チャジャンミョン発祥の地で元祖の味を堪能しよう!
こんにちは!ソウルナビです。韓国国民にとって最もポピュラーな麺料理といえば、黒いソースが特徴の韓国風ジャージャー麺「チャジャンミョン」!ドラマでも口の周りを真っ黒にしながら、豪快に食べているのをよく見かけますよね?出前文化が発達している韓国の中でも、ダントツに注文されているのがこのチャジャンミョンで、黒い服を着てチャジャンミョンを食べる「ブラックデー」なる記念日まで登場するほど、老若男女を問わず愛されている食べ物なんです!今日は、仁川のチャイナタウンにある、そのチャジャンミョンの元祖と言われている超有名店する「コンファチュン(共和春)」をご紹介しましょう!本場のチャジャンミョンって一体どんな味?それでは、さっそくナビと一緒に行ってみよー!
◇◆チャジャンミョン発祥の地・仁川チャイナタウン!◆◇
お店がある仁川のチャイナタウンは1883年の仁川港開港の後、この地域が清の治外法権地域に指定されたことにより形成された街。当時、中国山東省出身の華僑が地元の麺料理である、野菜と肉味噌を麺にかけて食べる炸醤麺(ジャージャー麺)を持ち込み、それを地元の労働者向けに安くて手軽に食べられるようにアレンジしたのがチャジャンミョンの原型だと言われています。その後、チュンジャンと呼ばれるカラメル入りの甘い味噌が登場し、これをチャジャンミョンに加えることにより、現在のチャジャンミョンの味に近づきました。
国鉄インチョン(仁川)駅からチャイナタウンの門から続く坂を上がりきったところ、真正面に見える豪華な4階建ての建物が「コンファチュン」。派手な建物が多いチャイナタウンの中でも、ひときわ大きく目立つ看板には赤地に黄色い文字で「共和春」と漢字で書かれています。どんな方向オンチさんもまず迷うことはないですヨ!
◇◆コンファチュン(共和春)の歴史◆◇
「コンファチュン」がチャイナタウンにお店をオープンしたのは仁川港開港から約20年後の1905年のこと。チャイナタウンの発展と共に、宴会場も備えていたお店は大いに繁栄しました。ところがその後、1970年代に入って韓国政府の華僑抑制政策によりチャイナタウンも急速に廃れ、やがてお店も閉店。しかし中国との国交回復によりチャイナタウンも復活、歴史ある「コンファチュン」も再建させようという話に。そしてかつて「コンファチュン」の厨房で働いていた職人や専門家が集まり2004年、ついに「コンファチュン」が復活!元祖チャジャンミョンの味を再び味わうことが出来るようになりました。
中国の雰囲気満点のインテリア
|
|
中華料理といえばやっぱり円卓!
|
◇◆チャジャンミョンを10倍楽しく食べる方法?!◆◇
ジャージャー麺博物館の外観
この「コンファチュン」から徒歩約2分の場所にあるのがジャージャー麺博物館。実はここ、「コンファチュン」の旧店舗を改築して博物館としてオープンしたもの。かつての「コンファチュン」の厨房や店内が再現されています。食べる前に見学するもよし、食べた後に見学するもよし、チャジャンミョンがさらに美味しく感じられること間違いナシ!
◇◆メニュー紹介◆◇
■コンファチュン(共和春)チャジャンミョン
お店の名前が付けられたチャジャンミョンはエビやイカなどの海鮮が入って具だくさん。そしてもう1つの特徴は、チョンヤンコチュと呼ばれる辛い唐辛子が輪切りで入っていること!このピリ辛チャジャンソースとプリプリの麺ががまさしく「コンファチュン」の味!ソースは見た目よりくどくないので、1皿ペロッとイケちゃいます!メニューにはコンファチュンチャジャンミョンの他に、普通のチャジャンミョンもあるので、注文の際は気を付けて下さいね!
■エビチャーハン
大きめのエビがゴロゴロと惜しげもなく入っていて、エビ好きにはたまらない1品。別添えで付いてくるチャジャンソースをかけて食べてもOK!
玉子もたくさん!
|
|
スープ付きです
|
このチャジャンソースを・・・
|
|
こんな風にかけて召し上がれ!
|
■タンスユク(酢豚)
黄金の組み合わせ、チャジャンミョンとタンスユク!韓国のタンスユクはほぼ肉で占められていますが、こちらのタンスユクは野菜も多めで色とりどり、餡の色も薄く上品な感じ。
■ムルマンドゥ(水餃子)
卵入りのスープで茹でているのが特徴の水餃子。1口サイズで食べやすい♪
いかがでしたか?チャジャンミョンやチャンポンなどの大衆料理はもちろん、コース料理や一品料理のメニューも豊富な「コンファチュン」。かつて華やかだった時代と同じように、週末には多くの家族連れや観光客で賑わってます。ジャンルは中華料理でありながら、今ではすっかり韓国のソウルフードとなったチャジャンミョン。是非1度、チャジャンミョン発祥の地で元祖の味を味わってみてはいかがでしょうか?以上、「コンファチュン」よりソウルナビでした!