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40年を超える歴史!地元の人たちに愛されるチャドルべギの専門店!

こんにちは!ソウルナビです。ソウルでの食事タイム。いろんなお店で楽しみたいものですが、なかでも「地元の人がよく行くところ」にこだわりたい人ってかなりいらっしゃるのでは!?お店の雰囲気がちょっとくらい古くたっていい!気楽に食べながら韓国の人たちの好きな雰囲気、好きな味を楽しみたいと思っていた方!今日は地元の人たちが行く有名店「ポンサンチッ」をご紹介しましょう~!ここのお店は「チャドルべギ」の専門店。チャドルべギとは牛の中でも脂肪が多いアバラ部分の肉のこと。柔らかいから大人でも子どもでもおいしく食べられるお肉の一つなんです。そんなチャドルべギのウマイ店として知られているこちらのお店は40年以上の歴史があり!昔から通っている人が息子や娘を連れてやってくるほど、ジモティに長年愛されてきた食堂なんです。それではさっそく気になるお店へとご案内しましょう~!
ローカル色の濃い場所にあり!
お店があるのは地下鉄4・6号線の通る三角地(サムガクチ)駅のそば。このエリアは観光客があまり行かないところで、お店の周辺は古めかしい建物や小さな商店が並ぶ地元カラーの濃い風景が広がっています。でもお店自体は駅から歩いて約2分。見つけやすくて便利なんですョ。この写真はナビが平日の夜に訪れたときの様子!繁華街にあるわけでもないのに、お店の前には待つ人の姿が見えますよね!?近所の人ももちろん多いけれど、江南(カンナム:漢江の南側)エリアからわざわざやって来る人たちもけっこういるんだとか。三成洞(サムソンドン)にある同じ店名のお店も有名ですが、そこはここのお店主人の息子さんが経営する支店だそう!
店内は狭いように見えて、奥にも席があります。でも夜になると埋まってしまうことがしばしば!(お昼は空いているのでゆっくり食事ができるそうですョ。)
お店を切り盛りしているご夫婦がこちら!
左のお父さんがヤン・フィソンさん、そして右のお母さんがイ・カプスンさん。2人とも「おじいさん・おばあさん」と呼ばれていますが、炭を準備したり料理を運んだりとかなりの働き者!特にお2人にはお店の味を守る重要な役目があって、お肉の買い付けはヤンおじいさん、そしてキムチや味噌を作るのがイおばあさんの担当分野。どちらかというと言葉数少ないヤンおじいさんに対し、イおばあさんは韓国のおばあさんの雰囲気そのままの明るくて温かな性格!食べ方を教えてくれたりととってもフレンドリーです。日本からもお客さんが来るそうで、「うれしいわよ~」と喜んでいましたョ。

基本中のキホン!メインメニューのチャドルべギ!

こちらがお店自慢のチャドルべギ。メニュー表で価格を見ると、「地元の人がたくさん集まるお店」の割にはちょっと高いかな、と思った人もいるのでは?チャドルべギの相場を考えるとお手頃価格なのですが、値段的にはチープではないですよね。お店の人に聞いてみると、「それだけ良い肉を使ってるんです!」との一言。「食べたらわかるはず」というわけですね。こちらのお店ではご主人であるおじいさんが直接お肉を買い付け!40年も前からやっているお店なので、仕入れ先との信頼関係もかなりのもの。歴史がある分、いいお肉をしっかり回してもらえるんだそう^^。同じお肉でもモノによっては味や食感がぜんぜん違ってくるだけに、良いお肉にこだわりたい人はこうしてわざわざこちらのお店にやってくるんですネ。
焼きすぎ注意!モチモチ食感を楽しむ~!
冒頭でもチラッとご紹介しましたが、お店の看板に「チャドルべギ専門店」という文字がしっかり入っているここ「ポンサンチッ」。チャドルべギに対しての自信、そしてプライドがあるだけに、上質の肉をさらにおいしく食べられるよう炭焼きになっています。(炭は入口付近で常に用意されています。)熱せられた網の上にお肉を置くと、ジュジュジュ~ッと心地よい音!見てもわかるとおり、チャドルべギは薄切りスライスにしてあるのですぐに火が通ります。アバラ肉だけあって脂がたっぷり。その脂部分が噛むとモチモチッとした食感になり、赤身の部分は香ばしい味に。そんな絶妙の味を楽しむタイミングを逃さないよう、焼きすぎには気をつけて!
さっぱりダレでどんどんいけちゃう!
お肉のつけダレがこちら!緑色のトウガラシにお酢、しょう油、砂糖、ネギなどが入った「ポンサンチッ」秘伝のタレです。チャドルべギは脂分が多いので、食べていると少ししつこいと感じることも。でもこの特製ダレならお酢の酸味が適度に効いているし、ネギもたっぷりでさっぱりいただけちゃうんです!そのままつけて食べるのもいいですが、お肉でネギなどの具を巻くようにして食べるのがツウとのこと。ただし青トウガラシがピリリと辛いので、量の調節をしながら食べてくださいネ^^
シンプルなおかず!
ここのお店で出てくるのはキムチとキャベツ、ニンニクのみ。韓国にはパンチャン(おかず)がズラリと並ぶ食堂が多いので、ちょっと物足りないと思えちゃうかも!?でもむしろお肉に集中できるし、シメの食事をしっかり味わうにもちょうどいい量になっているんです。何よりこの野菜がとっても新鮮!特にキャベツは新鮮でみずみずしく、びっくりするほど甘い!ナビは途中からボリボリ音を立てながらこのキャベツに夢中になってしまったほど。野菜がおいしいのにはもちろんワケがあって、キャベツやネギ、トウガラシなどは可楽市場から新鮮なものだけを毎日取り寄せているんです。お肉もそうですが、おいしい野菜はやっぱり鮮度が命。付け合わせがシンプルな分、野菜そのものの味で勝負しているというわけ!さらにキムチはイおばあさんの特製キムチ!しっかり漬けになっている「ムグンキムチ(じっくり寝かせて熟成させたキムチ)」タイプのもので、ちょっと酸っぱめ。ビギナーさんは慣れていないかもしれないけど、これ、韓国人の大好きな味!

