ノルウェーからの贈り物?!サバとサワラがオススメの焼き魚のお店
こんにちは。ソウルナビです。ソウルに旅行に来られた方はもちろん、長く韓国に滞在されてる方は辛いものを食べる機会も多く、キムチなどの辛い食べ物が食卓にないときちんと食事をした気にならない!っなんてすっかり韓国の食に浸ってしまった方も多いはず。ところがふとした瞬間、淡白な味の食べ物が恋しくなる時があるんですねぇ~。というワケで今回みつけたお店がココ、地下鉄2号線シンチョン(新村)駅からさほど遠くない、焼き魚を提供するお店「コサミ・センソングイ(旧トルボゴデニ)」。さっそくご紹介したいと思います。
壁に飾られた写真たち
お店の中に入るとたくさんのお客さんたちで活気あふれてます。まず目に飛び込んできたのは壁に貼り付けられた数々の写真。近づいてよく見てみると、どうやらこのお店で食事をしているお客さんを写した写真のよう。家族連れから友達同士、カップルたちの写真とさまざま。店員さんにどうして写真を飾っているのかたずねてみたら「このお店に来てくれるお客さんが好きだから・・・」と、そんなあったかいお返事をいただき、席へと案内されます。
陽気な店長さんのアットホームな雰囲気
メニューを眺めて何を注文しようかまよっていると、明らかに他の店員さんとは格好の違う店員らしき人がやって来て「サバとサワラがおすすめだよっ!」と日本語でアドバイス。気になって聞いてみると、なんとこちらの店長さんでした。話を聞くところによると語学勉強のために1年間、日本で生活されたことがあるそう。でも毎日パチンコに明け暮れて日本語のほうは二の次になってしまった・・・となんとも茶目っ気のある店長さん。オススメのサバとサワラを注文すると、店長さんはどこへやらお店の外へ。後を付いて外へ出てみると、入口の横に魚を焼く大きな調理器があり、少しのぞかせてもらうことに。
ノルウェーからの贈り物
一気に魚の両面が焼ける大きな調理機でサバとサワラを焼き始める店長さん。サバは魚の安全管理で先進国のノルウェーから輸入しているとのこと。サワラも韓国の近海から送られるもので、両者ともオススメなのでこのお店に来たらこの2つを是非食べてみてください、とのこと。
まず焼きあがったのはサバ。ん~、香ばしい香りが食欲も倍増。魚の身を付けて食べるように用意してくれたのはヤンニョム味噌とわさび醤油。魚の身に箸を入れるとじゅわっとしみ出てくる魚の脂。ヤンニョム味噌に付けていっただっきま~す。
続けてサワラが登場。こちらも香ばしくていい香りが。今度はわさび醤油に付けて。魚の捕れる時期にもよると思いますがどちらも甲乙つけがたく、若干サバのほうが脂のノリがよくてまろやかな口当たり。
サバ、サワラの栄養と効能
ここでサバとサワラの栄養と効能をご紹介しましょう。サバの脂には脳を活性化するDHAや血管内の余分な血栓を溶かして血液をサラサラにし高血圧や動脈硬化を予防する成分EPAがたっぷり含まれているそう。またサバの皮には皮膚を健康に保つビタミンB2が豊富なので、皮ごと食べられるこの焼き魚はお肌が気になる女性にもうってつけ。一方、サワラは良質のたんぱく質や骨粗しょう症を予防するビタミンD、アルコールの分解をサポートするナイアシンの他、中でもカリウムを多く含み、体内の余分なナトリウムを排出し、高血圧にも効果があるそう。サバと同様DHA、EPAも含まれ、視力回復、疲労回復の作用のあるタウリンなどの栄養素も詰まってます。
いかがでしたか?韓国には辛くて刺激の強い食べ物がたくさんあり、知らない間にお腹に負担をかけてしまっているかも。そんな時、おいしいだけでなくいろんな栄養素もたっぷりのこの海の魚たちを食べて、お腹を休ませてあげるのもいいかもですね。では、また会う日まで、アンニョン。ソウルナビでした。