正式な店名もないけれど、地元の人に親しまれて40年!仁寺洞の路地裏にあるキムチチゲ&カルグクスのお店!
こんにちは!おたみです。皆さんお元気でしたか?ずいぶん間が空いてしまいましたが、久しぶりに3000ウォンランチシリーズです。今日ご紹介するお店は仁寺洞の路地裏にある創業40年のお店。しか~し、お店の名前がないんです。看板には「カルグクス・キムチチゲ・コングクス専門」と書いてあるだけ。お店の方に伺ったところ、「そう、ないのよ。」と。さらに「地元の常連さんはなんと?」と聞くと、「カルグクスチッ(手打ちうどん屋さん)」と呼んでいるとのこと。ということで、今日はお店の名前を「カルグクスチッ」にさせていただきます。さて、こちらのお店の人気メニューはというと、皆さんに親しまれている「カルグクス(手打ちうどん)」ともう一つ、キムチチゲ!夏はコングクスもはじめるそうですが、いつでも楽しめるメニューは2つだけ。もちろん値段はすべて3000ウォンです!さっそくご紹介しましょう!
仁寺洞のお店オーナーが普段ランチに行くところ!おたみがこのお店を知ったのは、仁寺洞でお店をやってらっしゃる方とランチをしたときのこと。よく行くお店だというのでついて行ったところ、こちらに案内されたんです。仁寺洞のメイン通りから細い道をふた曲がりほどすると、路地裏にかなり地味ないでたちでこのお店が。一見、「知る人ぞ知る、地元人以外お断り」のような無言の主張を感じるものの、そのときは地元の方と一緒だったのですんなり店内へ。でも外観のイメージとは違ってドアを開けると活気あり!ほぼ地元の人でいっぱい。さらにこじんまりとしていながら、意外に人が入る!1階はテーブル席が7つほどあるだけですが、2階には40人ほどの団体でも座れるお座敷もありました。でもこの1階も2階もお昼どきは満員御礼。すごい人気~。
1人で行くときはカルグクス、2人以上で行くときはキムチチゲ!このお店を知ってからは、あのキムチチゲの味が頭に浮かぶたびに伺っているんですが、味もさることながら、3000ウォンという安さがやはりポイント。でも1人ではこのキムチチゲは頂けないんです。こちらのキムチチゲは1人用の石鍋に入って出てくるのではなく、テーブルの上の卓上コンロで煮ながら食べるタイプ。だからキムチチゲの注文は2人前から。おたみもここに行くときは必ず誰かしら誘って行ってます。以前そうとも知らずに1人でキムチチゲ~を食べに行ったとき、お店に入った途端に「カルグクスね」ときっぱりいわれ、同じく1人でいらっしゃった地元のおじさんと相席で頂きました。
ボリューム満点のカルグクス
1人ランチ向けのメニュー、カルグクス。これも3000ウォンです。さらにこの安さで量が多い!器も大きいですが、中身も相当です。食べてもすっても減らない・・・そんな量。さらにお味もあっさりとしているので、キムチと一緒の方がおいしく頂けます。ちなみにキムチは1テーブル1つ。1人で行ったときは相席の方と一緒につつきました。蓋付きの金器入りです。何となく気が引けてしまったのですが、手作りキムチは新鮮でカルグクスにぴったり!やっぱりカルグクスにはおいしいキムチがないとぉ~、ですよね?それにしても、これをスープまで全部平らげると胃にはかなりのズシリ感。この日は夜もなかなかお腹が空きませんでした。
お次は最近よく食べに行ってるキムチチゲ!酸味の効いたスープが決め手!
こちらはムグンジ(長く発酵させたキムチ)を使用した酸味たっぷりキムチチゲ!この酸味とダシとの調和がこれぞ!本場のキムチチゲという感じ。具はそのムグンジのほかに豚肉、オデン、豆腐、野菜などなど。豚肉がまたスープにマッチ!豆腐も煮れば煮るほどスープが染み込んで、ご飯がどんどんイケます。ここで、おたみが何度か足を運びながら会得した「こちらのキムチチゲのおいしい食べ方」を1つ(大した秘訣ではありませんが・・・)。煮る時間が短いと少し薄い感じがするので、5分ほどしっかり煮立たせてからお召し上がりを。そうすれば、全体的に味も濃くなり程よい酸味と甘味がするスープになります。また煮過ぎると今度は濃すぎというか、煮詰まった感じになってしまうので、途中の火の調節も忘れずに!
プラス1000ウォンでウドンサリ追加!キムチカルグクスにも!今回3000ウォンランチなのでこれはお好みに合わせて頼んでみて下さいね。キムチチゲ自体は3000ウォンなんですが、地元の人たちはほとんどが追加のウドンサリを注文しているんです。おたみも友達と行ったときは頼んでもいないのにサリが登場し、次に行ったときはベレー帽のオーナーに「サリはいるのか?いらんのか?」と迫る勢いで言われて結局「ジュセヨ(下さい)」といってしまう始末。考えてみると、今までサリまで頼むとお腹いっぱいになると重々承知しながらも毎回頼んじゃってます。でもこれがつるつるっと食べやすく、クセになるお味!あ、それからこのウドンは最初から入れずに、ちょっと煮立たせてから入れた方がグタグタにならずにおいしくいただけますよ~。
あと、これは地元の常連さんだけの楽しみ方のようですが、先日友達と行ったときは隣りのおじさま(いやハラボジか・・・)5人組が最後に残ったスープの一部を使ってキムチポックムパッ(キムチチャーハン)をお楽しみ中でした。刻んだ韓国海苔も散らして、う、うまそうだった・・・。これはもう少し通ってからお願いすることにしようかなと密かに企んでいますっ。
お店の外観はあまりに地味なので、行くたびに「今日お休み?」とドキドキしてしまうんですが、こちらは旧正月、秋夕を除いて日曜日も休まず営業、だそう(たまに休むこともあるとか)。お店の雰囲気もスタッフも、何度も通っておきながらまだドキドキしてしまう、そんなこだわりを感じさせるお店ですが、1度皆さんも足を運んでみて下さい。3000ウォンで酸味たっぷりの味わい深いキムチチゲがいただけます。そうそう、さっきも言いましたが、キムチチゲは2人以上で、それからお昼の12時から13時30分までの混雑時間は避けて行ってくださいね。なんせ、地元の人でいっぱいですから~。以上、おたみでした。