チョンボッチュッ(あわび粥)
あわびは海中の岩にくっついて生息する貝類の一つで、高蛋白質なため病後や体の弱い人によいといわれている。高価な貝だがお粥にするとコクがでて、おいしく食べられる。よく熱した鍋にゴマ油をひき、あわびを炒めてから水につけておいた米を入れてもう一度いっしょによく炒める。その後、水を注いで煮立てる。
詳細は<こちら>
|
タッチュッ(鶏粥)
鶏肉のお粥。夏場の滋養食として人気のある料理。鶏を丸ごと使ってだしを取り、肉は別にあけて食べる。スープの脂分を取り除いてからもち米や普通の米を入れて煮込む。米がやわらかく粥状になったら鶏肉を戻し、塩で味つけをする。
|
パッチュッ(あずき粥)
あずきをふんだんに使ったお粥。あずきをしっかり茹でてから、目の細かいざるにあけてすり合わせると皮は残り、下にはきれいに豆が落ちる。これに米を入れて火にかけ、米がやわらかくなってきたら「オンシミ(白玉団子)」を入れ、もう一度火にかける。このとき弱火でゆっくり煮ないとあずきの赤がきれいにでない。味付けは塩で調節するが、好みで砂糖を入れることもある。ソウルでは鬼は赤を嫌うといわれ、冬至の日には魔除けの意味で門にあずき粥をふりかける。昔は街を歩いているとそれが門に凍りついている様子をよく目にしたそう。最近でも冬至の日には多くの家庭でこのあずき粥を食べている。
|
クルチュッ(牡蠣粥)
"海のミルク"として知られている牡蠣ではあるが、ほかに"食べる化粧品"といわれるほど、女性の美容に効果的な食品ともいえる。そんな牡蠣と米を炊いたお粥。牡蠣は女性の顔色を良くし、皮膚を美しくしてくれる美容食として知られている。十分にふやかした米をざるにあげて水気をとり、牡蠣を薄い塩水でゆすぎ、殻をはずしておく。鍋にごま油をいれて米を炒め、水を加えてある程度米ができあがったら牡蠣をいれて煮る。最後に塩や醤油で味付けする。
|
ホバッチュッ(カボチャ粥)
カボチャのお粥。カボチャには回復期の患者の回復、痩せた人が続けて食べると太る一方、ダイエットや糖尿や妊娠の腫れ、二日酔いなどさまざまな効果があると言われている。また、古いカボチャは成人病、便秘、下痢、セキ、風邪、冷え性、皮膚保護、夜盲症などにも効果的で、とくに冬至の日にこのホバッチュッを食べると中風にかからないといわれている。カボチャの皮をむき種をとって小さく切り、小豆をよく洗い、茹でておく。カボチャとふやけた米、水を入れ、ゆっくりと炊く。炊き上がったらさじでダマを押しつぶしてミキサーにかけ、また鍋に戻し、茹でた小豆といっしょに混ぜて火にかけ、沸騰したら塩と黒砂糖で味を調節する。 |
ケチュッ(ゴマ粥)
主に黒ゴマでつくったお粥。韓定食などでもよく出されるメニュー。黒ゴマには動脈硬化予防、ストレス緩和、精神安定、生理痛、やけど、白髪防止、便秘解消、冷え性予防などの効果があるといわれている。黒ゴマを熱く熱したフライパンで炒めた後、水と一緒にその炒めた黒ゴマをミキサーで細かく砕く。米も同様にミキサーで細かくし、最後に鍋に両方を一緒に入れ火をかける。ゆっくり混ぜ、塩で味を調節する。 |
チャッチュッ(松の実粥)
松の実と米を一緒に炊いたお粥。松の実にはピノレン酸がふくまれており、アトピーやアレルギーを抑え、喘息、花粉症へも効果的。また便秘や美容にもよく女性にうれしいメニュー。米をきれいに洗って2~3時間水に漬けふやかした後、一定の量の水を少しずつ加えながらミキサーにかける。カラをむいた松の実を米と同様にミキサーにかける。火にかけた鍋に米粉汁を入れ、次に松の実粉汁を少しずつ入れ、ダマにならないように混ぜていく。炊きすぎると苦くなるので注意。塩で味を調節する。
|
ノクトゥチュッ(緑豆粥)
緑豆の皮をむき米と一緒炊いたお粥。主役である緑豆は体にたまった老廃物を解毒し、熱を下げ食欲を増進させる働きがある。そのため栄養不足の患者には補養食品といえる。また、疲労回復や口の渇きただれなどに効果的である。また、必須アミノ酸がふくまれているため消化作用や排尿作用をも助ける役割がある。お粥は米と緑豆を1:2の比率で準備し、米は水に十分につけておく。緑豆はきれいに洗い10倍ほどの水にいれ、皮むいて茹でる。緑豆を茹でた水に米をいれ木箸で混ぜ完全にふやけたら、緑豆の実をいれ一緒に煮る。最後に塩で味付けし食べる。 |
|
|
|
ヘソンチュッ(海鮮粥)
海鮮のお粥。中にはエビ、イカ、牡蠣、アサリ、ハマグリなど5種類の魚介類と、松茸(またはマッシュルーム)が入っている。それぞれの海の香りとダシが出て、味わい深いお粥。 |
ポソックルチュッ(しいたけ牡蠣粥)
しいたけと牡蠣が入ったお粥。 |
コンチュッ
水でふやかした大豆と米で作ったお粥 |
|