ランチタイムだけで200杯以上!海の牛乳、牡蠣入りのクッパッ!
こんにちは!ソウルナビです。クッパといえば、お馴染みの韓国グルメの一つですよね。ナビも日本にいるとき、焼肉屋さんに行くとご飯モノとしてビビンバとクッパッを注文して分けて食べたり、レトルトのクッパもよく買って食べていました。そんなナビが最近ハマッているクッパのお店をご紹介しましょう。ここ数年の間に専門チェーンがどんどん増えている牡蠣入りのクッパ、クルクッパッの専門店です。お店の名前は「キムミョンジャ・クルクッパッ」。実はこちら、クルクッパッの専門店を韓国ではじめてオープンしたクルクッパッ元祖店、らしいんです。本店はウルサンにありますが、全国に支店が50店舗以上あり、地元のテレビでも紹介されているお店。今日はその人気店のソウル駅店に伺ってみたいと思います!
ランチタイムだけでクルクッパッ200杯以上
こちらのお店はソウル駅の向かい側にあり、南大門市場からも近いところ。お店に着いてみると一見狭い?!と思ってしまうんですが、実は地下1階もあり、座席は全部で70席ほどあり。1階はテーブル席、地下1階は座敷になっています。ロケーション的に周辺にオフィスが多いので、ランチタイムは行列ができるほど人気のお店。毎日午前11時50分から午後1時の間に200人前後のお客さんがクッパッを食べて行かれるというからすごい!ですよね。前日の晩にお酒を飲んで食欲がないサラリーマンもOLも、このクルクッパッで二日酔いもすっきり解消?!
※お店は同じくソウル駅近くにあるビルの1階に移転しました。お店の写真は移転前のものです。移転後の場所は、下記の基本情報と地図ページをご参照ください。
はじまりはキムミョンジャさん家の二日酔いスープ!
こちらがお店のオーナー。とっても親切で大らかな方で、笑顔からもそれがにじみ出てる感じですよね?さて、オーナーからまずクッパッについて伺ったところ、韓国のお店で牡蠣クッパッが食べられるようになったのは、お店の名前にもあるキム・ミョンジャさんのおかげ?!とか。というのも、ミョンジャさんがご自宅で二日酔いの旦那さんのために牡蠣入りのクッパッをよく作っていて、それをメインメニューにお店をオープンしたのがはじまりだそう。ナビはてっきり昔から韓国グルメとして知られているのかと思っていたら、牡蠣クッパッ専門店ができたのは今から5~6年前、また専門チェーンが増えてきたのはここ2~3年のことだとか。特にウェルビーングブームにのって海の牛乳といわれるほど栄養豊富な牡蠣は注目されてる食材なんですよ~。
○遅い朝ごはんorランチに!
