明洞近くでスンドゥブと豚焼肉を食べるなら!?老舗スンドゥブ専門店のアクセス便利な有名店へ!
こんにちは!ソウルナビです。韓国旅行中に一度は食べたい真っ赤なチゲ。黒いトゥッペギ(土鍋)の中でブクブクと勢いよく泡立つアツアツのからーいチゲは、そのビジュアルだけでも韓国グルメってかんじですよね!そしてチゲといってもいろんな種類がありますが、中でも日本からの観光客に特に人気のメニューといえばスンドゥブチゲ!固める前の柔らかほわほわの豆腐、スンドゥブ(純豆腐、おぼろ豆腐)の入ったチゲで、韓国ではごく一般的な家庭料理でもあるけれど、専門店もたくさんあるんです。今日はそのスンドゥブチゲの専門店でも有名な老舗「チョンウォンスンドゥブ」の明洞店をご紹介しましょう。えっ、明洞のチョンウォンスンドゥブってなくなったんじゃ!?と思った韓国グルメ通のみなさん!あのチョンウォンスンドゥブ明洞店が場所を移転して2016年6月、リニューアルオープン!場所も前の店舗のすぐ近く!それでは、さっそくお店へご案内しましょ~!
ウルチロイック駅から徒歩約3分!
移転後のお店の場所は地下鉄2号線ウルチロイック(乙支路入口)駅から歩いて3分くらいのところ。ウルチロイック駅といえばソウル中心部の繁華街、観光客に人気のエリアでもある明洞(ミョンドン)からすぐ近くの駅。移転する前の店舗はこのウルチロイック駅から明洞の繁華街のほうに歩いて3分ほどのところにあったけれど、現在のお店は駅から繁華街とは反対のほうへ出るとすぐにあります。明洞の繁華街の中ではないけれど、明洞からも十分に歩いていける場所!こちらはオフィス街の真ん中なので、特にランチタイムには以前に増して近くの会社員たちがたくさんやってくるとか。お昼ごはんにゆっくり食事をするならば、午後1時以降に行くのがよさそう~
移転前よりさらにカジュアルな雰囲気のお店に!
お店のオーナー、チャン・スンチョル社長は、シチョン(市庁)駅近くにある「チョンウォンスンドゥブ」本店の次男。お父さんとお兄さんが本店を、そして次男でいらっしゃるチャン・スンチョル社長が明洞店を運営しているそう。本店は1969年に開業した老舗。もちろん本店も美味しいスンドゥブチゲのお店として有名で、明洞店はその老舗の味を観光客も多く訪れるアクセス便利な明洞で味わえると人気のお店です。また明洞店ではスンドゥブだけじゃなく、焼肉のメニューもあるのがうれしいトコロ。韓国では一般的な豚の焼肉も、またお手頃価格の牛の焼肉も両方あって、ディナータイムにもがっつりいただけちゃいます!ちなみにさきほども触れましたが明洞店は2016年6月、現在の場所で移転しリニューアルオープン、実は以前、お店は明洞の別の場所にあったのですが、2008年に移転。明洞のあたりで2度の移転を経て、今の場所にやってきました~実は現在の店舗は以前はオーナーさんが別の焼肉専門店として運営していたお店。だからお店はちょっと焼肉屋さんっぽい雰囲気かも!?
そんな店内はこんなかんじ!地下にあるけれど広々としていて、カジュアルな雰囲気です。前の焼肉屋さんのインテリアのコンセプトが軍隊だったらしく、今も一部のインテリアはそのままなのであちこちに軍隊っぽい絵や飾りが。スンドゥブ屋さんっぽくはないけれど、これはこれで面白いかも!席は全てテーブルになっています。
秘伝のスープが決め手!これが老舗のスンドゥブチゲ!
それでは人気のスンドゥブチゲをチェック!真っ赤なビジュアルが食欲をそそります~スンドゥブチゲの具はいろいろ。テジコギ(豚肉)、キムチ、ポソッ(きのこ)、ヘムル(海産物)、プデ(部隊/ハムやソーセージ)、クル(牡蠣)など様々なメニューがあります。また辛さも選ぶことができ、基本的には4段階から選択。といってもスンドゥブチゲはもともと辛いモノ。基本(キボン)は普通の辛さで、結構辛め。それよりも辛い激辛は「メプケ」、やや辛さ控えめの甘辛は「トルメッケ」と注文しましょう。また全く辛くなくしたい時は「タンベッカゲ」または「アンメッケ」「スナゲ」といえばオッケー。注文時に何も言わなければ基本の辛さで運ばれてくるので、辛さを調節したい希望があれば、自ら積極的に伝えましょう!
