美味堂 (ソウル)

うまいどう우마이도

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研究を重ね細かいところまで徹底的にこだわった、韓国人の作る「本物の」とんこつラーメン!

こんにちは!ソウルナビです。最近の日本式ラーメンブームに乗って、「日本式ラーメン」や「生ラーメン」の文字を街のあちこちでみかけるようになったソウル。今や数あるラーメンの看板を掲げるお店の中でも、今日は「ホントの日本の味」を味わえるラーメン屋さんをご紹介します!でも、ひと口に「日本のラーメン」といっても、定番の醤油や味噌、塩・・・その種類はいろいろ。今日ご紹介するのは中でも九州博多の味、とんこつラーメンのお店。しかもこちらのお店「美味堂(うまいどう)」は、とんこつラーメン一本で勝負するトンコツ一筋というこだわりのお店!いったいどんなお店なのかさっそく行ってみましょ~!
ソウル東部の学生街、建大エリアに位置
トンコツラーメンのお店「美味堂(うまいどう)」は、ソウルの東側、建大エリアにあり。ここは建国大学周辺に広がる学生街で、学生街らしく飲食店や飲み屋さんが密集する地域。そんな繁華街でにぎわう場所もある反面、一歩裏道に入ると普通の住宅街もあり、庶民的な雰囲気の「地元」感たっぷりのエリアでもあります。「美味堂」があるのはこの建大エリアの繁華街にある細い路地を入ったトコロ。ソウル中心部からは少し離れていて、さらに路地の奥にあるのでかなりマニアックな場所にあるお店です。
でも、お店のあるところまでたどり着いたら、「美味堂」とでっかく書かれた看板と、「日本風!」を感じるのれんがかかったお店を見つけるのは難しくないはず!細い裏路地でハングルの看板を出すお店に囲まれながらも、入口部分だけを見ても「ここは日本?」と思ってしまうほどの空気を感じさせる店構えなんです!
そしてお店に入ってみると、これまた日本にあるラーメン屋さんそのままの雰囲気にビックリ!それもそのはず、お店は社長さんが「日本のラーメン屋そのままに」と細部にまでこだわって直接デザインしたそう。カウンターの向こうにスープを作る大きな鍋や、麺を茹でる湯気がモクモクと上がっている眺めも、ホントに日本のお店にいるよう。壁に掛けられたメニューの文字も完璧な日本語、テーブルにセットされた割り箸や、水を入れる水筒まで日本から持ってきたものなんですって!

メニューはラーメンと餃子、そしてビールと替え玉だけ!

