ココでしか食べられない究極のキムチ料理“キムチチム”!!キムチ好きの舌をうならせるウワサのお味!
こんにちは!ソウルナビです。キムチといえば今や韓国はもちろんのこと、日本やアメリカ、中国など世界各地で愛されている大人気の健康ピリ辛料理!キムチはそのまま食べるのが一般的ですが、韓国にはオリジナルキムチをさまざまな料理法でアレンジしたキムチ料理がた~~っくさんあります。たとえばキムチチゲ(キムチスープ)、キムチジョン(キムチのお好み焼き)、キムチサムギョッサル(キムチと豚の三枚肉焼き)、キムチポックンパッ(キムチ炒飯)などなど、あげればキリがないほど!今日はそんなキムチ料理の応用編!?「キムチチム(キムチの煮込み)」という料理がいただけるお店「ハノッチッ」をご紹介したいと思います。この「キムチチム」とは「ハノッチッ」のご主人が自ら考案した正真正銘オリジナル料理!ご主人が試行錯誤し出来上がったこのメニューは今やウワサがウワサを呼び、お昼時はもちろんのこと、昼から夜にかけての時間から夕食時まで、お店は常にお客さんで大にぎわい!庶民的なお店の中はいつもおいしい料理に満足するお客さんの笑顔で「バグルバグル(わいわい)」!それではさっそく人気の「ハノッチッ」にナビと一緒に突入しましょう!
地下鉄5号線西大門駅から徒歩3分!場所は地下鉄5号線ソデムン(西大門)駅から徒歩約3分ほどのところ。店構えは店名にふさわしく韓国の昔の家、韓屋(ハノッ)そのもの。と~っても年季の入った庶民的な建物がかえって趣を感じさせます。特に外国人はこういった韓屋の建物が魅力的に感じられるかも。お店の前には「ハノッチッ」と書かれたシンプルながら存在感ある看板が掲げられています。それでは門をくぐってお店の中へ~!
昔ながらの韓屋のお店。外国人にも喜ばれる雰囲気!
いやぁ~~驚き!店内は一般の韓屋に少し手を入れた程度で、一般の昔風のお家そのもの。温かいオンドルの座敷でワイワイおしゃべりしながらキムチを味わう人たちでにぎわい、本当にどこかの家庭にお邪魔した、そんな気分になっちゃいます。厨房で食事の準備をするアジュンマ(おばさん)も威勢よく、お店にいるだけで元気になってしまう、そんな雰囲気の食堂です。
究極のキムチ料理「キムチチム」!!そんな「ハノッチッ」で食べるご自慢料理はなんといっても「キムチチム」!「チム」とは日本語に直訳すると「蒸し」という意味なんですが、この韓国料理で「チム」と付くお料理、日本で言うなら炒め煮や煮込みに近い感じかな。キムチは約8ヶ月もの間熟成させたオリジナルのキムチを使用。これはソウル郊外の極秘!?工場で漬けあげた「ハノッチッ」スペシャルキムチ。このキムチがなんといっても主役!このキムチと特製ソースとぶつ切りにした上質の豚肉を一緒に煮込んで完成。この特製ソースの内容もかなり気になって、お店のご主人に尋ねてみましたが、これはホントのホントの企業秘密!すみませ~~んとのこと。それもそのはず、聞くところによればこの味を盗もうと工場まで尾行されたこともあるんだとか!それだけウマイっと定評のある「キムチチム」の真っ赤で大胆な姿、見ているだけで食欲をそそられて「ご飯ご飯~!」って叫びたくなっちゃうナビ。
そんなキムチチゲを調理しているようす、少し見せていただきました。調理場はキュッと寒く、大きな冷蔵庫が壁側にドンっと立っています。どうもこの中にスペシャルキムチが貯蔵されているようです。
大きな鍋にぶつ切りにした豚肉を敷き詰めます。
⇒その上に8ヶ月熟成させたキムチをこれまたドドド~~ンっと並べ、特製ソースをかけます。