いろんなおかずも一緒に登場
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真っ赤なスンドゥブチゲ!
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こちらではスンドゥブチゲに生卵が付いてきます。この生卵を加えると辛さがマイルドになると同時にまろやかさが加わり一層おいしいスンドゥブチゲに!そうそう、それからスンドゥブチゲの入っている器、黒いトゥッペギ(土鍋)はとっても熱く、取っ手もついていません。うっかり触ってやけどしないようにご注意を!
こちらのスンドゥブチゲの特徴はなんといってもスープ。いろんなお店で食べてみて、ここのスンドゥブチゲはスープの濃さが違う!と感じた方もいらっしゃるのでは?!ただ辛いだけじゃなく、複雑にいろんな味のするようなスープ。思い切ってさきほどの社長さんにそのスープの秘密をおうかがいしたところ・・・スンドゥブチゲのスープはダシ汁にヤンニョム(薬味)を混ぜて煮るのですが、やっぱりその両方に秘訣がありました。まずダシは貝とコンナムル(豆もやし)などからとったもの。ダシの食材としての豆もやしは少し珍しいかも。また韓国料理ではチゲによく使われるサルトゥムル(米のとぎ汁)を使うとか。しかも1回目ではなく、2回目のとぎ汁じゃないとダメというこだわりも。
またヤンニョム(薬味)は粉唐辛子とすりおろしニンニクが主な食材。粉唐辛子は国産のものを使い、ニンニクはたっぷり。これにトゥルケカル(エゴマの粉)やオリーブ油など他にもさまざまな食材を混ぜ合わせ、1日熟成させます。熟成させなくてもスンドゥブチゲのヤンニョムとして使えるけれど、1日置くと味の深みがぜんぜん違うんだそう~「まだあるけど、これくらいで・・・それ以上は秘密!」と社長さん。えっ、まだあるんですか!?いやいや、ここまででもスープ作りのこだわりが十分感じられます。なるほど~ナビは自分で作る時の参考にもしてみようと思ってきいたんですが、これはやっぱりかなり手間がかかりそう!人気の老舗店のスープの味はそんなに簡単にマネできそうにないですね~(って、あたりまえか!)
人気のスンドゥブメニューは!?
具によっていろいろなスンドゥブのメニューの中でも、日本からの観光客に特に人気なのは海鮮系。といっても、スンドゥブの具として海鮮系は定番で、もちろん現地でも人気!
■■ヘムルスンドゥブ / 海鮮スンドゥブ
イカ、エビに数種類の貝にと海鮮の具がいろいろ入った海鮮スンドゥブ。スープにも海鮮のダシがしみだし、またそれがふわふわの豆腐にも染みてシーフード好きにはぴったり!日本からのお客さんに人気ナンバーワンのメニューだそうです。
■■クルスンドゥブ / 牡蠣スンドゥブ
牡蠣好きにはたまらない牡蠣スンドゥブ!冬限定?または夏は冷凍の牡蠣?と思いきや、夏も多くはないけれど生の牡蠣が入ってくるとか。社長さん曰く、牡蠣の味は冬のほうが断然美味しいけれど、夏も牡蠣が入ってきた日は注文できますとのこと。ただし入ってこない日は注文できないのでご注意を~
■■ソッコ(クル+ヘムル)スンドゥブ / 混ぜ(牡蠣+海鮮)スンドゥブ
海鮮のいろんな具と牡蠣も両方入った欲張りさんにオススメのメニュー!海鮮も牡蠣もはずせないわ!という方は是非!お値段はちょっとするけれど、その分スープも海鮮のダシが濃厚になっています。
スンドゥブのご飯とおかずもチェック!
スンドゥブだけじゃなく、注文すると一緒に出てくるご飯とおかずも見逃せない!まずこちらでは、ご飯が石釜で炊かれて出てきます。注文を受けてから炊くので炊きたてがいただけるんです~そして一緒に出てくる、豆もやしや海苔、コチュジャンの入った大きなボール。このボールにご飯を入れて混ぜれば、即席ビビンバの完成!
