トジョッ (弘大本店)

도적

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表面をカリっと焼いた分厚い「カルサムギョッサル」を堪能しよう~!

こんにちは!ソウルナビです。「韓国で焼肉!」といえば、牛も美味しいけれどリーズナブルで気軽にいただける豚もおすすめ!中でも「サムギョッサル」とよばれる豚の三枚肉の焼肉は、韓国人の間で最もよく食べられる焼肉の王道!といってもいいほど。^^そんな人気のサムギョッサルですが、生のお肉をそのまま焼いていただくスタンダードなものから、ワインやソースなどにあらかじめ漬け込んでから焼く味付けのものや、「テベサムギョッサル」と呼ばれるカンナで削ったように薄~く切ったものなど、変わりダネもいろいろあるんですよ~。今日ご紹介するのも、「カルサムギョッサル」という普通とはまたちょっと違ったサムギョッサルが地元韓国人たちの間で評判のお店!一体どんなサムギョッサルなのか、さっそくお店におじゃましてみましょ~!
アートな学生街、弘大エリア
このカルサムギョッサルが人気のお店「トジョッ」は、ソウル西部に位置する弘大(ホンデ)エリアにあり。ココは芸術系の名門、弘益(ホンイッ)大学周辺に広がる学生街で、街全体にアートな雰囲気が漂い、個性的なお店が立ち並ぶエリアでもあります。今までにない新しいタイプのお店がいち早くできることも多いこの場所に、「トジョッ」は3年ほど前にオープン。その後、お隣の学生街、新村(シンチョン)やソウル郊外の水原(スウォン)などに支店ができたそう。こちらの弘大にある本店は大学の近くなので、お客さんは学生さんが中心かな~?と思っていたのですが、お聞きしたところによると、学生さんはもちろんサラリーマンのグループなどもたくさん訪れるとか。さすが人気のお店、ウワサをききつけて多くの人がやって来るみたいですね~!確かにナビが週末の晩に行った時も、あっという間にお店が満席になっていましたョ!
ちょっとレトロでムーディーな店内
お店の中は、木造りの壁やテーブルや裸電球がちょっとレトロな雰囲気で、どことなくお店の名前にもなっているトジョッ(盗賊)のアジトっぽいカンジも!?お店は二階まであり、10人以上一緒に座れる大きなテーブルも完備。ベンチのようなイスは、座席部分を開けると実は荷物入れになっているので、カバンや上着を収納できて便利!そしてお店の前にはちょっとオシャレなテラス席もあり!

ひと味違った焼肉メニュー!

●カルサムギョッサル
このメニューの名前になっている「カル」とは、短いナイフ、短刀のこと。じゃあ、「カルサムギョッサル」って、いったいどんなサムギョッサル!?と思ってしまいますよね。出てきたお肉を見てみると、まず分厚~いサムギョッサルにビックリ!普通、サムギョッサルというと厚さ1センチ前後の長いお肉が出てくるのが一般的ですが、コレは厚みが5センチくらいもあるお肉のかたまり!そしてよ~く見てみると表面にたくさん切り込みが・・・実はこうやって包丁でたくさん切り込みを入れたお肉ゆえに「カルサムギョッサル」って言うんだそう。もともとは分厚いお肉に火を通らせやすくするために入れた包丁ですが、この表面にたくさん入った切り込みの部分が焼くとカリカリになり、しかも中はふっくらと柔らかく焼けるというのがこの「カルサムギョッサル」の美味しさ&人気の秘密なんです!
まな板の上にのせられてくるお肉は、まずそのままテーブルの鉄板の上でかたまりのまま焼き始めます。少しずつ表面を焼いていって、半分くらい火が通ったところで、店員さんがまたお肉をまな板に乗せて持って行ってしまいます。ちょっとちょっと、お肉をどこに持っていくのお~!?と、心配はご無用。厨房で食べやすくひと口大に切られたお肉がちゃんと戻ってきますョ!以前はテーブルでお肉を切っていたそうですが、お客さんが多くなり、大きな肉のかたまりを乗せたまな板を置いて切るスペースが無くなってしまったので、厨房で切るようになったそう。確かにこの大きさだったら、鉄板の上でハサミを使って切るのはちょっと難しそうですもんね~^^;そして、こうやって焼く途中にハサミではなく包丁(ナイフ)を使ってお肉を切るというところも「カル(包丁)サムギョッサル」の由来の一つでもあるとか。
厨房で切ったお肉は塩胡椒もふりふりして再びテーブルへ・・・ 厨房で切ったお肉は塩胡椒もふりふりして再びテーブルへ・・・ 厨房で切ったお肉は塩胡椒もふりふりして再びテーブルへ・・・

