平壌麺屋 / ピョンヤンミョノッ

ピョンヤンミョンオク평양면옥

閉店・移転、情報の修正などの報告

北朝鮮は平壌の味!冷麺の名店中の名店!


こんにちは!ソウルナビです。実はナビ母の一番好きな韓国料理は冷麺。あのあっさりさっぱりしたスープ&麺は日本にいながらとっても恋し~~いとか。だからナビは韓国旅行の最初の夜、必ず母を連れて冷麺店に走ります。今日はそんなナビ母が次回やって来た時に真っ先に連れて行ってあげよ~っと考えているお店を、まず冷麺ファンのナビの皆さんにご紹介したいと思います。おいしい冷麺ばかりでなく、おいおしいマンドゥ(餃子)までいただけるお店の名前は「平壌麺屋」。本格派北朝鮮の平壌式冷麺で韓国ではかな~~り有名なお店でマスコミにだってバリバリ登場している、名の知れたお店です。北朝鮮出身のご主人が作るここの冷麺を求めて、北朝鮮出身の方が毎日毎日集まるというこちら「平壌麺屋」は、いつもご年配のおじ様&おば様をはじめとする多くのお客さんで大にぎわい!それではさ~っそくご紹介しましょう~!

地下鉄3号線東大入口駅から徒歩7分の直線コース!


お店は地下鉄3号線トンデイック(東大入口)駅2番出口から徒歩約7分ほどのところにあります。お店の敷地は広いものの、取り立てて派手な店構えでないため、ぼ~っと歩いていると店を見逃してしまう可能性があるので気をつけて!^^大通り沿いに大きなガレージがあり、その後ろがお店となっています。ガレージ右手の通路を進んだ左手が食堂、そしてつきあたりが冷麺の食材である蕎麦をひく作業室。庶民的な店構えながら、いらっしゃるお客さんは幅広く、近所のおじ様からゴージャスな方まで勢ぞろい!っといのも、こちらのガレージにはよく運転手さん付きの真~っ黒な高級車があり、冷麺を食しにいらっしゃる老人?!いやいやおじ様を見かけるんですよネ~!

平壌冷麺VS咸興冷麺!!


「平壌麺屋」の冷麺はその名の通り平壌式の冷麺!その平壌式とよく比べられるのが咸興(ハムフン)冷麺といわれるもの。平壌、咸興どちらも北朝鮮にある地名からつけられていることから冷麺自体が北朝鮮の名物料理であることが分かります。冷麺は蕎麦とサツマイモのでんぷんを混ぜ合わせてできたもので、この2つの割合の違いが平壌式と咸興式との違いだとか。平壌式は蕎麦粉の割合が多く、麺が少し太めで噛むとすぐにポロっと切れるタイプ。こちらは水冷麺が有名。対する咸興式はサツマイモのでんぷんの割合が多く、麺はとても細く、弾力があるので噛んでも噛んでもなかなか切れないタイプ。こちらはビビン冷麺が有名。ここ「平壌麺屋」の平壌式冷麺ではなんと蕎麦を粉にする工程全てをお店で行っています。だからほんとに誰もマネのできないオリジナル平壌冷麺を味わうことのできる、貴重なお店でもあるんです!
平壌冷麺

平壌冷麺

咸興冷麺

咸興冷麺

「平壌麺屋」ではこんなふうに製麺!


さぁ~それでは出来上がりの冷麺をご紹介する前に製麺する工程を簡単にご紹介しましょう~!始まりは蕎麦を粉にするところから。蕎麦をひく作業をする作業室は食堂の入口右にあります。地下へとつながっている大きな機械に蕎麦を入れていきます。するとガラガラガラ、ドドドドドッっという音とともに蕎麦がどんどん挽かれ、粉に変化!それからふるい機にかけられてさらに細かい粉になり、麺の材料へと仕上げられていきます。その後はでんぷんと混ぜ合わせて練りこみ、寝かせておきます。食べる直前に専用の麺絞り出し機?!にかけて細~く絞り出し、麺が登場。そのまま熱湯にジャボンっと入れ、茹で作業!じっくり茹で上げた後、流水でぬめりを取るようにしっかりゆすぎ、器へと盛られていきます。そしてスープあるいはコチュジャンソースをかけ、お客様のもとへと運ばれてゆくというわけなのです!
蕎麦の実を準備!

蕎麦の実を準備!

