地元サラリーマン御用達!お手頃なセンテタン(生のスケソウダラ鍋)が人気!
こんにちは!ソウルナビです。今日は久しぶりに自称?!グルメのナビ社長オススメの店をご紹介しましょう。まずメニューからお教えしますと、「センテタン」という鍋料理!これは「センテ(生のスケソウダラ)」と野菜、豆腐などを一緒に煮たピリ辛鍋で、食事としても、お酒の肴としてもぴったり。見た目はいかにも「これぞ韓国の鍋料理!」という感じで真っ赤っか~ですが、辛さの中にも体に染み入るようなスープ、そして淡泊な生のタラが味わえるお魚の鍋です。そして今回「センテタンのうまい店」と社長がオススメするお店は、ソウル中心部のオフィス街、市庁・光化門エリアにある「新湖(シンホ)」。サラリーマンがランチや夜ご飯、あるいは一杯飲みによく行くお店です。さっそくご紹介しましょう!
お店は光化門の十字路から徒歩約3分!大通りの十字路にもかかわらず、ワールドカップやデモなどでよく人が大集合する場所、「クァンファムンサゴリ(光化門十字路)」。この地下鉄5号線クァンファムン駅前の十字路から徒歩3分ほどのところに、今日ご紹介するお店「新湖」があります。詳しくは、東和免税店の向かいの小道を入ってすぐのところ。もっと詳しくは地図で確認してくださいね。お店の看板には漢字で「新湖」と書かれているので、すぐ見つかると思いますョ。
※市庁駅から徒歩1分、北倉洞に移転しました。くわしくは「マップ」でご確認ください。
お手頃価格で味わえるセンテタンが地元サラリーマンに人気!韓国のフグ料理専門店の名前によく「ホ(湖)」って文字が入っているから、「もしや?!」と思ったらこちらもそうでした。フグをメインに海鮮料理やスープメニューを楽しめます。フグメニューはポッメウンタン(フグの辛い鍋)、ポッチリ(日本でいうチリ鍋)、ポッティギム(フグの天ぷら)など。これもかなりおいしそうですが、やはりフグはお値段がはりますもんね。そこで地元のサラリーマンに人気なのが、フグの半分ほどの値段で楽しめる「センテタン」。1年中楽しめるメニューではありますが・・・特にあったかい鍋が恋しくなる冬のランチタイムは、このセンテタンを食べに周辺のオフィスから繰り出してきたサラリーマンでにぎわうそうですョ!
木造の伝統家屋をリフォーム!我が家のようにのんびりできるお店!中に入ると木造の建物でいかにも老舗っぽい!普通の一般家庭をリフォームしたかのような間取り。社長さんに伺ってみると、やはり!ここはもともと普通の一軒家だったそう。入口から計算カウンターまでのテーブル席は、瓦葺屋根の母屋の前にある中庭といった感じ。さらに奥の入口から靴を脱いで中に入ると、中はとっても広々~としたお座敷スペース。10~30人用のお部屋があり、最高200人まで入れるそう。これなら周辺のサラリーマンが団体で会食するにも大丈夫ですね。オンドル(韓国式床暖房)がきいた伝統家屋で、飲みすぎてしまいそうな、とってもくつろげる雰囲気。
食事にもお酒の肴にもぴったりの「センテタン」!さっそく「センテタン」を注文!センテタンのメイン材料であるスケソウダラは、毎朝ソウル最大の水産市場「ノリャンジン水産市場」から仕入れた新鮮なもの。「セン(生)」とつくだけに、もちろん生のスケソウダラを使っています。このスケソウダラをぶつ切りにしたものを丸ごと一匹(2人分)にタラコと白子、そして3cmほどにカットした白菜、長ネギ、モヤシなどを一緒に鍋に入れ、ダシスープとニンニク、唐辛子の粉などの味付けを加えて最後に春菊、セリをのせれば準備完了!
材料を入れただけの状態で運ばれてくるので、テーブルで5~10分ほど強火で煮ます。「腹減った~」と途中で我慢しきれずに食べないように!しっかり煮えてからいただきましょう。その方が魚や大根、豆腐などの材料にスープの味がついて、スープ自体にもコクが出る感じでおいしくいただけますョ!
お鍋が煮えるまでは・・・サービスおかずでチビチビ飲みましょう。お鍋を注文すると、どんぶり型の器に入ったキムチやナムルなどのおかずが4種ほど出てきます。お店で直接作った手作りおかずで、なかなかイケます。腹ヘリだからといって、ナビのようにこのおかずでご飯を半分以上食べてしまわないように~。メインは鍋、鍋ですから!
しっかり煮えたら、いただきま~す!ナビが2度目に行った時は材料が切れ気味?!とかなんかで、タラコが入っていなかったのですが、1度目はタラコも白子もしっかり入っていましたョ。味は意外とあっさり目?!と思ったのですが、もともと大根、白菜、豆モヤシなどの野菜や昆布、いりこなどでとったダシスープ入りで、煮れば煮るほど魚のダシが出て濃くなります。さらに、ニンニクや唐辛子、セリや春菊など香菜が魚の生臭さをとり、メリハリのある味と辛さが淡泊な白身魚にぴったり。箸がどんどん進んで夢中で食べていると、体が中から燃えくるものを感じるハズ。これは冬に冷え切った体をあっためるのにぴったり!
こちらが10年お店を切り盛りしてきた社長さん。社長さんいわく、地元の人は人気の「センテタン」、夏にはサムゲタン、夜のお酒の肴には他のメニューもいろいろと楽しまれるとか。一方、日本の方にはフグがダントツ人気だそう。ナビが先日食べに行った時は、周りのお客さんはほぼ地元のサラリーマン。社長さんのおっしゃる通り、アグチム(アンコウ蒸し)、ポッチム(フグの蒸し煮)、ポッチリ(フグチリ)など、センテタン以外にもいろんなメニューを皆さん楽しんでいました。もちろんお酒はソジュ(焼酎)。ダンボになっていたワケではないのですが、声が反響する家の造りなのか?!周りの声がよく聞こえて・・・仕事の話や家庭の話、マイホームの話をしていたかと思うと、向こうの方から「ウィハヨ~(~のために*乾杯の時によく使う)」という掛け声が聞こえてきたり、地元色たっぷりのお店でした。徒歩圏内にホテルもたくさんあるし、あったかい鍋が食べたくなったら、気軽に寄ってみて下さいね。以上、ソウルナビでした。