冷たいスープにマンドゥ!? 暑い日に冷たいネンマンドゥグッいかがですか?
こんにちは、ソウルナビです。暑い日、心配なのが夏バテ。暑いと熱いものはあんまり食べたくななりますよね。食事もそうめんや冷製パスタ、ビビンミョンなどの冷たいメニューが続きがち。しかし韓国には以熱治熱(イヨルチヨル・・・熱を持って熱を制す)という言葉があり、暑い夏に熱い食べ物を食べて暑さを解消するという韓国的考え方があります。でも実際、冷たい食べ物って夏限定で食べられるものも多く、夏だからこそ冷たいメニューを楽しむのもいいのでは?今回は夏限定メニュー「ネンマンドゥグッ」のあるお店「ウリチッ」をご紹介しますさっそく行ってみよ!。
場所は江南駅!
「ウリチッ」は江南の大通りから道を2本入ったところにあります。江南駅からも徒歩圏内。入り口の隣りにはガラス張りの厨房があり、マンドゥを作っている様子を見ることができます。大きな蒸し器からは湯気があがっています。
さっそく注文
今日は温かいスープにマンドゥの入った「マンドゥグッ」と、冷たいスープの「ネンマンドゥグッ」、それに基本の「キムチマンドゥ」をご紹介します。特に珍しい「ネンマンドゥグッ」はお店イチオシ、夏季のみ期間限定メニュー。ナビも初めて見たのですがマンドゥの専門店では置いている店もチラホラあるよう。冷たいスープに温かいマンドゥが入ったらどうなるの? マンドゥも冷たいの? 温かいマンドゥを入れたらスープがぬるくなっちゃうの? 温かいのがあるのだから夏には冷たい「マンドゥグッ」もアリ?ちなみにキムチマンドゥはチンマンドゥ(蒸し)とクンマンドゥ」(焼き)の2種類あり。
注文してすぐ、まずはパンチャン(おかず)が出てきます。トンチミ(水キムチ)の氷が目にもシウォネ~(涼しい~)。
その他のパンチャン(おかず)はこちら。
メニュー紹介
韓国の食堂は、日本と比べて比較的料理が出てくるのが早いかなと思いますが、ここのお店は韓国の他のお店と比べても断然早いです。逆に言うとこちらも休むヒマがないほどさっささっさと出てきます。作りたてが肝心なマンドゥのお店だからこそ、かも知れませんね。
●マンドゥグッ
温かい「マンドゥグッ」。さっそくスープを一口すすると、とっても優しい味。母の手料理を彷彿とさせるような。薄味な中にもほんのりとだしが効いて、とろみもあり、ほっとする味。マンドゥはスープに入ってさらにプリプリに。そしてサイズも結構大きいです。具も「これでもかっ!」というくらいパンパンに入っています。
●キムチマンドゥ
こちらも見た目バッチリ。大きさといい、いい具合のキツネ色といい、食欲をそそりますねえ。タレにつけて食べます。外側の焦げ目のついた部分は若干カリっとして、中身のキムチ味がほどよく効いていて、1個2個とどんどん食べてしまいます。マンドゥ料理に入っているマンドゥは、皮に包むまでの工程は一緒なのですが、さっきの「マンドゥグッ」とは大違い! 料理のしかたが変わると食べたときの印象がこんなに違うのか!と驚かされました。マンドゥ・・・あなどれません。
●ネンマンドゥグッ
本当に目にも涼しい冷麺風のいでたち。山を崩してみると、氷の下にはそうめんが隠れています。スープのお味はトンチミ風。マンドゥは冷たいのかと思ったら中は温かい。あたりまえだけど蒸したてを入れているからですね。温かいマンドゥを入れたからといってスープの氷が溶けるわけではなく、このほんのり温かいマンドゥと、冷たいスープのコントラストが斬新。マンドゥをほおばって、また違う食感のそうめんをすすると涼しく、交互に食べると2度おいしい!という感じ。これは夏にはもってこい。お店の人も「冷たいスープに入ったマンドゥが、冷めないうちに食べるのがおすすめ」と教えてくれました。
現地TV局の取材に遭遇!!
たびたびテレビでも紹介されているこのお店。ちょうど私たちが伺った日もSBSの取材カメラが来ていました。お店のおばさん、緊張の面持ちでしたよ。お客さんにもインタビューしていました。
食べているときはおいしくてパクパク箸がすすむものの、食べ終わってみるとお腹が苦しい・・・結構大食いの二人で行ったのですが、今回の3品、やっと食べきった感の結構な量でした。価格も良心的なので、お昼ごはんにもいいかもしれませんね。定期的に食べたくなるのがマンドゥ。でも冷たいスープに投入!という新しい食べ方には目からウロコでした。夏に冷麺ばっかり食べてしまう冷麺好きの方々も、この「ネンマンドゥグッ」に是非是非トライしてみてくださ~い!