蕎麦を機械へ投入~

蕎麦を機械へ投入~

ガラガラ機械が稼動!!

ガラガラ機械が稼動!!

粉々になった蕎麦粉がこの中へ~

粉々になった蕎麦粉がこの中へ~

ふるい機へ蕎麦粉を移動させ~

ふるい機へ蕎麦粉を移動させ~

さらさらの完成した蕎麦粉が誕生!

さらさらの完成した蕎麦粉が誕生!

でんぷんと混ぜ、寝かせた生地を麺絞り出し機へ!

でんぷんと混ぜ、寝かせた生地を麺絞り出し機へ!

ゆっくり時間をかけて丁寧に茹であげ!

ゆっくり時間をかけて丁寧に茹であげ!

流水で洗い洗い~

流水で洗い洗い~

しっかりしっかり洗います!

しっかりしっかり洗います!

器に具と一緒に盛り付けスープを注ぐと~

器に具と一緒に盛り付けスープを注ぐと~

水冷麺が完成で~~す!

水冷麺が完成で~~す!

「平壌麺屋」ご自慢、自家製"水(ムル)冷麺"!


黄色い、透明感ある出来立てほやほやならぬ、出来立て冷たいオリジナル平壌式麺を器に盛り、その上にゆで卵1/2と大根のナムル・キュウリのナムル、チャーシューをのせ、冷たく冷えたこれまた秘伝のスープをそそぎます。このスープは牛の胸肉を3時間ほど煮込み、何度も何度も丁寧に余分な脂肪を取りながら丹精込めて煮込んで作り上げたスープを冷たく冷やしたもの。麺も重要ですが、この水冷麺はユクスといわれるこのスープもかなり重要なポイントを占め、味を左右する大事なもの!お酢やからしなどで味を調えてからいただきます。あっさりすっきりした麺とスープが織りなす味、一度挑戦する価値ありと思いますよ!

ピリ辛好きにオススメ"ピビン冷麺"


器に盛った麺の上にスープではなく、コチュジャンソースを掛けたものがこのビビン冷麺!ピリ辛だけれど好きな人は本当に大好きで、はまっちゃうお味!「平壌麺屋」のソースは思っていたほど辛くなく、まろやか(ナビの味覚では)。ナビもあっという間に一杯平らげちゃいました^^。

本格北朝鮮式蒸しマンドゥ(餃子)!ボリューム満点です!


マンドゥ(餃子)といえばこれまた北朝鮮のものが有名!冷麺専門店で出されるマンドゥのほとんどが北朝鮮式の具たくさんのビッグマンドゥ!ひとつでも食べ応え充分のボリュームマンドゥがここ「平壌麺屋」でもいただけると聞いて、ナビもさっそく試食!豚肉や豆腐、もやし、ネギ、ニンニクなど北朝鮮式ならではの基本食材がふんだんに詰め込まれたマンドゥは、2つ食べるともうお腹一杯っといった感じ。豆腐の味が良く効いた淡白なお味です。

北朝鮮出身のご主人が始めたお店というだけあり、北朝鮮出身のお客さんによる会合なども良く行われるとか。マスコミにもこれまで数十回と登場し、北朝鮮式の冷麺を食べさせる老舗中の老舗として有名な「平壌麺屋」。冷麺といえばゴムのように噛み切れなぁ~いっというイメージをお持ちの日本人が多いと思いますが、実際「平壌麺屋」の冷麺のようにソフトで食べやすい平壌式冷麺も韓国では人気があるんですヨ。次回ソウルに訪れた際にはここ「平壌麺屋」の平壌式冷麺と、他の店の咸興式冷麺、食べ比べしてみるのも面白いと思います!以上、平壌式冷麺にすっかりほれ込んだソウルナビがお伝えしました。

記事登録日:2005-03-07

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主なメニュー

単位:ウォン

イチオシ

ネンミョン

冷麺

냉면

11000

イチオシ

ピビンミョン

辛い混ぜ冷麺

비빔면

11000

イチオシ

チョプシマンドゥ

皿に入った北朝鮮式餃子

접시만두

※特大蒸し餃子6個
11000

イチオシ

マンドゥチュガ

北朝鮮式餃子追加

만두추가 (3개)

※特大蒸し餃子3個
6000

イチオシ

マンドゥグッ

北朝鮮式餃子入りスープ

만두국

11000

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2005-03-07

スポット更新日:2012-06-14

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供