カルビタンは、カルビ専門店ならどこのお店でも味わえる定番メニュー。焼肉もいいけれど、たまにはこんなさっぱりしたスープとしてカルビを楽しむのはいかがでしょうか。
カルビタンは、カルビ専門店ならどこのお店でも味わえる定番メニュー。焼肉もいいけれど、たまにはこんなさっぱりしたスープとしてカルビを楽しむのはいかがでしょうか。サムゲタンやコムタンの白いスープとは違って、カルビタンは半透明なスープに色とりどりの材料がおどっています。また、結婚式によく食べるのもこのカルビタン。カンタンだけど実は奥深いカルビタンの神秘に迫ってみましょう。
もともとカルビタンは、塩コショウなど味付けされた状態で出されますので、まずは一口、調味料ナシで食べてみましょう。
ちょっと足りないようでしたら、好みで塩・コショウ・タテギ(赤唐辛子、にんにく、しょうがなどを、水あめと混ぜてつくる辛い調味料、主にカルククスやソルロンタン、チゲの仕上げとして使われます)などを加えます。
まずはカルビタンのカルビや野菜をひとまず平らげます。薬味のにんにくやなつめ、高麗人参も、やわらかくておいしいので食べてみてくださいね。ちなみに高麗人参は、体質によってあわないことがあります。にんにくは、じゃがいもみたいな味で、しょうがは苦いです。
カルビは、ほろっと肉が骨からほどけるようにやわらかく仕上がっていますが、もし骨からはずしにくい場合は、スプーンや手を使って上手に取って食べましょう。汚い?なんのなんの、残すほうがもったいないですよね。肉は薬味を入れて長時間煮込んでありますので、臭みはないです。
タンミョン(芋から作った春雨)まで食べたら、いよいよごはんを器にどーんとぶち込みます。こうやって最後にスープかけご飯にして食べるのが、カルビタンの醍醐味。さらさらっとお茶漬け感覚で胃に収まります。
カルビ専門店のランチとして出されることの多いカルビタン。トロトロのカルビを、こんな形で食べるのも、楽しいものです。1人前で十分お腹一杯になるので、加減を見ながら注文しましょう。スタミナ抜群のカルビタン。胃にやさしいカルビタン。お肉エキスがたっぷりしみこんだスープは、本当においしいので、ぜひ残さず食べてくださいね。では、今回の「韓国料理の食べ方」はここまでです。
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記事登録日:2001-03-05