アンコウのよくとれる海沿いのマサン(馬山)という街の郷土料理ですが、ソウルで食べるアグチムと馬山のアグチムとは少し違いがあるそう。馬山は乾燥させたアンコウを使って歯ごたえのある味を強調し、スープに片栗粉を少しだけ入れたものですが、馬山以外の地域のアグチムは、アンコウが本来持っている柔らかい身の食感を最大限に生かし、最後に片栗でとろ~りさせたのが特徴だとか。
またアンコウは体全体の3分の1を占める大きな口と骨を持ち、魚でありながらもうろこがない"変な魚"として昔はあまり食べられない魚だったそうです。でもその淡白でやわらかい身を特有のピリッとした辛さで味付けした"アグチム"は韓国人の好みにぴったり。この味付けがお酒のおつまみにもご飯のおかずとしてよく合うとジモティに人気の韓国料理の一つとして親しまれています。
アグチムの効能!
魚料理でありながら少しも生臭くなく、淡白な味が逸品!といわれるアグチムは、酔い覚ましや体のアルコール分を飛ばすといった効果もあるそう。アンコウの身はわさび醤油につけて食べますが、ピリ辛に味付けされたシャキシャキのコンナムル(豆もやし)と一緒に食べてこそ、アグチムのおいしさを十分楽しめるとか。また、アグチムを食べる前に出てくるうずら玉子やさっぱりしたキュウリの冷たいスープも食欲を増進する効果もあり。
アグチムの食べ方!
地元の人に聞いたところ、アグチムはそのまま食べるのではなく、わさび醤油に付けて食べるんだそう。お店によっては言わないと持ってきてくれないところもあるのでお店の人に「カンジャン・ジュセヨ~(醤油下さい~)」と言ってみましょう!
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4.最後に残ったコンナムル(豆もやし)とみじん切りにしたセリ、のり、キムチなどをいれ、ごま油とさまざまな調味料で味付けしてご飯をいっしょに炒めて食べるそう。これはまだナビも1度も味わったことがないのですが、想像しただけでもおいしそうですよね。
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