯の香りとともにウニ独特の甘くまったりとした風味が口いっぱいにひろがります!ただ日本ではウニを生でいただくことが多いけれど、こちらは火を通したウニ。生のウニとはもちろん違った味わいですが、それでもあとをひくウニの旨みを十分に感じることができ、ウニ好きにはたまらない一品。朝からちょっと贅沢においしいものを食べて元気に一日のスタートがきれそう!
■■チョンボッチュッ(あわび粥)
日本から韓国にやって来る旅行者の朝ごはんとして一番人気メニューといえばアワビ粥。こちらのアワビ粥は肝入りではありませんが、その分ほかのお店と比べると少しお値段が安め。むしろ肝入りが少し苦手という方や初めての方でも食べやすいアワビ粥かも?!
■■ソゴンspecialチュッ(小公スペシャル粥)
高級食材を使ったおかゆシリーズの中でもこちらは最高峰!?なんとウニ、アワビ、フカヒレがすべて入った、その名もスペシャル粥!その分お値段もちょっと張るけれどアワビもウニも外せないわ~!という欲張りグルメさんにオススメです。
こちらも美味!栄養たっぷり具だくさんの釜めしもいかが?
オフィス街でもある場所でずっと営業してきたこちら。お昼時には周辺のサラリーマンたちもたくさんやってきます。そのランチタイムに人気なのがソッパッ(釜飯)メニュー。ん?釜飯?日本にも美味しいのがいっぱいあるじゃん?って方も、こちらの釜めしを見れば韓国らしさが分かるはず。韓国料理でチゲなどをいただくときによく使われる熱々のトゥッペギ(黒い土鍋)に入っていて、具も日本ではなかなかなさそうなものが入っています!
■■モドゥムアルソッパッ(魚の卵盛り合わせ釜飯)
たっぷりのトビコとイクラがトッピングされた釜飯。韓国のこのような釜飯でトビコ入りは定番。全体を混ぜていただくと、熱々に熱された土鍋でほどよく温められ、プチプチとした食感がたまらないんです。しかも豪華にイクラまで~!
魚の卵類のほかにも、大きなエビ、牡蠣、きのこ、そしてご飯には細く切ったごぼうやにんじん、大根などの野菜から油揚げまでいろんな具が。これ一つでいろんな食材をいただくことのできる、まさに栄養釜飯!
韓国式の釜めしは、ネギなどの薬味の入った醤油ダレを少しかけて、全体をよく混ぜてからいただきます。ナビは小さいスプーンに軽く2杯くらい入れてみましたが塩辛過ぎず、ちょうどいい感じでした。
ここでイクラを混ぜてしまうのはもったいない・・・と感じるのはきっとナビだけではないはず。でも思い切って豪快に混ぜてみましょう~食べているうちにたまにイクラにあたると、なんだかうれしい気分になれるかも!?
ビビンバのように混ぜていただく釜飯はこれだけでも韓国っぽい?一口いただくごとに、いろんな食材の少しずつ違った味が感じられます。石釜にくっついたパリパリのおこげも楽しみの一つ!
■■ソンゲアルパッ(うに釜飯)
こちらはさきほどのトビコやイクラの代わりに、ソンゲアル=ウニがのった釜飯!やっぱりウニ!どうしてもウニ!という方はこちらをどうぞ!
たっぷりのウニに、こちらにもエビやカキ、野菜の具がいろいろ!
こちらも同じように醤油ダレをちょっとだけかけて、全体を混ぜ混ぜしてからいただきます。どこを食べても濃厚なウニの味を感じられます~
実はかなり韓国式のシャブシャブ!
しゃぶしゃぶというともとは日本の鍋料理だけど、韓国には韓国にわたってきて随分と現地化されたシャブシャブがあるんです。こちらのもう一つの人気メニューがこのシャブシャブ。また日本ではしゃぶしゃぶといえばお肉だけど、こちらのオススメは海鮮シャブシャブ!
■■ヘムルシャブシャブ(海鮮しゃぶしゃぶ)
薄く味のついたスープに野菜や肉などの具材を入れて、さっと火を通していただく韓国のシャブシャブは、どちらかといえば日本の寄せ鍋に近いかんじかも。お店にはお肉のシャブシャブもありますが、海鮮シャブシャブはエビ、魚、いろんな貝など海鮮の具が盛りだくさん!いろんな韓国料理を食べてきたリピーターさんにとっても、いつもとちょっと違った現地の料理を味わえる機会になるかも?日本の鍋に似ているので、韓国料理に慣れないビギナーさんでも食べやすいハズ!
メニューの開発から調理過程に至るまで、すべて社長さん夫婦が直接行っていらっしゃるこちら。1985年のオープン当時は日本料理のお店として出発し、刺身やお寿司などを中心に営業していたものの、周りの大型店舗に押され、90年代初めからお粥専門店(チュクチプ)して新しくスタート。でも他では食べられない特別なお粥メニューを開発したり、社長さんのアイディアでお粥以外のソッパッ(釜飯)やしゃぶしゃぶなどをメニューに取り入れ、いまでは地元の人にも外国人にも人気のお店となりました。おおらかでお話し好きな社長さん、そしてとても優しく明るい奥様、お二人の人柄を慕ってやってくる常連さんも多いみたい。お店の近くには観光客がよく利用するホテルもたくさんあるし、朝ごはんに昼ごはんに、そして晩ごはんにも!ちょっと特別なウニ粥や韓国式の釜飯、シャブシャブを味わってみては?以上、市庁駅を出るとすぐにある「ソゴンチュクチプ / 小公粥家」から、ソウルナビがお伝えしました。