豆腐は毎日お店で手作り!スンドゥブチゲと豆腐創作おつまみ&マッコリを楽しめるカジュアルレストラン
こんにちは!ソウルナビです。焼肉やチヂミ、タッカンマリなど日本からの観光客に人気の高いメニューはいろいろあるけれど、韓国人が意外!と感じる日本人の好きな韓国料理の一つがスンドゥブチゲ。韓国ではどちらかというとご馳走というより普段からよく食べる地味な家庭料理のカテゴリーに入るし、あんなに辛いもの大丈夫なの!?と、ちょっと不思議に感じるよう。でも赤くて辛くて韓国らしいスンドゥブチゲがやっぱり好き!という方も多いのでは!?今日はそんな人気のスンドゥブチゲと、こちらも日本の方が大好きな韓国の伝統酒マッコリが両方美味しく味わえるお店「大韓純豆腐(テハンスンドゥブ)マッコリサロン」をご紹介しましょう!ソウルにもスンドゥブチゲの専門店はたくさんあるけれど、こちらのスンドゥブ(純豆腐)はお店で毎日手作りしたもの。また手作り豆腐の創作料理をおつまみにお店オリジナルのマッコリもいただけるんです!ソウルではそんなにない、手作り豆腐がいただけるお店にさっそくご案内しましょう!
ソウルの真ん中!ビジネス街、光化門にある建物の地下に
お店の場所はソウル中心部の光化門(クァンファムン)。光化門といえば人気の観光地であるソウル五大王宮でも最も規模の大きな景福宮(キョンボックン)の前にある光化門と、大きな世宗大王像が目立つ光化門広場が有名なスポット。お店は最寄り駅の地下鉄5号線クァンファムン(光化門)駅のすぐ近く、歩いて2分ほどのところにある弁護士会館の地下にあります。この弁護士会館の地下は食堂が集まる食堂街みたいな場所。弁護士会館はちょっと古い建物で、地下の食堂街もちょっと昔っぽい感じだけど、2012年にオープンしたこちらはまだ新しくモダンな雰囲気だから、すぐに見つけられるはず。またこの食堂街へ下りる階段も道路に面したところにあるから分かりやすく、階段の入口には大きな看板もちゃんと出ています。ちなみにこの周辺は会社が集まるオフィス街。ランチタイムも夜もお客さんはほとんど周辺のサラリーマンやOLさんたち、特に女性のお客さんが多いそう。
店内は打ちっぱなしコンクリートのような壁や床にカジュアルなテーブルとイスが並んでいます。全体的にモダンながら漢字やハングルが筆文字で描かれた提灯など、どことなく伝統的なものを感じさせるインテリアも。ちょっとオシャレだけど気取りすぎてない雰囲気がリラックスできそうでちょうどいいかんじ!
良い材料で毎日作る新鮮な豆腐を!
こちらが「大韓純豆腐(テハンスンドゥブ)マッコリサロン」の社長さん。お店の自慢はなんといっても手作り豆腐で、毎日お店で直接作っています。お若い社長さんですが、豆腐作りは10年以上のキャリアを持つベテラン。「良い材料で毎日新鮮なものを作ってこそ美味しい豆腐ができる」というのがポリシーで、食材も江原道は鉄原(チョロン)にある大豆農家と契約し質のいい大豆のみを使っているんだそう。確かに、良い食材で新鮮なものを、というのはシンプルだけど美味しい料理にはとても重要なことですよね。でも結構手間と時間のかかる豆腐作り、実際に毎日作るのは大変な作業。大豆をふやかすだけでも12~15時間もかかるとか。それでも食材にこだわり毎日直接作る豆腐にまさる美味しい豆腐はないという信念のもと、日々豆腐作りに励んでいらっしゃるそう!
ほろほろ手作りスンドゥブのチゲ!
固まる前のふわふわ柔らかな状態の豆腐がスンドゥブ(純豆腐)。お店には手作りスンドゥブを使ったチゲやスープのメニューはいくつかありますが、おススメは辛くて赤いスープに海産物の入った「ヘムル・オルクン・スンドゥブチゲ」と、辛くない澄んだスープに牡蠣の旨味がしみだした「トンヨン・チクソン・マルグン・クルスンドゥブ」の2つ!
