12月23日17時、場所を確認しつつ、店内と店員の様子をのぞき見ながら「27日18時から3人」の予約を直接入れ(これが主目的)、あわよくば1人で食べて帰ろうと思い、ドアを開けました。
客は2人きり。現れたおばちゃんは受話器を耳に当てるスタイルをとりつつ「イェヤク?(予約してある?・・かな、多分)イェヤク?」と繰り返すばかり。
こちらが「予約はしていない」と日本語に加えてボディーランゲージで言うと、あちらは「1人か?」と言っているらしい韓国語とボディーランゲイジ。
「違います。3人。27日。予約したい」とこれまた日本語とボディーランゲージで言うと、おばちゃんは一旦奥へ引っ込んでから戻り、また指を1本立てて「1人?」
そこで紙に27日・18時・3人と書いて示しつつ「イェヤク、イェヤク」と言うと再度引っ込んで戻ったおばちゃんは、またまた指を1本立てて「1人?」
紙を今一度示して説明しながらこりゃ駄目かなと思い始めたところで、再々度引っ込んで戻ったおばちゃんは「1人?」と立てた指先を、今度は入り口近くのテーブルに向けました。後日の予約は出来なかったものの、頼んでいないその場での入店が許されたらしいってことは私でも判ります。
予約はホテルのフロントに依頼する事にしてあきらめ、1人の食事を楽しむ事にしました。ツマミと言うかおかずの味付けははどれも薄味で美味しく、主役のカニも上々。2種類出てきた海苔の使い方を身振りで教わったりしながらビール2本に焼酎を1本飲んでいるうちに店内はほぼ満席。 居心地のよさに気分が良くなって、一番感じのいいお姉さんに焼酎の追加をお願いしたところ、すいません駄目なんですという具合に手を振りながら「7時、イェヤク」と言われたので、勘定して出る事にしました。
そう、食事中、日本からの予約依頼の電話に女将さんが対応できず、私のところに受話器を持ってきて話を聞いてくれと(身振りで)言われました。電話の向こうは関西弁のオオOキさんというお方。こちらが客だと判って恐縮しながらの1月2日19時3名(だったかな)の予約依頼、確かに女将に伝えました。筆談で。
日本から玉砕覚悟の突撃予約。いいなあ。
しかし、この手での日本からの直接予約、使えそうですねえ。
「こんばんわ」
「予約したい」
「日本人です」
「韓国語は話せません」
くらいの韓国語を覚えて(あるいはメモして)、女将が間違いなく居そうな19時過ぎ頃に電話をすれば、こちらもまず間違いなく居るに決まっている日本人客に代わってもらえる・・・、そんな気がします。
ついでに私も「イェヤク」と言いつつ先ほどの紙を見せると「OK!OK!」ってことで、こちらの予約も完了しました。めでたしめでたし。
一連のやり取りで判ったのは、予約は予約ノートを持った女将が専門に受けているらしいって事、私の入店時には女将が居なかったということの二点です。
店内、日本語は(おそらく英語も)全く通じない感じでしたが、善意の人たち、善意の店だと思いますよ。
ちなみに、後日ホテルのフロントに追加予約してもらったテハ(海老の焼いたもの)は、とても大きな海老がナビのメニュー表示とは違って12匹ではなく10匹。
値段も6万wでなく7万wに上がっていました。。
当日(27日)は予約されているのを忘れていたらしく、こちらがつついてから遅れて出て来たせいもあって、美味しかったけれど食べきれず、1匹残してしまいました。
確かに2人では食べきれないでしょうね〜。
また、この日は予約を入れていない日本人客が続々とやって来ましたが、女将が対応してくれる前に(最初に対応してくれた別の店員とはほとんど意思疎通が出来ないため、めげてしまったのか、予約無しでは入れないと思い込んでしまったのか、そもそも日本語が全く通じないのでギブアップしてしまったのか)諦めて帰ってしまった方が何組もありましたが、次の予約無し日本人客が女将に招き入れられているシーン、2回見ましたよ。
「えっ、大丈夫なんですか!」
「入れるって!やったあ!」
なんて言って喜んでましたから。
最初に対応してくれるおばちゃん(会計担当もこのおばちゃん)は、感じは決して悪くないものの、愛想があまりありません。
しかしそこでめげてはいけない。
女将が来るまでねばってみましょう。
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