他のメニューもご紹介!

ほとんどの人がチャドルべギを注文しますが、以下のメニューをあわせて注文する人も!
◇サテ
牛の膝後ろの部分のお肉がここ。ヤンニョム(タレ)で和えられているタイプのお肉です。食べた感じや味がチャドルべギと全然違うので、アクセントをつける意味で注文するのもよいのでは?そのままパクリと食べてもいいけど、付け合わせのキャベツにくるんで食べるのもおいしいんだとか!イおばあさんが「こうして食べるのよ!」と豪快に食べる姿を見せてくれました~^^
◇ヤン
牛の第一胃、日本で言う「ミノ」がこれ。肌色がかった薄いピンク色が特徴ですが、これが白っぽくなるまでじっくり炭火で焼きます。口に入れると柔らかいのに適度な弾力を楽しめるここのヤン。はじめから軽く味付けはされているけれど、チャドルべギと同じタレにつけて食べます。でもお願いすれば好みによってごま油&塩のタレを出してくれますョ。個人的にナビはこっちのタレの方が合ったような気がします~。

シメはこれで!「テンジャンチゲ」!

お肉をどんなにおなかいっぱい食べたとしても必ず注文したいのがこのテンジャンチゲ!さっきまで使っていた網をどかし、炭の上に金物の鍋を置いてグツグツと煮て食べます。このテンジャンチゲはイおばあさんの手作り特製テンジャン(味噌)が使われていることがポイント!作り方は企業秘密ですが、寝かせ方などとにかく真心を込めて&手をかけてつくった自慢の品!このチゲに対するおばあさんの熱い思いは相当なもので、「本当においしいから!」と何度もおっしゃっていましたよ。中に入っている細かく刻まれた肉との相性もピッタリで、ナビもご飯が進んで進んで困っちゃったほど。このチゲのファンが多いこと、うなずけます。みなさんもシメが入る分だけおなかに余裕を持たせておいてくださいね^^。
いかがでしたか?お肉は2人分からのこちらのお店。でもお肉のおいしさにハマってしまった人(特に男性)は、一人でやってきて2人前を食べて帰るんだそうですよ^^。観光地でもないし目立った位置にあるわけでもないのに人がたくさん来るということ、やっぱり気になりますよね。すぐ近くのヨンサン(竜山)駅周辺にはオフィスも多いので、地元サラリーマンだけでなく駐在員の日本人もやってくるんだそうですョ。ローカルな雰囲気に浸りながらチャドルべギのおいしさを味わってみたい人!「ポンサンチッ」でいつもと違う焼肉タイムを過ごしてみてはいかがですか?以上、ソウルナビでした。

記事登録日:2007-06-07

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主なメニュー

単位:ウォン

イチオシ

チャドルパギ

牛のあばら肉

차돌박이

20000

イチオシ

テンジャンチゲ

韓国風味噌汁

된장찌개

二人分から
3000

ヤン

ミノ

22000

ヤンムチム

ミノの和え物

양무침

25000

サテ

牛の膝の内側の肉

사태

20000

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2007-06-07

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宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供