ご飯は半部くらいをボールに入れて、さらにスンドゥブもスプーン3杯くらい投入。全体をよーく混ぜてからいただきましょう!
白いご飯をスンドゥブと一緒にいただいたら、一緒に出てくるヤカンに入ったお湯を石釜に注ぎます。少し待つと石釜にこびりついたご飯がスプーンで簡単にこそぎ落とせます。これでヌルンジタン(おこげスープ)の完成~香ばしいおこげを堪能してみてください!
スンドゥブにはおかずもいくつか付いてきます。内容は日によって少しずつ違うけれど、中でもお店の自慢はエゴマの葉漬け。これでさっきの即席ビビンバや白いご飯を包んでいただくのがオススメだそう!
スンドゥブの専門店だけど焼肉メニューも充実しているこちら。夜は焼肉を注文する客が多くなります。韓国旅行で一度は食べたい焼肉。同じお店で人気のスンドゥブと焼肉、両方味わえるなんてうれしい限り!こちらの焼肉メニューは大きく分けて、国産の豚肉を使った豚の焼肉と、オーストラリア産の和牛などを使った牛の焼肉。韓国で焼肉といえばやっぱり豚もいいけれど、牛もリーズナブルにいただけます。
■■生サムギョプサル / 豚三枚肉
現地で焼肉といえば一番身近な焼肉のサムギョプサルは安くておいしいから大人気!こちらのお店のサムギョプサルは、写真の通り少し厚めに切られているので食べ応えも十分です。焼けてきたら食べやすいサイズに切ってもうひと焼き。
こんがりといい色になったらそのまま食べたり、サンチュにくるんだりしていただきましょう。焼いたキムチと一緒に食べるのもオススメだとか!
■■テジカルビ / 豚カルビ
サムギョプサルも人気だけど、同じくらい人気で食べやすいのがこのテジカルビ。あらかじめ甘めのタレに漬け込み味がつけられているお肉で、見てのとおり大きさもかなりのもの。テリッテリのお肉は焼いているときからヨダレが出ちゃいそう~柔らかくて食べやすく、これは特に子供と一緒のファミリー旅行の方々にオススメかも。モリモリ食べたくなる、食欲を刺激するお肉です。
オススメのサイドメニューは豆腐も入った海鮮チヂミ!
「アンジュ」と言われるおつまみメニューの中で人気なのがこのヘムルトゥブパジョン(海鮮豆腐ねぎチヂミ)。いわゆるチヂミの一種なんですが、このチヂミはちょっと普通のとは違うんです!よく「韓国式のお好み焼き」とわかりやすく説明されるチヂミは普通、小麦粉がメインで作られるもの。でもこのヘムルトゥブパジョンはスンドゥブ屋さんらしく、豆腐メインで作られているのがポイント!小麦粉は食材をつなぐ程度なので、普通のチヂミに比べるとプルプルとしていて中はあまり固まっていない状態。表はサックリしてるけど中はふんわり~という感じかな。近くで見ると豆腐が入っているのもしっかり見えます。体にいい豆腐をこんな形で摂ることもできるんですねぇ。カキ、エビ、イカなどの海産物もたくさん&牛肉入り!
老舗スンドゥブ専門店の支店でもある「チョンウォンスンドゥブ明洞店」いかがでしたか?美味しい伝統のスンドゥブはもちろん、焼肉やちょっと変わった豆腐の海鮮チヂミまでいただけるのは明洞店ならでは。気になる方はいろんなメニューを是非試してみてくださいね!そして、こちらのお店のもうひとつの名物といえば、食後に出されるヤクルト!行ったことのある方はご存じですよね!?この食後のヤクルトは移転リニューアル後も健在です^^ 明洞店がなくなった~と残念に思っていた皆さんや、次回の韓国旅行ではスドゥブにトライしてみたい!と思っている皆さんも、アクセスも便利な「チョンウォンスンドゥブ明洞店」で、韓国らしいかっらーい、そして濃いめのスープが美味しいこちらのスンドゥブチゲ、いかがですか?以上、ソウルナビがお伝えしました。