ドジョウを使ったチュオタンは昔から庶民がよく食べた伝統健康食で時期的には秋が一番おいしいそう。その理由は冬眠の準備をするため夏の間中いっぱい食べて太るからとか。この時期のドジョウはたんぱく質が豊富でカルシウムやビタミンA・B・Dが多いので精力増進、強壮剤として有名。韓国の民間療法ではドジョウは痔や関節炎の治療にも使われ、特に陰萎症にドジョウを茹でて食べると良いと昔からよく食べられてきたスタミナ食。でも中にはドジョウがちょっとグロテスク・・・という思いから食べるのを躊躇してしまう人も多いとか。
チュオタンは、やわらかく煮込んだドジョウをすりつぶして使うものと、生きたままのドジョウをそのまま鍋に入れて煮るものと大きく分けて2タイプあり。また地方によっても作り方が少しずつ違い、慶尚道(キョンサンド)では煮込んだドジョウをすりつぶし、それに湯がいた白菜やワラビ、里いもの茎、ネギ、ニンニク、山椒を入れて作る。一方全羅道(チョルラド)では味噌とエゴマの汁を入れてとろみのあるスープを作り、山椒を入れて辛めの味付けに。またソウルでは内臓や骨などで作っただし汁に豆腐、キノコ類、ズッキーニ、ネギ、ニンニクなどを入れて煮込んでから山椒を入れ、別に火を通しておいたドジョウを入れていっしょに煮ます。ショッピングと観光で疲れた時にどうぞ。
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