厨房で切ったお肉は塩胡椒もふりふりして再びテーブルへ・・・

ひと口大に切ってもらったお肉は、テーブルの鉄板で仕上げにもう少し焼いたら食べごろに!細かい切り込みが入ったお肉の表面はホントに香ばしくってカリカリ!分厚いお肉から脂も程よく落ちて中はやわらか~!ですよ~^^。
付け合せはキムチとお肉を巻いていただく葉っぱや一緒に包むネギの細切りサラダと玉ねぎのサラダ、そしてタレはコチュジャン(唐辛子味噌)ソース、醤油ベースの玉ねぎソース、そしてキナコ。お好みでタレに付けたり野菜と一緒にいただいてくださいネ!葉っぱと一緒に出てくるスティック野菜は、定番のニンジンやプッコチュ(青唐辛子)と共に生のサツマイモスティックも付いてきます。ときどき出てくるこの生のサツマイモ、ほんのり甘くてなかなかイケるんですョ。ちょっとおサルさんになった気分もするけど・・・^^; これらのお野菜は味噌に付けていただきましょ~!
厨房では、分厚いサムギョッサルに包丁で切り込みを細かく入れていく作業が黙々と続けられていました・・・
●コチュジャンサムギョッサル
「カルサムギョッサル」が有名なこちらのお店ですが、他のお肉メニューの中で次に人気なのが「コチュジャンサムギョッサル」だそう。真っ赤っかのコチュジャン(唐辛子味噌)ソースにたっぷり浸かったサムギョッサルは、見ただけでも辛そう!なんですが、実際に食べてみると意外にそれほど辛くなく食べやすいお味。このソースはコチュジャンと秘伝の材料をブレンドしてあって、ピリッとした辛さの中にも甘みが感じられる奥深い味わいです。1人前(写真)でも量が多めですが、飽きずに最後まで食べられますョ!
焼肉のシメにおすすめ!
●キムチカルグクス
そして焼肉のシメに人気なのはこちらの「キムチカルグクス」。たっぷりのキムチが入ったスープを沸かしてカルグクス(韓国のうどん風麺)を入れてグツグツ煮込みます。こういうキムチ入りスープは煮れば煮るほどキムチの良い味が出るもの。さっぱりとやや酸味の効いたキムチスープに軽いカルグクスがお肉をたくさん食べた後の脂っぽさを和らげてくれますョ^^。玉ねぎやホバッ(韓国かぼちゃ)などのお野菜からも程よい甘みが出てます。餃子付きなのも嬉しいトコロ。年季の入ったアルミ鍋にも風情を感じる!?
こちらのカルサムギョッサル「トジョッ」は地元韓国人の間ではかなり有名なお店で、週末は二階まである席がスグに満席になってしまうほど。予約は韓国語のみで当日は19時までしか受け付けていないそうなので、早めにお店に行くのがいいかも。韓国焼肉の定番、庶民に人気のサムギョッサルはどこで食べてもそれなりに美味しいものですが、たまにはちょっと違ったカルサムギョッサルはいかがでしょうか!?サムギョッサル初体験の方にもオススメなのはもちろん、今までいっぱい食べてきたわ~、という方でもサムギョッサルの新たな魅力を発見できるかもしれませんョ!^^以上、弘大からソウルナビでした。

記事登録日:2008-05-27

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主なメニュー

単位:ウォン

イチオシ

カルサムギョッサル

刀豚の三枚肉

칼삼겹살

13000

イチオシ

コチュジャンサムギョッサル

唐辛子豚の三枚肉

고추장삼겹살

13000

イチオシ

カブリサル

豚肉の部位の一部

가브리살

15000

ハンジョンサル

항정살

15000

キムチカルグクス

キムチ入り韓国式うどん

김치칼국수

5000

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2008-05-27

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