柔らか~~い、キムチと豚肉は口の中で溶けてしまいそうな味わい!!それではさっそくご主人に手ほどきしていただきながら試食開始!ハサミも用意されているのですが、おいしく食べるにはこれを使わずにお箸や手でちぎって食べるのがツウ、とのお話。一口サイズにちぎったキムチを海苔の上にのせ、その上に一口大にこれまたちぎった豚肉をON!それを白飯と一緒に口へ~~~!ん~~少し酸味のあるキムチの香り、そしてなんともいえない豚肉と白菜の柔らかさ!口のなかで溶けちゃいそうなお味!辛すぎず適度な甘みがあり、癖になっちゃいそう!韓国人はご飯とおいしいキムチがあれば、ご飯を一膳食べられるっといいますが、このキムチチムなら1膳どころか2膳も3膳食べられちゃうかも!そしてこのボリュームで1人前のお値段もお手頃なのがうれしい~!(※写真は2人前)
しっかり調和の取れたサイドメニュー!先ほどもちょっと登場した海苔。「キムチチム」を注文すると、この海苔以外にコンナムルスープ、チャッチェ、辛くないナムル、キムチがサイドメニューのおかずとして登場します。「ハノッチッ」では適当なおかずをただ単に出すのではなく、それぞれの料理どうしの組み合わせもしっかり考え、うまく調和するように考えて出しているんだそう。コンナムルスープと辛くないほうれん草などのナムルはピリ辛の「キムチチム」の合間の一息に、また海苔とキムチとチャッチェは切っても切れない最高の相性なんだそう。特にチャッチェは実はとっても手の込んだお料理。こちらのご主人はこのチャプチェを丹精込めて毎日作ることで、お客様に対する感謝の気持ちをあわらしているんだそう!
「ハノッチッ」特製"キムチチゲ"もご賞味あれ!「ハノッチッ」では「キムチチム」の他にキムチチゲも人気!この写真が1人前の量というから驚き!こちらの料理はお腹いっぱいになるまで食べられるというのがポイント!ご飯だっておかずだってお代わりし放題というのもこれまたうれしい!キムチチゲも豚肉を基本に、玉ねぎやおネギ・お豆腐などが入っています。プ~んと香る酸味あるキムチチゲの香り!酸味と甘みがうまく調和したお味がご飯を誘います。キムチの酸味が苦手なナビもこの酸味はまったく嫌味なく、どんどんスプーンを運ばせる魅力的なスープです!
こんな感じでオーダーしてみてはいかが?!
このキムチチムとキムチチゲ、どのくらいの量をオーダーすればいいのか目安が分からないという方、2人でやって来たときにはキムチチム&キムチチゲを一人前ずつオーダー、また3人でいらした時にはキムチチムを2人前、キムチチゲを1人前頼むのがベスト。もちろん、お1人でいらしたお客さんの注文も受けてらっしゃいます。ご参考までに!
「ハノッチッ」のご主人ユン・チョルさん!!「女性客のお客さんでダイエットなどを気にされて脂身を食べないという人に配慮し、キムチチムには脂身たっぷりな部位と赤味の部位の両方を使っていますが、実はこの豚の脂は太るものではなく、また気管支や肺にもよく、激しい肉体労働をする方も好んで食べるんです。そのくらい豚の脂は体に良いものなので、女性の皆さんも気にせずモリモリ食べてやってくださ~いね!」というお店のご主人ユン・チョルさんからのメッセージ!ジェントルなユンさんとお話していると元気になるんです。試行錯誤し作り上げた"キムチチム"をおいしく食べるお客さんの姿を見ることが本当に楽しみ!そしてそんなお客様に対しいつも感謝していますという姿勢がお料理はじめユンさん自身からも感じられ、とても気持ちよく食事ができる空間をつくりあげています。
ん~今過ぎお店にとんできた~~いっと思った方!次回のソウル旅行のお食事プランに是非プラスしてください。この「ハノッチッ」のお客さんは年齢層も広く、若い人から年配の方まで老若男女を問わずに食べられる韓国庶民のお味。お昼時は列ができるほど込んでいるときもあるというので、できるだけピーク時間を避けて伺うことをナビはオススメします。「ハノッチッ」でしか食べられない「キムチチム」、一度トライしてみてはいかがでしょうか?!以上、ソウルナビがお伝えしました。