<クルクッパッ(牡蠣のクッパ)>石鍋の中でぐつぐつ煮えている牡蠣クッパ、そしてキムチなどのおかずが一緒にテーブルへ。最初は火傷しそうなほど熱いので、小皿によそって食べましょう。どれどれ~、スプーンですくってみると、中には豆腐、ネギ、ニラ、ワカメ、牡蠣、そして卵も入っています。ナビはコンナムルクッパッ(豆もやしのクッパ)の半熟卵が大好きなんですが、こちらも卵入りでしかも半熟。オーナーいわく、この卵は最初に解いてしまう人もいれば、半熟を楽しむ人もいるそう。好みに合わせて食べて下さい、とのことでしたよ。
写真のクッパッは普通タイプ、牡蠣をもっと食べたい!という牡蠣好きの方は特クルクッパッをどうぞ。牡蠣が普通の約2倍入っているそう。
さて、さっそくいただきまひょ~!ん、スープは思ったよりとってもシンプルな味。体が一挙にあったまります。もちろん化学調味料は一切使っていないということで、後味もさっぱり。以前、他のチェーン店で食べたときはしっかり味付けがしてあったので、これは薄味派のナビにもぴったりかも。オーナーいわく、地元の人のほとんどがこの味付けでそのまま食べるとか。たまに味が薄い~!という方がいたら、セウジョッ(アミの塩辛)で塩味を調節してもらうそうですよ。
<クルビビンパッ(牡蠣ビビンバ)>
これはオーナーが開発した新メニュー。チェーン店の中でもここ南大門店でしか味わえない一品です。今まではランチといったらほぼクルクッパッでしたが、このビビンバをはじめてから特に、地元のOLに大人気だそう。さっそく、オーナー自慢の牡蠣ビビンバを持ってきていただきました。
メニューにはただのビビンバとなっていますが、こちら石焼き。石釜がじゅーじゅーいっている状態でテーブルに登場です。とっても彩りあざやかで食欲もそそられますよね?上にのっているのはナルチアル(トビウオの卵)、卵の黄身と白身を分けて薄焼きにしたもの、銀杏、ナツメ、松の実、韓国のり、小ネギ、ニラ、シイタケと豪華版。その下には黒米仕立てのご飯と一緒にカキが隠れています。これに特製ソース掛けてビビンバのように混ぜていただきます。タレはピリッと辛味のきいたコチュジャンソースまたは醤油ベースの薬味ダレの2タイプ。好みに合わせて味付けを調節しましょう。ちなみに社長さんいわく、この2つのソースを両方入れて、全体がまんべんなくコチュジャン(唐辛子味噌)色になるまで混ぜて食べるとおいしいそう。
ごま油の香りと濃厚なカキの味、ナルチアルのプチプチとした食感・・・と一品でいろんな味が楽しめますョ。
○食事と一緒に、あるいはお酒のおつまみに!
<クルジョン(牡蠣の衣揚げ)>
牡蠣にチヂミを作るときのタネをつけてたっぷりの油で焼いたもの。これがシンプルながらもカキの美味しさを味わえる一品。醤油に刻んだ唐辛子や唐辛子粉を入れたソースにつけていただきます。これは韓国の伝統酒、トンドン酒やマッコルリのおかずにぴったり。
<クルパジョン(牡蠣とネギのチヂミ)>
クルパジョンは牡蠣入りの韓国風お好み焼き。中には牡蠣とネギだけかと思ったら、イカやエビなども一緒に入っています。これはヘムルパジョン(海鮮チヂミ)って感じですね。お酒、特にドンドンジュやマッコルリなどの伝統酒のおつまみにぴったり。地元の人は夜お酒のおつまみによく食べますが、ランチのときにクッパッやビビンバを注文して、追加で一つこのパジョンを頼んでみんなでつまむ方も多いそうですよ。
<クルテジポッサム(牡蠣&豚肉ポッサム)>ポッサムという料理はご存知の方も多いと思います。ゆでて軟らかく脂も適度に落ちた豚肉をスライスし、ポッサムキムチとニンニク、青唐辛子などをサンチュや塩水にさらした白菜などに包んで食べる料理。そのポッサムに牡蠣&豚肉、ということはもうお分かりですよね。そう牡蠣と豚肉を一緒に包んで食べるポッサムなんです。もちろん、豚肉だけ、牡蠣だけを包んで食べてもおいしいし、牡蠣だけをコチュジャン(唐辛子味噌)につけて食べる方もいるそう。
皆さんも、ソウルでお酒を飲みすぎ&韓国グルメを食べ過ぎた方、ちょっと遅い朝食にクルクッパ、いかがですか?ナビのように牡蠣好きの方にはかなりオススメなんですが、牡蠣が苦手で・・・という方もいらっしゃると思います。そんな方のために、こちらのお店では普通のコンナムルクッパッ(豆もやしのクッパッ)やテジポッサム(豚のポッサム)もありますよ~。牡蠣の美味しい季節に、韓国で牡蠣料理三昧、楽しんでみてはいかがですか?以上、ソウルナビでした。