※スンドゥブメニューは、毎日夜8時まで注文可能です。
ヘムル・オルクン・スンドゥブチゲ(海鮮辛口スンドゥブチゲ)
トンヨン・チクソン・マルグン・クルスンドゥブ(統営直送透明牡蠣スンドゥブ)
やっぱり辛いスンドゥブチゲが食べたい!という方は赤いヘムルスンドゥブ、辛いのが苦手だったり、今までとはちょっと変わったスンドゥブが食べてみたい!という方には白いクルスンドゥブがオススメ。赤いスンドゥブは結構辛めだけど海産物の自然なダシで深い味わい。白いスンドゥブは牡蠣の産地として有名な統営(トンヨン)から直送されたプリプリの牡蠣が入っていて、全く辛くなくやさしいお味。そしてどちらにも、ほろほろのスンドゥブが入っています。実際に食べてみると、手作りのものが他の一般的なスンドゥブとは違うのがよーく感じられるはず!
スンドゥブを注文すると、おかずとキムチが付いてきます。キムチ以外は毎日日替わりで家庭的なおかず!
※おかずはナビが訪れた日のものです。
★★ちょっと1杯マッコリもOK!マッコリもウリであるこちらのお店。でも平日のマッコリや、おつまみのメニューは夕方から。それでもちょっと一杯!という方にぴったりなのがこの「ナッスルハンジャン」。直訳すると「昼酒一杯」で、その名の通りマッコリがカップに1杯だけ、というメニュー。あとでもご紹介しますが、こちらのマッコリはどこのお店でも売られている市販品ではなく、京畿道は楊坪(ヤンピョン)にある醸造所から取り寄せているもの。ちなみにお店で作られたお店オリジナルのマッコリ、柚子マッコリのカップ1杯メニューもあります。スンドゥブと一緒に、ちょっと一杯ナッスル(昼酒)はいかが!?
夜はマッコリサロン!
夕方5時以降はマッコリと手作り豆腐を使った創作おつまみを楽しめるマッコリサロンになるこちら。いくつかあるマッコリメニューのなかで、お店の代表マッコリはテハン(大韓)マッコリ。社長さんが美味しいマッコリを探して見つけた、京畿道楊坪にある醸造所で作られるマッコリを、お店でさらに飲みごろになるまで管理、熟成させるんだそう。伝統的な瓶に入っていて雰囲気もバッチリ、半凍りでシャリシャリの状態で出てきます。飲みやすくてバランスのいいマッコリ!またユジャ(柚子)マッコリもおススメ。お店で絞った柚子果汁を加えて作る柚子マッコリは甘すぎず爽やかな風味で、特に女性に人気だそう。
※マッコリとおつまみメニューは平日夕方5時以降、または土曜日は終日注文可能。
■トゥブソムPizza
豆腐にとろけるチーズと具をのせて、オーブンで焼いたピザ風の創作メニュー!実は青唐辛子もトッピングされていて、ちょっとピリ辛。豆腐とチーズのコンビネーションにこのピリ辛味と豪華なビジュアルで、現地の女性客に人気ナンバーワンとか!
■トゥブ・ロマニア
手作り豆腐にガーリックアンチョビソースとチーズ、キノコをのせて焼き、カラフルな野菜をトッピング。ガーリックアンチョビソースが豆腐の味をこわさずに引き立てていて、意外とあっさりした一品。豆腐の風味を感じられるナビ的にイチオシのおつまみメニュー!
■大韓トゥブポッサム
マッコリに合う代表的なおつまみの一つ、ポッサム。茹でた豚肉とキムチ、それからお店特製の豆腐を一緒にいただきます。お肉も柔らかくて美味しい!特製キムチは2種類あり、これを新鮮な手作り豆腐と一緒にいただいたら美味しくないワケがありません。セウジョ(アミの塩辛)もちょっとだけのせてからどうぞ!
手作り豆腐とオリジナルマッコリが美味しい「大韓純豆腐マッコリサロン」いかがでしたか!?お店で作った豆腐がいただけるところって特にソウル中心部ではほとんどなく、そんな貴重な豆腐をカジュアルな雰囲気の中で味わえるのもポイント。アクセスも良いこちらで、ふわふわの手作りスンドゥブや、オリジナルマッコリに創作豆腐料理をぜひ味わってみてくださいね!ナビ的には柚子マッコリもかなりオススメです!以上、光化門にある「大韓純豆腐(テハンスンドゥブ)マッコリサロン」から、ソウルナビがお伝えしました。