菜食ビュッフェで身も心もヘルシー!
こんにちは!ソウルナビです。Well−beingという言葉、ご存知でしょうか?そうです。2004年ぐらいからいきなり出てきたWell−being ブーム。Well−beingレストランにWell−beingスーパー、Well−beingポジャンマチャ(屋台)まで・・・どこへ行っても、しつこいぐらいにWell−being。あっという間に流行っては、あっという間に去っていく韓国にしては、かなり息の長いブーム・・・いや、もはやブームというより、すっかり定着したWell−being志向です。2005年に入ってからも、こういったお店や商品などはどんどん増えていますが、今日は韓国の伝統が感じられる街、仁寺洞(インサドン)にある菜食ビュッフェレストラン「韓果菜」をご紹介しましょう。こちらは菜食の中の菜食の店。単に肉以外の料理というわけではなく、魚介類や卵、乳製品も一切なく、食材は野菜オンリー。調味料も自家製のデンジャン(味噌)や醤油、コチュジャンを使い、化学調味料は使わないという徹底ぶり。しかもこれがビュッフェだというではありませんか!韓国で外食といえば、お決まりの肉+焼酎になりがち・・・でも今日は思う存分、野菜を食べようじゃーないかーー!!
地下にあり、酸素発生器も!
階段を地下に下りていくと、お店の入口があります。ランチいくら、ディナーいくらと書かれた紙が張られていますが、メニューはこれだけ。これ以外にあるのはお酒のみ。店内は地下ということで窓がないのですが、やはりWell−being、健康的でなければなりません~ということで、なんと酸素発生器が取り付けられています。地上で排気ガスだらけの空気を吸い込むよりかえってよいかも~ そして隅の方にはPCが1台置かれているのですが、これはメールなどをチェックしづらい外国人観光客のために用意されたそうで、もちろん無料♪一言、「PC使います~」と言えばOKです。
テーブルに着くと、お皿を渡されます。さっそくいただいてみることに~。ビュッフェ(バイキング)と聞いていたのでものすごい量の料理がでんっと盛られてるんだろうなぁと思っていたら、意外や意外、大皿に上品な感じで盛り付けられている料理の数々・・・ いろいろな野菜や山菜を使った料理は彩りもキレイ。 今回訪れたのは夕食の時間帯でしたが、結構な品数の料理があります。ちなみに料理の種類は、お昼で25種類ほど、夜は30種類以上とのこと。
ビュッフェの内容は?
日替わりでビュッフェの内容は変わりますが、ソウルではあまり見られない山菜や海藻の和え物などもあります。ヤンニョム(味付け)重視の韓国料理ですが、珍しく素材の味が生かされた味になっていて、日本人にはうれしいお味。これに玄米ともち米にナツメ、栗、ギンナン、ひまわりの種など体にいいとされている木の実、そして漢方エキス(韓国では韓方といいます)を入れて炊き込んだご飯・・・と聞いているだけで、すっかり健康になった気分です。
全てのメニューをお皿に少しずつ盛り付けようとしたら・・・のり切らなくて少々(だいぶ?)汚い感じもしますが、こんな感じ。もちろん1回きりではなく、何度お代わりしてもよし。ビュッフェですから!
そして食べ終わった後はすみやかに食器類を戻しましょう~
キムチもオイルもこだわり!
そして忘れちゃいけない、韓国のご飯にはキムチは付き物です。ここで驚いたのがキムチだってベジタリアンを極めていること。キムチには欠かせないはずのチョッカル(魚介類の塩辛でキムチ)を一切使わずに漬けたキムチです。一体どんな味になるのかと期待半分、不安半分でいただいてみたところ、これがなかなかいける!チョッカルに慣れていない人などにはかえって好まれそう!調理する際の油だってその辺のサラダ油ではないグレープシードオイルを使っています。こだわってます!
まだOPENして1年も経っていないのですが、すでにクチコミなどで広がり、お手頃なお昼の時間帯は結構混んでいます。主な客層は韓国内ではまだまだ少ないベジタリアンや糖尿や高血圧など食事制限が必要な人たち、そしてベジタリアンの外国人観光客、日本人(特に女性)だそう。夜は昼よりも料理の種類も多く、人も少ないのでゆっくり食事を楽しむことができてオススメとのこと。韓国といえばやはりカルビ!という気もしますが、韓国には何度も来てカルビはもう飽きたというリピーターの方や、せっかくだから美味しいものを食べたい!でもダイエット中・・・という方に是非オススメしたいヘルシー菜食料理です。以上、ソウルナビでした。