巷でウワサの羊の串焼きを食べに行ってみました!
みなさん、こんにちは!ソウルナビのみれいなです。今日はマニアの間でひそかに話題になっている、延辺料理にチャレンジしてみました。 韓国語では延辺=ヨンピョン、中国の吉林省延辺朝鮮族自治州、朝鮮族が多く住むことで知られてい所です。つまり朝鮮族料理になるわけですが、ウワサには聞いていたものの、これまた未体験。中国だけれども韓国テイストなお料理なのでしょうか??今回は延辺の州都であり、まさに北朝鮮との国境の街である延吉(韓国語でヨンギル)に本店&支店を持つ「プンムヤンコチ(羊茂串店)」の韓国支店へ行って参りました~!
場所は地下鉄2・7号線大林(デリム)駅からほど近いビルの2階。にぎやかな繁華街とまではいきませんが、道路沿いには飲食店がちらほらと・・・。看板を見つけたら(夜の方が見つけやすいです)、迷わずそちらへ突進です。ビルの階段を上っていく途中に各支店の写真などがあります。トイレも中国語!ディープな感じがたまりません!!
入口はまるでどこかの事務所の入口のようで、素通りしてしまうところでした。そして店内へ・・・い、色味がない・・・グレーな感じです。韓国なのに、韓国でないような空間・・・でも大きめのテーブルで、それぞれ仕切られているのが嬉しいです。これなら例え大きな声で日本語を話しても、見つめられたりしませんね~。
テーブルのすぐ横にメニューが張られています・・・が、なんじゃこりゃ~!韓国語は見当たりません。 中国語オンリーです。かろうじて串モノに韓国語が見えるくらいでしょうか・・・。解読不可能なので、とりあえずは羊肉串を。ちなみに心臓、血管など生々しいメニューもあります。1人前10本で7000ウォンですが、最低2人前からの注文だそうです。そして忘れちゃいけない、中国といえば青島ビール。韓国では「チョンドメクチュ」と発音。メニューが決まったら呼び出しベルを押しましょう。ん?ベルの下にはなぜか皮が付いたままのニンニクが・・・生で食べるのか!?それともすりおろすのか!?このニンニクの謎は後ほど解かれるのでした・・・。
ビールはこちら小さい瓶を想像していましたが、どどーんと大瓶がやってきました。4000ウォンです。韓国のビールや焼酎、中国のお酒もあります。そしてビールと共に運ばれてくるピーナッツと搾菜、そして串焼きにつけるスパイスも。
お待ちかねの羊肉串がやってきました!ええっ10本も~なんていう心配の必要は全くありません。というのも、お肉自体はかなり小さ目になっています。なんだ、これなら余裕で10本平らげられるわ~と安心したのもつかの間、これじゃ足りないかも・・・と再び心配になるみれいなたち。
さっそく、この日が2回目の友達に焼き姿を披露してもうことに。思ったより早く焼けるので、焦げないよう気をつけて、焼けたものは上の段に乗せておきます。こうすると冷めない状態のまま食べられるんですね~。焼き鳥屋さんごっこみたいで面白い!と必死で見入っていると、顔が熱い!炭火なので熱気ムンムン。顔はなるべく離しましょう。
食べる時はそのままでも十分美味しいのですが、スパイスをつけるとさらに美味しさ倍増です!串の下の方は、写真のようにお肉を引っ掛けて上にずらして食べます。 そして、おもむろにニンニクを串に刺して焼き出す友達・・・なるほど~!謎のニンニク、このように焼いて食べるのです。皮付きのまま少し焦げるぐらいまで焼き、皮を剥いて食べます。美味しい~~~!!!サービスなので、お皿一杯のニンニクを平らげたってOKです。炭火で焼いたニンニクはホクホクしていて、それはそれは美味しいんです~。*翌日に商談やデート等控えている方にはオススメできません!
羊肉串だけじゃもの足りないかなということで、「炒干豆腐」という干し豆腐を炒めた、字そのまんまの料理も追加。いろいろと気になるメニューはあったのですが、やはり無難なものを選んでしまう小心者な私たち。出てきた料理は、干豆腐(例えるなら豆腐の皮)と唐辛子、豚肉などを炒めてあんかけ風になっているものでした。食べなれた味で、韓国にある一般的な中華料理屋さんとは違い、どちらかというと日本の中華料理のような味です。そのままでも美味しいのですが、お酢や醤油などをかけて好みの味にしても^^
初羊肉串の感想は「楽しくて美味しい」。味だけではなく、自分で焼きながら食べるという作業が、また楽しいんです。ただスパイスがかなり効いているので、お腹の弱い方は翌日1日中苦しめられることになるかもしれませんのでご注意を(苦しめられた一人です・・)。そして「う~ん、これ食べたいっ」と思われた方、もしこちらまでの交通が不便でしたら、東大門や建大、ソウルから離れますが安山などにも店が多いとの情報です。「羊肉串」と書かれた看板のお店に入れば、必ずメニューにあります。・・・記事を書きながら、すでにあのお腹の痛みも忘れ、食べたい病にかかっているソウルナビのみれいなでした。