さてお待たせいたしました!お店の主役、イチバンのこだわりとんこつラーメンを紹介しましょう!実はこちらのお店のメニューといえば「生ラーメン」「餃子」「ビール」「替え玉」だけ。なんとラーメン一本勝負!これだけ見てもすごい自信とこだわりが伺えますよね!?「でも、そんなこと言ったって、やっぱり美味しくなければねえ・・・」という心配は必要ありません!この「生ラーメン」、正真正銘の日本の味、いや本場九州博多の味。最近韓国で増えてきとんこつラーメンを考えると、実はナビも食べる前はそんなに期待していなかった(スミマセン^^;)のですが、最初このラーメンを食べたときは「ホンモノのトンコツ」味に驚いてしまいました~!
とんこつラーメンといえば、麺はもちろん細麺!「カタメ」の注文もできます。韓国語では「タッタッカゲ ヘジュセヨ」といえばOK!スープはこってり過ぎないけどちゃんと濃厚なとんこつ。油多めのこってりが好きな方には少し物足りないかもしれないけれど、しっかりしたトンコツスープですョ。そして細切りキクラゲ、生モヤシ、ネギ、程よい柔らかさに煮込まれたチャーシューの具に、嬉しいのが半熟煮玉子!塩辛すぎずちょうど良い味付けの煮玉子をほおばる瞬間はやっぱり幸せ~^^。この煮玉子は、追加トッピングとして別料金を支払わなければならないことも多いけど、これが基本の具としてついてくるのは半熟煮玉子ファンにとっては嬉しいトコロ!
紅生姜、すりゴマ、生ニンニクのトッピングもテーブルに用意されているので、お好みで加えて自分好みの味にカスタム!生ニンニクはニンニク潰し器で。韓国らしくキムチもあります。
「麺を全部食べてしまったけど、まだまだトンコツを楽しみたい!」という方や、「とんこつラーメンといえばやっぱ替え玉でしょ!」という方は、残ったスープに麺をお代わりできる「替え玉」を注文しましょう~。
そして「ラーメンといえば餃子!」という方のために、手作り餃子もちゃんとありますョ!小さめでさっぱり味の餃子です。
研究に研究を重ねて・・・この方が「美味堂」の社長さん!
トンコツの味といい、完璧な日本のラーメン屋さんの雰囲気といい、経営されている方はやっぱり日本の方?と最初は思ったナビ。でも実はこちらの社長さんは韓国の方!「本物の日本のラーメンを韓国で作りたい」という一心で研究に研究を重ねてこちらのお店を開いたそう。日本のラーメン屋さんで修行されたのかな?と思いきや、そうではない、とのこと。日本でラーメンを食べ歩いたり、日本で買って来たラーメンの本で研究したりしてこのとんこつラーメンを生み出したとか。「韓国人が作る韓国料理が必ずしも美味しいとは限らないのと同じように、日本人が作る日本式ラーメンだから美味しい、というわけではない。ただ、美味しいホントの日本のラーメンを韓国の人に食べてもらいたいという気持ちだけで試行錯誤しながらこの[美味堂]をつくりました」と社長さん。日本語はほとんど分からないけど、本の写真や味覚だけでこのラーメンを生み出されたとは脱帽です!
本の数を見てもスゴイ!

本の数を見てもスゴイ!

社長さんとスタッフたち

社長さんとスタッフたち

とんこつラーメンはもちろん、お店のデザインや小物などの細かいところまで徹底的に「日本のラーメン屋」を目指して気を配ったとおっしゃる社長さん。特に社長さんのこだわりは日本で特別注文したラーメンの丼だそう。「美味堂」と書かれた黒いどんぶりは、横から見たときのカーブにこだわって作ってもらったとか。ラーメンを余りにも見慣れている日本人には気が付きにくいところだけれども、確かにラーメンどんぶりって韓国にはないですよね~。
スープも麺も全て自家製!
社長さんの研究と試行錯誤の結晶でもあるスープは、もちろん毎日長い時間をかけてお店で作られるもの。厨房では、これも研究して作ったというチャーシューや煮玉子が準備され、スープを作る大きな寸胴鍋が湯気をたてています。そして、そのスープに入るトンコツ用の細麺は、お店の製麺室に置かれた日本製の製麺機で作ったものを使用!スープも具も麺も、全て手作りなんですョ!さらにお店のもう一つのメニューである餃子も、皮から全て手作りというからまたオドロキです!
お店に入ると「オソオシプシオー!(いらっしゃいませー!)」と威勢良く聞こえるスタッフの声。きびきびとフロアで接客をしたり、厨房で黙々とラーメンを作ったりするスタッフの姿、完璧と言って良いほど「日本のラーメン屋」の雰囲気そのものの店内、美味しいとんこつラーメン。どれをとってもここが韓国であることを忘れてしまいそう。スタッフはみんな韓国人で、お客さんもほとんどが韓国人なので、韓国語が聞こえてくるのが不思議なほど。最寄り駅からちょっと歩かなければならない、少し分かりにくい場所にあるけれども、これも「ウワサのラーメン屋を、ちょっと遠いところまで出かけて見つけだした!という感覚を味わってほしい」という社長さんのこだわりだとか。すみずみまで徹底的なこだわりを感じられる「美味堂」、一度探しに行ってみてくださいネ!以上、ソウルナビでした。

記事登録日:2008-02-19

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主なメニュー

単位:ウォン

イチオシ

元味 博多ラーメン(黒丸)

7000

新味 辛いラーメン(赤丸)

※新メニュー
8000

餃子

餃子

※追加メニュー
2500

生ビール

生ビール

2500

替玉

※麺の追加
1000

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2008-02-19

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供

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